子供の頃、おばあちゃんの知恵や技術に驚かされたことがたくさんあります。
昔の生活のお話やお手玉なんかにも驚いたのですが、目の前に止まっていたハエをいきなり素手で捕まえた時はホントにびっくりでした。
おばあちゃんに限らずお年寄りのお話に耳を傾けると、驚くような、笑えるような、いろいろな興味深いお話を聞くことができます。
お年寄りのお話がどうしてこんなに面白いのかを考えると、昔の話であるということ以外では、そのほとんどが「自分ができること」や「自分が体験したこと」だからなのかな、と思ったりします。
他の人の話や本、その他の情報をわかりやすくまとめて教えてくださる人の話も当然勉強になるのですが、飽きずに聞ける話には必ず「自分の体験」が入ってきます。
話が大げさだったり、浅い知識で批評したり、湾曲されていたり、勘違いやウソだったりすると、聞いていて面白くないし、嫌悪感すら持ってしまいます。
お年寄りの話が面白いのは、あったことを淡々と、普通に話しているだけだからなのかも知れません。
仕事柄あったことを淡々と話すだけではいけませんが、参考になりそうですし「後悔しない情報を発信する」ことは大切にして行きたいと思います。
現在、打率は低めですがハエを素手で取れるようになったり、笹船が作れたり、どんぐりの蓋を笛にできたりと、つまらないおじいさんにならないように、着々と準備中です。