ロシア留学中・脱力進行中

モスクワ留学滞在記、スポーツ(特にテニス)のこと。他に趣味(漫画や音楽)等いろいろ・・・

終わりなき協奏曲 Kap.Ⅳ

2007-02-04 04:16:34 | 音楽・コンサート・バレエ・オペラ
3日(土)、ロシア人の友人スヴェータ、ウリアナと
チャイコフスキー・ホールへコンサートに行く。

5時、少し早めにマヤコフスカヤ駅で落ち合い、
以前にも行ったことのあるクレープ屋へ。(参考→聖地)
そこで1時間少しお喋りをしてから、目の前にあるホールに向かった。

チケットは最も安い200ルーブルの1階バルコーン、
しかし観客が少なかったせいもあって自由な場所に座ってOKという事になった。
それですごく良い席に座れた。ラッキー。

演目は「若き天才達」
パガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番 ソリスト=セルゲイ・ドガディン
リストのピアノ協奏曲第2番 ソリスト=アーシャ・コレパノワ
ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番 ソリスト=ドミトリー・カプリン
アレクサンドル・スルツキー指揮、ロシア国立アカデミー交響楽団の演奏

最初のパガニーニは、少しソリストがイマイチだった気がするが、
(高音部分でかなり音がかすれていて、あまり良い気はしなかった)
パガニーニのヴァイオリン協奏曲はやっぱり超絶技巧だなぁ、ということが分かった。
2曲目のリストは、ソリストの熱演が良く、あまり聴きなれない曲ではあったが、
かなり満足。他の2人もやっぱりこっちが気に入ったらしい。
でも俺たちだけでなく観客も含めて全員、お目当てはラフマニノフなんだよな。
で、結果はとても良かった。変に情感にうったえない演奏のが心を揺さぶられる。
演出過多はどこの世界でも気をつけなければいけないものだとつくづく思う。
一昨年11月にもここで「若き天才達」のプログラムを聴いたが(参考→終わりなき協奏曲)
その時もソリストは違えどこのラフマニノフの3番は素晴らしかった。
このプログラムはかなり気に入ったので、機会があれば次にも行こう。

ちなみにこの日、スヴェータには、かねてからの約束であった、
ショスタコーヴィチの交響曲全集を貸した。
ロジェストヴェンスキー指揮とルドルフ・バルシャイ指揮の2つを持っており、
前者の方がよりお勧めだが、後者はボックスごと貸せるので、
曲名とか知らないスヴェータにはこっちの方がよい。
前者は箱から出してCDケースで持ってきているので、
貸すとなるとケースごとになるので他のCDも大量に貸さなきゃならないし。
まぁバルシャイの方はかなりオーソドックスに弾いてくれているので、
最初に聴くならこっちの方がいいかもしれない。
これで半月後には彼女もショスタコの虜だろう、フフフ。

ちなみに写真は上層階から撮ったホールのブッフェ。

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