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雪組『ベルサイユのばら』-フェルゼン編- 4/27 11時

2013-04-27 23:02:27 | Weblog
観てきました。

スゴすぎる!さすがにトップスターの揃い踏み。先日の通常ヴァージョンとはまさしく別物!特にてるは良かったです!こりゃあ、『オスカル編』がくるかもなぁ(笑)。

本日の役替わり

オスカル (宙組)凰稀かなめ
アンドレ (星組)柚希礼音

まずはプロローグ。特出時のみのプロローグはオスカル&アンドレ、2人でのせり上がり。寄り添ったまませりあがってくるちえてる。てるが後ろ向きなのがなんとも憎い演出(笑)。ほぼ同じ背丈の2人が並ぶと「ふたご座の…」のフレーズが浮かび、「兄妹のように…」さえ、想像が出来るほどのイメージピッタリの姿でした。この時点ですでに期待値は最高潮(笑)。

お芝居はジェローデルとの絡みから。音もなくアンドレを従えて、現れるオスカル。2人ともすごいオーラ(@_@)。やっぱり、スターがやるべき役ですね、オスアンは。フランスの現状を悩むオスカルに声をかけるちえドレには優しさにあふれていました。同じセリフなのにまっつだとどこかオスカルを馬鹿にしたような言い回しだったのと大違いでした。フェルゼンとの絡みでは秘めた思いもしっかり見せて、女の部分も女々しくならない絶妙さでした。てるの“愛の巡礼”の終わりごろにそっと現れるちえドレ。そのまま、ちえのソロへ。演出的には不自然ですが、トップ場面のつなぎとして苦肉の策かな。今回の新場面、アントワネットとの場面。「女を捨てた…」とアントワネットに言葉を投げられても、ただ、勤めを果たそうと毅然と振舞うオスカルでした。帰国を決めたフェルゼンとの別れの場面、オスカルの様子からフェルゼンが自分への思いを悟るという超絶に難しい感じですが(笑)、意外にも不自然ではありませんでした。思いは受け止められないが「友情」をとフェルゼンに手を取られると大きなてるが(笑)、小さく見えたのが可愛かったです。

1幕ラストは主な出演者総出演での宮殿の場面。その大勢の中でひたすら語り続ける壮ちゃん。長い場面でダレそうなところをしっかり持たせるところがすごいです。そんな語りを涙を浮かべて聞いているてるにビックリ(@_@)。そうよね、最愛の人との別れですものね。その他大勢の中にいても目立つ人は違いますわ。大語りのあと歌いながら、銀橋を去っていく壮ちゃんに万雷の拍手が続きました。それほどに熱のこもったいい場面でした。

2幕はジェローデルの語りから回想場面へ。特出時のみのちえの歌から始まり、毒殺の場面へと続きます。確か、星の時は毒殺場面はなかったはずなのでアンドレ経験者のちえだけど初場面かな。ここはオスカルに思いを告げたあとの独白が肝で、「もう俺の役目は終わったのかも知れない」と虚ろな表情で出て行かれて、オスカルが気にならないわけがない(笑)。好みでは今年初めの蘭ドレがピカイチなんですが、ちえもその雰囲気に近い感じでした。ただ、何と言ってもちえてるの似合い振りが他で見た事がない!レベルなので圧勝ですかね。このあとに、通常ヴァージョンにもある、母親とオルタンスのカーテン前があって、再びカーテンが開くと「今宵一夜」でした。(早過ぎ(笑))なんか、並んでるだけで夢のようで、場面はないのに2人の歴史が見えるようで、結ばれて良かったなぁとシミジミ感動しました。ここでも女々し過ぎないてるが好みでした。そうそう、ちえは相変わらずラブシーンがお上手でした(笑)。

ところ変わってそこはパリ。ブイエ将軍にたんかを切るてるのかっこいいこと!!こういうところではしっかりドスが効くのね。周り全員が(客席もそして舞台上も)聞き入ってしまう感じで、「アラン、出撃の用意だ!」に反応する衛兵隊員の忠誠心がリアルに伝わりました。ちえドレの最後はもうちょっとタメが欲しかったかなぁ。てるの叫びは悲痛でした…。炎のカーテン前のオスカルの独白。「シトワイヤン、行こう!」は鳥肌もの!そのあとの一連の流れはただただみつめるだけ。オスカルが倒れ、「バスティーユが落ちたぞ~」と幕が下りるとお芝居が終わってしまったかのような脱力感でした。あまりの拍手にせり上がりのともみんジェロのセリフが聞こえませんでした…。

ここから「フェルゼン編」に戻すのはた~いへん(^_^;)。見せ場の国境警備隊との場面や新曲までバッサリカット(T_T)でも壮ちゃんは熱演でした。「アントワネット様お一人でもお助けに行く!」と颯爽と馬車を駆る姿は素敵でした。

フィナーレの特出場面は初舞台ロケットのすぐあと。初舞台生の去り際に大階段にスタンバイするちえてるは白の衣装。「小雨降る径」と言えば、青が定番なのに変えてきましたね。(衣装は新調)ここはあ~んまりてるが踊れないので期待したほどのわくわく感はなかったなぁ(^_^;)。ちえは野性味たっぷりでかっこよかったけれど。

パレードはちぎのあとに歌なしで、てる、ちえの順で降りてきて、舞台上で壮ちゃんを迎えてくれました(^ ^)。壮ちゃんが上級生なので違和感なく良かったです。

この特出版をもう一度観られる幸運を喜んでまた観ま~す(^ ^)v。


追記
大盛り上がりのラスト、銀橋バレードでちえがあゆの輪っかを踏んで客席から笑いが(^_^;)…。しかも大挙して観劇に来ていた星組子の目の前だったので組子にも大受けでした(笑)。





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