アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

触弦感覚!? 楽器が教えてくれること

2016年05月29日 | ピアノ
今日は八王子の工房コンサートver9.5 !? なんだその半端は~ハリーポッターの駅ホームじゃあるまいし。

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えっと、企画の全体像はよく見えておりませんが、去年行った「第9回工房コンサート全4回音律シリーズvol.4 最終回 しっかり聞いてドビュッシー~スライドする美意識~」の続きではあるらしい。

工房ってほんとに工房で、周りには工具とかいっぱい、もろ作業場なんですが。そこに三台のピアノが配置されて、椅子が数十脚まるく並び、ピアニストが三人とトップ調律師さんが話をしてくださるというゴージャス企画。

オープニングは内藤晃先生の演奏、このピアノがまたイイんですが(しかもあとで触らせてもらえるという!!)1928年くらいのベヒシュタインで、曲はシャンソンの編曲もの。タイトルや編曲者は聞いたけど右から左なのでここに書けません。とにかく素敵~♪


今日の企画は、演奏もあるけどメインは「座談会」だそうで、参加者のみなさんから話を聞きますとか、えーこの人数で!? そういうところでハイハイって手ぇ上げてしゃべる人がどれだけいるかって…

どういうときにどういうところで弾いた何てピアノがどうだった

という体験談よろしくということだったのですが、最初みんなお互いに気配をうかがってる感じ(^^;; だから私が「ハイ!!」って先頭に行きました。めるちゃんと運命の出会いをしたときの話。

ほかにもいくらでも語りたいことあるけど…「ピアノはヤマハだけじゃない」と気づいたベヒシュタインアップライトとの衝撃の出会い@友人宅やら、某楽器店の誰もいない防音室で「スタインウェイ、ヤマハ、ベーゼン、ベヒ」グランド四台揃い踏みで45分弾きこもらせてもらったときや、ペトロフ専門のショールームが開店してすぐだったもんですごくじっくり試弾させてもらったときや、shigさん夜毎屋さんちのベヒシュタイン、プレイエルやudurannさんちの古いプレイエルやら、スタジオアデリーのベーゼンとスタインウェイ、Yoko先生ちのちょっと癖のあるベーゼンとか…

これまでに出会ったピアノの話を私にさせたら二時間じゃ足らない(笑)

けど、めるちゃんの話だけでやめといたよ!! ほかの人の話も聞かなきゃね

そしたら、ようやく挙手してくれた人やら、無理やり指名された人やら、語りだすとこれが、いろいろバラエティーのある体験談で、今日集まった人たちは相当マニアなピアノファンだね(と、自分を棚に上げ)

やっぱり、ピアノの個性に触れたときってのは、弾き方についてもいろんな発見があるときだよね。

途中、ピアニスト稲岡さんから出た話で、レッスンしてて、生徒さんの弾き方がこぅ~どうも滑らかにいかないってときに、思いついてレッスン室にあったクラビコードをちょっと弾いてもらったら!! 劇的ビフォーアフターな感じで突然良くなっちゃって、私が何時間も説明したのなんだったのよ、みたいな。

今日新たに聞いたキーワードで「触弦」感覚というのがあったんだけど(ピアニスト末永さんの造語だって)

それを感じると世界が変わる、というね…

前に、クラビコード弾きに行ったときの記事を書いたけれど、あのときもおゆき先生から言われたんですよね。「アンダンテさん、クラビコード買ったら絶対ピアノうまくなりますよ!!」あのときもめっちゃ心が動いたんですよ。結果は、(自分で調律するところに自信が持てないのもあり)見送って、クラビコードでなくグランドピアノ(めるちゃん)になったわけですけど。既に、めるちゃんから学んだことってのはいろいろある(これからもある)と思うんですが、まぁクラビコードを買っていた場合はまた別の世界が開けていたんだろうと。
#それにしても、「こんなこともあろうかと」クラビコードが設置してあるピアノ教室ってナニ!?

今日のピアノは、ひとつが古いベヒシュタイン(平均律)
新しいベヒシュタインと、フォルテピアノのレプリカ(この二台はキルンベルガーで調律)

モーツァルトのコンチェルトを、フォルテピアノ(ピアノパート)+新しいベヒ(オケパート)で聞いたのですが、この二台だとかなり音色が異なるので、とてもおもしろい効果がありました。えぇーこんなのあり?? と思ったけどほんとにありで、それに演奏もとても素晴らしかった。

クラビコードほどではないけど、フォルテピアノもアクションがシンプルな分、自分と打弦が近くて、やはり「触弦」感覚のある楽器だと思うんですよね。そういう楽器で丁寧に弾かれるモーツァルトは、心にも近く響く感じがします。

あと新旧ベヒ二台のコンチェルト(ベートーベン皇帝)もあったんだけど、これは調律が違うわけですよね? でも違和感なかったです。私の耳じゃあてにならないけどほかの人たちもそういってたからこれはこれで大丈夫なんだろうたぶん。この古いベヒの同等たる風格がもうほんと皇帝ばっちりな感じです。これもほんとよかった。

長くなったので、第二部(ピアノ説明&試弾編)は別記事で。

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