みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

フィリピンのイエズス・マリアの聖心会2

2007-05-28 10:55:55 | Everyday is special
現在、フィリピンには、うちの修道会の修練所(Cainta, Rizal)と神学生の家(New Manila, Quezon City)、そしてひとつの小さな小教区(Bagong Silang, Caloocan City)があります。

修練所と神学生の家は、もはや借家ではなく、修道会の全世界の管区からの寄付(もとをただせば、主に信徒の皆さんからのご寄付)によって購入されたものです(感謝!)。

修練所には、修練長のパンクラス神父(インドネシア人)、副修練長のロチ神父(インド人)、そして10名の修練者がいます。

10名のうち、インドネシア人が5名、インド人、フィリピン人が各2名ずつ、そして1名のトンガ人がいて、とても国際的です。

これだけ若い修道者の卵たちといっしょにいるだけで、とても明るい気持ちになります。

それにしても、10年前までは神学生としてフィリピンで勉強していた自分が、修練者たちの黙想指導のためにフィリピンに行くことになるとは、本当に夢にも思いませんでした。

ところで、この新しい修練者たちのための黙想会は、タガイタイという、マニラから南へ約60キロの、標高700メートルほどの高原にある黙想の家で行われました。朝晩は、涼しくなって、冷房がなくても、とても心地よかったです。

黙想中は完全沈黙。
食事や、聖体礼拝のときは、CDで音楽をかけたりしましたが、国際的な修練者たちが好んでかけた曲が、なんと日本の尺八。それも、100円ショップ「ダイソー」の「日本の調べ」シリーズの一枚。

誰か、以前にお土産に持っていったものでしょうけど(しかも、すっごく安くあげたものですけど)、尺八の独奏による日本の民謡集で、なかなか、これがよいのです。「最上川舟歌」など、胸に響いてしまいました。105円CDも、大活躍だったなあ。

写真は、その黙想の家からすぐのパイナップル畑にて。