Andyの日記

不定期更新が自慢の日記でございます。

ワインの今後

2005-10-28 12:35:29 | お酒
 【パリ17日共同】ワインの本場フランスでワインの消費人口が年々
減り続けている。全国ワイン業者組合が15日発表した調査結果によると、
2005年の全国のワイン消費者は約3200万人で、00年に比べ
約100万人減少した。国民の健康志向によるアルコール離れと分析
されている。

 ~中略~

 ワインを飲む人のうち、「毎日またはほぼ毎日飲む」は2005年は
21%で、35歳以下の若者世代にはほとんどいない状態。1980年の
51%から大きく後退した。

 【パリ27日共同】フランス国立ワイン業事務所は27日、同国の
今年のワイン生産量は平年をやや上回り、品質は8、9月の好天の
おかげで、「けた外れ」に素晴らしいと発表した。ただ、フランスでは
ワインの国内消費、輸出ともに不振が続いており、生産者は頭を痛めている。


日本で、日本酒の生産・消費量が減っているようなものですね。
私のフランスの友人も、ワインは飲まない、と言っていました。
もっとも、彼は月桂冠を愛飲する日本びいきの人なので(彼の
PCの壁紙は、東京の地下鉄路線図)、あまり参考にはならないかも
しれませんが、しかしフランス人がフランスの宝とも言える
ワインから離れているのは寂しいことです。

ワイン離れの理由には、上記の健康志向ということもありますけど、
ここ最近の地球温暖化のせいで、フランスの平均気温が上がり、
さっぱりするビールのほうが受けるようになった、という話を聞いた
こともあります。きっと、どれもワイン離れの一因になっているの
でしょう。

また、彼によればフランス人が飲むワインというのはテーブルワインが
ほとんどで、名のあるすごいワインは「飲まない」そうです。
「飲まないワインをどうして造っているのか」と聞くと、「それは
日本人が飲むからだ」とまじめに答えていました。

最近は日本でもアルコール離れが進んでいるので、このままいくと
フランスのワイン業界は危機的状況を迎えてしまうのではないで
しょうか。実際、ボルドー地方はすでにこの生産・販売不振を
解決すべく、あの手この手で売り上げを伸ばそうと必死になって
いるといいます。ワインがなくなってしまったら、寂しい。
もう我が家としては、ボルドー地方を救うべく、最善の努力を
いたしましょう。