いぬのかかと

ホワイトシェパードのアンディの成長と日々の生活の記録

最期の様子から葬儀まで

2017年05月21日 | ホワイトシェパード
昨日はたくさんのお悔やみコメントを頂きまして、ありがとうございます。
これまで、アンディがうちに来た日からずっと見守って下さってる方もたくさんみえますので
アンディの最後の様子も記事にしておきますね。

金曜の夜はいつも通りで
夜中もいつものように寝床が温まっては体をズラすのですが
その音で私も毎度目を覚ましてました。
1時間に一度は起きてアンディにお水を飲ませてあげたりしてましたが
朝4時くらいには眠気がMAXになり
アンディが小さく鼻鳴きしているのを聞きながら夢の中で一生懸命アンディのお世話をしていました(^^;)
それで旦那が起きてアンディの様子を見ると、トイレシートの外れた場所でオシッコをしており
アンディをリビングに寝かせて掃除を始めました。
さすがに気付いて見て見ぬフリもできなくて
私も起きて一緒に掃除をしました。

いつもそうなんですが、掃除が済んだら旦那はアンディをリビングに残したまま
自分はベッドに戻って寝てしまします。
平日はお仕事があるので、それも仕方ないと思うのですが
ドアを開け放してすぐ隣にいて気配は感じるとはいえ
目の届かない場所にアンディだけ置いておけないので
私がリビングに行ってソファでウトウトしていました。

土曜の早朝もそんな感じでアンディとリビングにいたのですが
5時頃、アンディが吐き始めました。
いえ、吐くといっても何も出てきません。
夕べのご飯どころか胃液すら出て来ず、口の周りは泡立ったヨダレでいっぱいでした。
その間にオシッコを2回した後、ウンPも出ました。
その後、午前7時頃には吐き気が落ち着いたようでした。
私も胃が痛いときに排便があると不思議と痛みが楽になることがよくあるので
アンディも排便で少し楽になったのかなと思いつつ
それでもすぐに病院に行けるように身支度を整えました。

それからもずっとヨダレはでてましたが、泡ではなく通常のものでした。
ただ、量はハンパなく床に水溜りが出来るようでした。
呼吸は苦しそうで肩で息をする感じ。
傍に行ってヨダレをタオルで拭いてやったりすると
うっとおしそうに体をよじって顔を背けるので
いつもの定位置からチラチラとアンディの様子を確認しつつ
病院が9時からで受付が8時半からなので早く時間が経てと思いながら
もう今すぐにでも出かけられる準備をしていました。

よし、おうち出よう!と思ったその時
アンディがカプッ、カプッを床を噛むような仕草をしたので
「アンくん大丈夫?」と傍に行ったその瞬間
アンディの瞳から命の灯が消えました。

瞬間、「アンディの意識がない!!」と旦那を叩き起こし
二人でアンディの名前を叫びながら呼び戻そうとしましたが
もうアンディの意識が戻って来ることはありませんでした。

泣いて、泣いて、泣いて
1時間程泣いてから、コーヒーいれるね。とキッチンでコーヒーをいれ
振り向くとアンディの体に頭からバスタオルがかけられており
「あれは遺体なんだ」と、膝から崩れ落ちるような絶望感に襲われました。

アンディの傍でコーヒーを飲んだ後
旦那が歯磨きを始めたので、まさかこんな日にも仕事へ行くのかしらと思いつつ
仕事に行くの?アンディのお葬式、明日予約入れていい?
って聞いた瞬間
旦那が涙をボロボロ流しながらしゃべりましたが、泣き過ぎてて何と言ってるかわかりません。
長い夫婦のあうんで読み解くに
「辛くてとてもアンディを見ていられないからお葬式は早い方がいい」ということでしたので
前からお友達に聞いていた動物霊園に電話して当日午後の予約をとりました。

その後、旦那はアンディを運べるように車の中を片づけ
そのままバイクで出かけていってしまいました。
寂しがり屋で、パパが大好きだったアンディの傍に最後くらい居てあげればいいのにと思いましたが
旦那は旦那でどこか一人になれる場所に思い切り泣きに行ったのかもしれません。
私はアンディの傍に座り、二杯目のコーヒーを飲みながらアンディを撫でていました。

しばらくして旦那が帰宅した後、早めのお昼を済ませるためにカップラーメンにお湯を注いだところで
アンディからウンPが出てると旦那が教えてくれました。
ご存じの方も多いかもしれませんが、死後には糞尿が自然と出ます。
これは人間も同じなので、事前にお尻の穴に脱脂綿なんかを詰めておくと良いそうです。
二人で汚れてしまったアンディのお尻周りをきれいに洗いました。
介護が始まってから何度もやった共同作業。
最後にもう一度、お世話が出来てほんの少し幸せでした。

その後すっかり延びたカップめんをすすりました。

12時前、家を出る頃にはアンディはすっかり死後硬直が始まっていて
どう運ぼうか二人で悪戦苦闘しながら車に運び込みました。

葬儀にはいろいろあって、お預けしての合同葬等もありますが
アンディはひと家族ずつ個別にお経をあげてもらい、火葬まで立ちあう「立会葬」にしました。
棺にも無料の段ボールから木製の棺までいろいろ選べました。
木棺はお値段二万円以上で、どうせすぐに灰になるのに必要かしら?
いやでも最後の最後で今更ケチってもどうなのよ、と自問自答しましたが
サイズを見ると一番大きいもので120cmしかなく、硬直したアンディが入るかちょっと疑問。
ということで、結局無料の段ボールにしました。
段ボールといっても無機質なクラフトではなく、水色のキレイな段ボールでした。

ひととおり受付を済ませてから納棺するとき本当にお別れになってしまうと思い
アンディにすがって泣きました。
ブログで葬儀の時間を見て、ハヤテママと先日遊びに来てくれたクロスちゃんのパパママが駆けつけてくれて
一緒に泣いてくれました。
スタッフの人に促されてアンディを段ボールの棺に入れ祭壇に上げて葬儀が始まりました。
お坊さんにお経をあげて頂き、お焼香をし、火葬場へ移動。
最後のお別れでもう一度棺にすがって大泣きしました。
出来ることなら、一緒に棺に入って焼かれたいと思いました。


立派なお葬式をあげてもらいました。
火葬は少し時間がかかるので、骨拾いは夫婦ふたりでやりました。
丁寧にこの骨が背骨で、腕、腰、足、と説明して頂きました。
頭の骨はわりとキレイに形が残っていましたが
骨壷に入らない大きさだったので、寂しいけど、骨壷の中で砕きました。

骨になっても愛しい愛しいアンディ。
旦那が「おうちに帰ろうね」と抱っこして車に戻り
助手席で私が膝に抱いて帰りました。

前々から夏のスーツが要る(太ったから)と言ってた旦那のために
夜はイオンへ出かけてスーツを買い、夕食も私の希望で回転寿司を食べました。
もう気にしなくていいはずなのに
「アンディが寂しいから早く帰らなくちゃ」って、やっぱり思ってしまいます。
当分、この気持ちは治らないでしょうね。


コメントは全部拝見しています。
泣き暮らしてるわけではないのですが
皆さまの暖かいコメントを読むとやはり泣けてしまって
ひとつひとつにお返事を書くのがとても難しいです。
また、私もお気に入りのブログでもコメント等はしないタイプなので
気持ちはあるんだけど、なかなかコメントを書き込むのは・・・
って方もきっとたくさんいらっしゃると思います。
本当に、本当に、アンディのために祈ってくれてありがとうございます。
見ず知らずのはずのアンディを愛して下さってありがとうございます。
たくさんのたくさんの方に愛されて、アンディは幸せ者でした。

気持ちの整理のために、ブログはまだ時々更新するかと思いますが
アンディは幸せな一生を送れたと信じております。
見守って下さった皆さま、本当にありがとうございました。

最後に、納棺後の写真を一枚載せます。
遺体になりますので、見たくない方はここでページを閉じてくださいね。



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アンディ 享年11歳4カ月
たくさんの幸せをありがとう。