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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

選抜高校野球 準決勝激突

2009年04月01日 | 高校野球
選抜高校野球が準決勝を迎えました。
東北勢同士の戦いもあり、
予想を覆す勝ち上がりとなっています。

準決勝の見所を。


【第1試合】  報徳学園 vs 清峰

清峰・今村を報徳がどう攻略?

清峰の豪腕・今村と好調・報徳打線の対決。
今村は、戦前の予想通り、今大会に入ってからも絶好調。
146キロを記録した速球の伸びもいいが、
なんといっても彼の武器はスライダーのキレ。

しかも、
ピンチになるほどスライダーを中心としたピッチングに凄みが増し、
一言で言うと【難攻不落】のピッチャーだ。

対する報徳は、
今大会に入って打線が好調。
特に大会記録を作った平本は頼りになる存在。
彼の前にいかにチャンスを演出できるかが今日のカギか。

しかし、
3試合ともに好投手を攻略してきている打線だけに、
今村にとっても息を抜く暇はないであろう。

報徳の左腕・宮谷はなかなかの好投手だが、
清峰打線を3点以内に抑えるのは難しいと見える。

報徳としては、
先取点を奪いリズムを作って接戦を逃げ切りたいところ。

清峰は実力で上回ると見られるだけに、
今までのようにがっちりと腰を落ち着けて戦い、
キッチリと押し切りたいところだ。

打線は、
好投手との対戦が続いたことでやや湿っているようにも見えるが、
準々決勝で爆発。
もともと長打力は大会屈指の評判もあったほど、
全員がよく振り切れている打線だ。

守備の安定度も増しており、
4強の中では優勝候補の最右翼とみる。

長崎に初の大旗を持ち帰ることが出来るのか。

やや戦力的に劣勢と見られる報徳にとっては、
初回の攻防で清峰をあわてさせる展開に持ち込みたい。

5点勝負に持ち込み、
中京大中京戦のような展開が理想。



【第2試合】 花巻東 vs 利府

菊池の状態によって試合展開は変わる。利府は接戦得意


花巻東はとにかく豪腕・菊池の状態次第。
菊池は3試合目となった昨日は、先発を回避した。
それが先を睨んでのものなのか、
疲れから状態がいまひとつになりつつあるのか。

それによって、
試合の状況は大きく変わる。

菊池が普通の状態で投げられるのであれば、
花巻東の優位は動かない。

菊池は左腕からMax150キロの速球と大きく曲がるカーブ、小さく鋭く変化するスライダーのコンビネーションで打ち取る≪左腕の王道≫を行くエース。

彼が気持ちよく投げると、
おそらく今の高校生で完全に攻略するチームはない。

しかし、
昨日のピッチングを見ていると、
やや疲れから体のキレが鈍っているようにも見える。

悩まされ続けた制球難が顔を出すようだと、
利府にとってもチャンス到来だ。

その利府も、
エース塚本の状態が心配だ。
2回戦・準々決勝共に激戦を制し、
「今まで経験したことがない」
領域に入ってくる今日の試合で、
どんなピッチングが出来るかが焦点となる。

もともと球威で打ち取るタイプではないため、
球が高めに浮き出すと花巻東打線の餌食になる可能性もある。
加えて、
昨日の9回に痛めた軸足の状態も気になるところ。

利府は打線が好調を維持。
細かいプレーから一気に流れをつかみ連打、
といういいパターンで攻撃できている。

球威のある菊池に力負けしないで振り切る打撃が出来るか。

試合は、
前半をしのいで後半に接戦となった場合に、
利府に勝機が広がる。

花巻東は、
出来れば前半でリードを奪い、
菊池を気持ちよく投げさせたいところ。

東北決戦で、
勝ったほうが
≪初の東北勢の甲子園制覇≫
を狙って、
決勝に挑む。

注目の一戦だ。

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