『親の大恩十種』、いよいよラストです
10.究竟憐愍の恩 (くきょうれんみんのおん)
いくつになっても案じ続けてくださるご恩です
「己生ある間は、子の身に代わらんことを念い、
己死に去りて後には、子の身を護らんことを願う」
生きている間はもちろんのこと、
死んでから後も、なお子供を護ってやりたい、
と願ってくださるのが親なのです
親は、自分が80、90の老境に入っても、
子供を哀れみ、慈しみます。
その情は、あたかも影の形に添うがごとく、
終生、子供から離れることはありません。
わが子が幾つになろうとも、案じ続けてくださるのです
さあ、4回にわたって、
親の深いご恩を紹介してきました
いろいろとエピソードが思い出されてきた人も多いのでは?
こんなにもたくさんのことをしてきてもらったのならば、
やはり頭に浮かぶのは、
「親孝行をしなければ」という想いではないでしょうか?
お釈迦様は、
このような大恩に、
私たちはどうすれば報いることができるのか?
ということを教えてくださっています
「そ、それはなに」
また次回