12月2日撮影。
発掘作業中に撮影して投稿することは禁じられていますが、これらの写真は始業前に一般見学場所からの撮影ですから問題ないでしょう。
いつでも誰でも見学することができますが、
どうやら12月24日(土)と25日(日)の2日間、大々的に見学会があるらしく、本来なら作業をしている日ではないのですが、臨時に出勤するように仰せつかっています。
駿府城といえば、子供の頃には今の文化会館のところに赤レンガの刑務所がありましたね。
昭和44年ごろ、たまたまお堀を通りかかったとき、附属小学校の前あたりでしたが、おおがかりに堀から何かを引き上げようとしているところに出くわしました。
いったいなんだろうと思ってずっと眺めていると上がってきたのは青銅のしゃちほこでした。
あんなのが発掘作業中に出てきたらいいなと期待していますが、今のところ掘っても掘っても石ころだらけ。
よくもまあこんなに石を集められたものだとあきれてしまいます。
現在掘っている場所は本丸堀といって、天守台があったところを囲ってある堀です。
明治27年に埋め立てられ、陸軍の練兵場のようなものができたそうで、戦後はちょうどこの場所に駿府会館が建てられ、昭和55年頃解体され、最近までヘリポートとして使われていたそうです。
堀の位置は図面が残っていたので、今回発掘が開始され、ずいぶん進んでいることは間違いないですが、このあともどんどん範囲を拡張していくみたいで、全容が現れるまで楽しみです。
ふつうの発掘現場と違って、入り口にプレハブの建物があって常時担当者が2名いて見学の案内をしてくれます。