超人日記・作文

日々の随筆の合間に、短歌や俳句も登場します。

夏の雑事と晩夏の俳句

2021-08-18 06:33:53 | 自作俳句
この夏、独逸文化のメモ書きを仕事としている。
当初の計画では、この夏に80枚程度メモ書きをしようと
思っていた。
だが、このシリーズの3冊目4冊目5冊目がかなり難しく、
計画は座礁して、練り直しを余儀なくされている。

さて、気分を変えて春樹俳句歳時記の夏の終わりで作句する。
作文をご破算にして夕涼み
躊躇いが寄せては返す夏の果て
遠方の友が来たりて秋近し
フラミンゴ庭に立つ家夏河原
楽園を失くして歩く夏帽子
会えぬ人淡く溶けゆく水羊羹
人影もまばらな池の噴水像
飛べぬ鳥走り続けて秋兆す
去る草も出る草もある鰯雲
地を照らす人も居るはず流れ星
富む蟻も貧しき蟻も秋の雨
ひと夏の悲喜こもごもと朝の茄子

地を照らす人も居るはず流れ星今雑踏で迷うなかにも




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