「絹地のバッグ」
九州物産展で大変高価な手仕事のバッグを母が衝動買いしたのです。
柄部分は正絹で織物になっていて、持ち手なども立派です。
母がなぜ使わないまま私にくれたのか、よくわかりませんが、あまり使い勝手のよいものでないことは確かです。
大きくも小さくもない大きさというところが問題なのかな。
汚れたら取り返しがつかないしね。
それで後生大事に保管しておいたところ、底の部分に使用されていた合成皮革が劣化して、ボロボロになってしまいました。
まるごと捨てるのももったいないし、手芸屋さんで大きな黒い厚手の革を1枚(4000円)、革用のハサミ、糸、ミシン針、手縫針など一式購入し、リフォームすることにしました。
革を切るのにはわざわざ革用を使わなくてもふつうのハサミで十分だったみたいです。
ミシン針は革用に交換しようと思ったのですが、ネジが固くて素手で回らないのであきらめてふつうのミシン針のまま縫ってしまいました。
糸は革用の30番を使ったのですが、針は普通のでいいみたい。
新しいミシンはまことに調子がいいのですが、苦手なところがいくつかあって、とくに厚物に弱く、この革と絹地を合わせた部分で重なるところを返し縫いしようとすると、ミシンが止まってしまいます。
2度ほど緊急停止し、冷や汗でした。
もとの底部分のデザインはマチが入ったものですが、作業を簡単にするために、マチなしです。
したがって、外側と内側がフィットしていません。
6000円投資してリフォームして、そのかいがあったのかどうか。
今日は、ミシンで革が縫えるということがわかって大満足です。