カプアン通信

犬の親父の検査週間 顔を大怪我した犬




12月に受けた人間ドックの「結果報告書」に「赤紙」が入ってました。
まるで戦時中の「召集令状」みたいなピンク色をした1枚の紙です。

そこには「便潜血」が陽性だったので、至急、消化器科を受診すること
と、胸部CT検査で、甲状腺左葉の低吸収域が認められたので
至急、耳鼻科を受診するように。と書かれてました。

なぜ「至急」かと言えば、「便潜血」は大腸がんの可能性があり
甲状腺の低吸収域とは、何かわからないけど「影」があるので
甲状腺がんの可能性があるからです。

年末に両方の科の外来を予約して、1月7日に診察を受けふたつの検査の予約をしました。

まず9日に、甲状腺の超音波検査を受けました。

検査室に入ると、検査技師の若い女性から、自分は研修医なので
後で、先輩の先生に確認してもらいます。と告げられました。
そして、後からもうすこし年上の女医さんがやってきて、検査を交代しました。
しかし先生は、自分では判断つかない箇所があり、
専門の画像診断の先生に確認してもらおうと思うが
まだ先生が出勤していないので、しばらく待って欲しい。と告げられます。
どんどん不安になりましたが、大人しく待っていたら、やがて
「この画像で良い」ということになり、その日は帰りました。

写真は病院の帰りに見た東京タワーです。

検査結果は翌週15日に耳鼻科の先生から伝えられ
「嚢胞(のうほう)」という良性の腫瘍で問題ないです。と教えられました。
がんでなくほっとしましたが、一番ほっとしたのは
もし「超音波検査」でも怪しい。ということになると
しこりに針を刺して、組織を吸引し検査をする。と言われていたのです。
ネットで検索すると「穿刺吸引細胞診」と言い。通常数回刺すと書かれています。
甲状腺は、のど仏のすこし下にあります。
そんなところを針で何度も刺されるのはご免被りたいので、ラッキーでした(汗)

大腸は、21日に下部内視鏡で調べることになりました。

こちらの検査は少し安心でした。
なぜなら、胃の検査で6年間も同じ消化器外科の先生にかかっており
この先生は、私が「へたれ」なことをよくご存知で
大腸検査もいつものように「セデーション(鎮静)」で行うことに
同意してくれたのです。




検査前に腸内をからっぽにする必要があります。
前日朝から消化にいいものを食べます。
お粥や素うどんなどを食べてもいいのですが、カプアンママを煩わせるのもあれなので
病院も薦める「検査食エニマクリン」という食事キットを試すことにしました。

グリコが販売している、このキットは
小さな箱の中に1日3食の食事と間食(おやつ)がコンパクトに入っています。

湯煎またはレンチン、飲み物はお湯で溶いて調理するシステムです。




朝食は、和風がゆ鮭入り。と、すまし汁。(総カロリー190kcal)
シャケ粥は薄味ですが、すまし汁はしっかり味がついていて不味くはないです。




昼食が一番豪華です。かゆごはん、お豆腐バーグ、みそ汁(総カロリー357kcal)
ハンバーグにはジャガイモとニンジンもついています。思ってたより美味しかったです。




しっかり、おやつも食べます。
なんとビスコ5個とエネ飲ピーチ味とエネ飲マスカット味です。(総カロリー356kcal)
飲み物が多いです。粉末のフルーツジュース(無果汁)ですが寒いのでお湯で割りました。




さすがに夜になるとお腹が空きましたが、夕食は具のないコーンスープのみ!
(215kcal)
しっかりとうもろこしの味がして、このスープを飲んだら不思議と空腹は無くなりました。




検査の朝からこの下剤を飲みます。
水と2つの薬剤を混ぜて自分で作りますが、2リットルという量にびびります。
しかし、私は普段から風呂上がりに330mlのエビアンを一気飲みして寝ますので
なんとかなるだろう、と甘く見ました。

冷やしたほうが飲みやすいと看護師さんから聞いたので、前夜に作って
屋外に放置し冷やし、21日の朝8時から飲み始めました。
最初の1杯(200ml)は15分かけてゆっくり飲みます。
ちょっとポカリスエットに似た味ですが、ポカリほど甘くはありません。

なんとか1杯飲み、次からは10分で1杯(200ml)のペースで飲み続けなければなりません。
2杯目で早くもめげそうになりました。しょっぱいのです。
4杯目から、エビアンと交互に飲みました。下剤が薄まるかもですが
飲めないのでそう言ってられません。

最後の1杯がどうしてもきつくてラスト1杯飲むのに1時間近くかかりました。




この日の午後、なんとか検査を受けて(薬で寝ている間に)

昨日、検査結果を聞きに行きましたが
「大腸憩室」というくぼみが見つかったけど問題ないということでした。

てっきり大腸には「ポリープ」があるものだと思ってましたが
ポリープは腸の外側から内側への出っ張りで、
内側から外側への出っ張り「大腸憩室」もあるそうです。
一般に「加齢」で増えますが、炎症にならなければ放っておいて問題ありません。

先生から、また人間ドッグで潜血が見つかったら、検査しましょうと言われたので
2リットルの下剤を飲むのがきつかった。と伝えたら、先生から
「自分も飲んだことがあるけど、辛いようなら、次回はもっと量の少ない薬を出します」
と言われました。

最初から量の少ないのにしてよ〜(汗)




お馬鹿な親父の話のあとで伝えるのは気がひけますが

年末に動物愛護センターに1頭の犬が顔に大怪我を負った状態で収容されました。
(写真は、愛護センターレポートからお借りしました)

原因はわかりませんが、大型の機械に挟まれたのか
マズル部分が口の付け根から切断されて無くなってました。舌も切断されてます。
怪我を負う前に迷子になって彷徨ったのか、ガリガリに痩せています。

センターの獣医さんが緊急手術と手当てをして、
お正月のお休み中も交代で献身的に診てくださり、なんとか命が消えずに済みました。

しかし酷い大怪我なので予断は許せません。
また、このような状態なので、保護しても家族募集はできないかもしれませんし
募集しても新しい飼い主さんが見つからず、預かりさん宅で看取ることになるかもしれません。

それでも、
元の飼い主が現れなかったため、ちばわんで保護することを検討したとき
数名の預かりさんが、自分が預かりたい。と名乗り出てくれたそうです。
手前味噌ですが、ちばわんの仲間たちは凄いと感動しました。

この話を聞いたとき
障害を抱えた犬猫や老齢の犬猫を長年たくさん預かってきたチビスケ母さんが
この子を預かられるのでは、と思いましたが、やはりそのとおりになりました。
これまでの経験と、今後の治療や看病のことを考えると一番ふさわしい方だと思います。
私はちばわんで知りあって13年くらいになりますが
犬猫たちにとって「マザー・テレサ」のような方だと思います。

おそらくチビスケ母さんなら、怪我を治すだけでなく
顔の形成など、今後のクオリティ・オブ・ライフ(生活の質の向上)のために尽力するだろう
と思いましたが、やはり、わんこが自分でごはんが食べられたり、見た目も良くなるように
既に、何度も顔の形成外科手術を受けてました。

昨日、チビスケ母さんのブログが公開されました。
治療の経過も公開されています。
ややショッキングな写真も載ってますが、ぜひ見ていただきたいと思います。

顔に大怪我を負った新入生のご報告。

チビスケんちの預り日記Ⅱ(09年6月~)

チビスケ母さんによって瀞(とろ)と名付けられた2〜3歳くらいの男の子
傷が良くなり、いつか素敵な家族と巡りあえるよう
応援をよろしくお願いします。









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