アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

モーツァルト弾くときの「顔芸」

2021年02月10日 | ピアノ
「顔芸」で有名なのはランランだけど。

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たとえば
LANG LANG - Mozart Piano Concerto # 17 / Bavarian Radio Symphony
これは特に、弾き振りだからというのもあって、「顔で指揮してる」感じ。わかりやすくていいと思う

ランランじゃなくても、いろんな人がけっこう「顔芸」しながら弾いてるなぁと思って…

藤田真央さんも「顔芸」強め。
Mao Fujita 藤田真央 Mozart Piano Sonata No.10

なんか、モーツァルトと「顔芸」って相性いいと思うんですよね(個人の見解です)。

ほら、モーツァルトの曲って、別に具体的な光景とかを描写しているわけではないんだけど、すごく「何か」を感じさせる…何かというのは、感情? というより気分かな?? 気分か、表情…そしてそれがくるくると目まぐるしく移り変わって、すごくイキイキとしてる感じ。

それは「和声の理解」ということともつながってるとは思う。たとえばほら
Mozart et les fonctions harmoniques
こんなふうに。でも、たぶんそれだけじゃなくて、音の上がり下がりとか、リズムとかが絡まって表情を作っている。

だから、さっき、ブログ「すべてがユルい春子の日記」で「「ふつう」じゃダメなんです」って記事を読んだときに、「そうそう!」と思ったんですよ。

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1小節目 いつはじまったのかわからないほど、ごく小さな芽生えのようにはじまって、
2小節目 意外な展開にやや驚いて、
3小節目 なんと6度もあでやかに高みに昇りつめて、
4小節目 そんなことをするつもりはなかったのよと、はにかむように。
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元記事には譜例も載ってますのでぜひそちらをご覧ください。これ、内容的にも納得ですが、春子さんの(文字)表現がまたうまい。

前回のレッスンでは「ふつうですね」(音は並んでるけどそれだけ?)と言われたのが、このイメージを元に、繰り返し繰り返し繰り返し練習していったら今回は「それでいいです」と言われたんだって。

そう、イメージがまずは大事だし、でもそれが音に出るようにするにはまたずいぶんな練習が必要なんですよね…

原曲に沿って、かつ豊かなイメージが持てるように、たとえば和声の勉強をするというのも一案だけど、ただ何の和音だというのがわかるようになっても、それで実際どう弾けばいいのかわからないと演奏に使えないので…好きな演奏の顔芸を眺めながら聞くというのもいいかもしれない。

ちょうど今練習しているモツソナK282で、顔芸強めな演奏があります(^^)
黒木 雪音/W.A.モーツァルト:ピアノソナタ第4番 変ホ長調 K.282

これ楽しい。


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コメント (2)
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