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13年目突入。苦難の2020年を超え、果たして東京五輪を迎えられるのか?覚悟が試される年です。

甲子園準々決勝 激戦、激戦、また激戦。最後はサヨナラ2ランスクイズ!

2018年08月19日 | 高校野球

準々決勝を迎えて甲子園。

第1試合では絶対王者の大阪桐蔭と浦和学院が対戦。

前半は浦学のエース渡辺が力のある球を投げ、
それを大阪桐蔭の中軸が打ち返すという力の対決に沸きました。

大阪桐蔭は、
2回に根尾が左中間にあいさつ代わりの一発を叩き込むと、
5回には藤原がものすごい一発をライトスタンドに叩き込みました。

渡辺の投げた140キロ台中盤の内角の見事な球を、
ものの見事に叩き込んだこの一発、
清原(PL)や中田(大阪桐蔭)という「先輩スラッガー」が叩き込んだ驚愕の一発に、
勝るとも劣らない「驚愕の一発」でした。

この一撃で「御飯が三杯食べられるほど」のファン満足の一撃でしたね。

そしてこの絶対王者は、
少し追い上げられた6回にその真価を発揮。

相手エース渡辺がマウンドを降りると、
球威の落ちる2番手投手に対し、
まさに獲物を捕らえる猛獣のように襲い掛かり、
一気に試合を決めました。

凄まじい猛攻でしたね。
そして最後は藤原がこの日2本目を叩き込んでジ・エンド。

浦和学院の森監督は継投を悔やんだといいますが、
これはもう『仕方ない』としか言いようがありません。
力の違いは、明らかでした。

さあ、いよいよ「大本命」がピークのチーム状態に近づいてきました。
「世代最強」は「史上最強」へと、
無人の荒野を栄光に向かって突っ走ります。


その大阪桐蔭が、
高校レベルを大きく超えた野球を見せつけた後の3試合。

その3試合は、
『高校野球は、こうやって日本人の心をとらえてきたんだ』
ということを実感できる、
それはそれは心を打つ、
素晴らしい3試合でした。


第2試合。

疲労の残る済美のエース山口が先発せずに始まったこの試合。
予想通りのロースコアのしのぎ合いになりました。

済美にとって嬉しい誤算、そして報徳学園にとって誤算だったのは、
この日済美の先発を任された『この夏初先発』の池内が、
見事な投球を見せたこと。

報徳得意の『小園が出塁して、かき回した後中軸で勝負』という得意の展開を作らせてもらえず、
「前半で1点でもリードを奪って、後半逃げ切る」
というゲームプランに微妙な影を落としました。

池内は見事に先発の大役を務めあげて、
5回途中からは満を持してエース山口が登場。

その山口の力投に、
報徳は後手を踏んでどうしても主導権を奪えぬまま、
最終回を迎えました。

しかし甲子園で長年『逆転の報徳』と言われたチームは伊達ではありません。
9回に連打であっという間に同点のチャンス。
しかしそこで、
済美のエースがその誇りを見せて、
ピンチを摘み取り1点差で逃げ切りました。
しびれる場面でしたね。

報徳は期待された小園が最後まで抑えられたのに悔いが残ります。
期待が大きかった分、
力みもあったかもしれません。
今日は『小園の日』ではなかったかもしれませんが、
今後の野球人生に期待しています。

第3試合は今大会「奇跡のチーム」として進撃を続ける下関国際と、
前日龍谷大平安とのしびれるような戦いを制して勝ちあがってきた日大三が激突。

この試合も、
本当にいい試合でした。

下関国際のエース鶴田が、
今大会でNO1ともいえるような見事なピッチングを披露。

日大三の強力打線と言えど全くとらえることができず、
試合は七回まで2-0と下関国際がリード。
しかし日大三は8回、
先頭の飯村から、柳沢、そして代打の高木と『下位打線の3人』が見事な初球打ちで、
わずか3球で同点に追いつきました。

見事な『速攻』と言える打撃で、
『さすがは三高』
と唸らせてくれました。

何度も言いますが、
今年の日大三は、
桜井・金成らのスーパー球児を擁して力のあった昨年のチームと比較して、
小粒で力がないといわれていました。

しかし日置主将を中心に、
チームとしてよくまとまり、
しぶとく”その試合”をものにする、
本当に『負けなニュー三高野球』を見せてくれています。

小倉監督も、
今年のチームのこの快進撃を、
本当に驚きの目をもって見ているのではないかなあと思っています。

そして、
『高校野球で”強い”というのは、こういうチームを言うのだろう』
なんて思っているのではないでしょうかね。

選手たちの”親分”小倉監督は常々、
「性格のいい子たちが集まる野球で勝負して何が悪い。俺はそういうチームで勝負する」
と言ってチームを作っていますが、
今年のチームも本当に、
好感の持てる振る舞いのできる素晴らしいチームです。

『ニュー三高旋風』

もとどまるところを知りません。


そして、そして。
この日のメインともいえる第四試合。

これはもう、
球史に残る名勝負でした。

エース吉田を擁して「九人野球」で勝ち進む金足農。
対するはチェンジアップを自在に操り打者を翻弄する『小さな大エース』林を擁して投打ともに絶好調の近江。

両校ともにこの甲子園で一回りも二回りも大きくなったチームで、
試合開始前から激戦が予想されました。

そして試合はその通りの展開に。

この日の金足農・吉田は疲れからやや球速は抑え気味ながらも、
変化球をうまく使いながら、
強打の近江打線に決定打を許しません。

ワタシは『吉田はある程度打たれるだろうから、四点ぐらい取らないと今日は金足農、厳しいかな?』
なんて思っていましたが、
今大会ワタシの予想をいい意味で毎回裏切ってくれるこの吉田投手、
この日も超絶に近いピッチングを見せてくれて、
九回表を終わって1-2の1点ビハインド。

しかし近江のマウンド上には、
智辯和歌山も、前橋育英も、そして常葉菊川も、
名うての強力打線が全くとらえきれなかった「魔法の変化球」を操る林投手があがっていました。

金足農も5回からマウンドに上がった林を全くとらえられずにここまで来ていました。
8回までの投球からは、
『ヒット1本すら打つのは難しい』という感じ。

9回は6番からの打順。

ワタシは9回に入る前、
自分に願をかけるかのように『いやいや、試合はここから。今日は負けるチームはすべて2得点。だから、金足農が9回に2点入れて3-2で逆転サヨナラ勝ちするよ』なんて言っていたものの、
本音では「厳しいかなあ」という思いが頭の中の大部分を占めていました。

しか~し。


今大会の『主役の座』をがっちりと掴む金足農は、
ここからが凄かった。

あれだけ全く手の出なかった林投手のチェンジアップ、スライダーの揺さぶりに対して、
各打者が驚異の粘りを見せます。
まずは”前日のヒーロー”高橋が三遊間へ。
そして続く菊池彪が粘ってレフト前へ。

この「奇跡の連打」からチャンスをつかむと、
もうスタンドの雰囲気が圧倒的な『金足農推し』に変わり、
林投手はその大アウェー状態、
またの名を”甲子園の悪魔”に飲み込まれて次打者を歩かせて無死満塁となりました。

そこで迎えるのは左打者の9番斎藤。

そしてここで、
監督さんの選んだ『勝負手』はスクイズ。

斎藤は見事に三塁前に決めて同点。。。。。。。

と思ったら、
なんと『二塁ランナーも三塁回ってるやん!!!!』。

二塁ランナーの菊池彪がまったく躊躇することなく、
脱兎のごとくホームへ。

1塁から転送された送球がわずかにそれ、
菊池彪が歓喜のヘッドスライディング。。。

なんとなんと、
『サヨナラ2ランスクイズ』という、
長い甲子園の歴史でも、
そしてワタシの観戦歴の中でも、
初めて見るこの『勝負手』で、
金足農が見事なサヨナラ勝ちを決めました。


見事な作戦。

そしてそれを決めた打者も、
ホームに還ってきた走者も、
まさに渾身のサヨナラ劇でした。

感動に体が震えました。

昨年の大阪桐蔭を破った仙台育英のサヨナラ劇に匹敵するほどの、
ものすごい鳥肌モノの決着でした。


いや~~~~

それにしても、
第2、第3、第4試合ともに素晴らしい3-2という決着。

なんでしょう、この大会。

大会として、すごすぎる、面白すぎる。

1試合1試合に、
ドラマが満載ですね。

さて、
いよいよ準決勝。

カードは以下の通りです。

【準決勝】
第1試合 日大三 vs 金足農
第2試合 大阪桐蔭 vs 済美


どのチームが優勝してもおかしくない、
強者揃いで、
しかも各校にドラマがギュッと詰まった勝ち上がり方です。

果たして絶対王者の大阪桐蔭がSの力を見せつけるのか、
それとも。。。。。。

面白くって面白くって、
他のことが手に全くつきません。

困ったもんだ。


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