☆★人生!日めくり・・あなたと共に・・(*^_^*)★☆

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【旅行】・・NO2(*^_^*)

2021年10月03日 | 人生哲学(信仰)
ジャン・ギャバン




【旅行】・・NO2(*^_^*)

 だから、そういうふうにして行くことが僕の旅行の楽しみ方だけど、

今云ったように億劫がりの方だからね。

 例えば外国なんかは行くつもりがなかったわけだよ。

それが結局、『回想のジャン・ギャバン』というカラーブック出すという仕事を

頼まれてフランスへ行くことになった。数年前のことですがね。

それが一つの切っ掛けになって、去年も今年もフランスなんかへ行ったわけ。

 京都とか近いところならあれだけど、外国へ行く場合は、今度南フランスなら

南フランスへ行ってみようと、地図とか観光案内書とか、

それに関係した本を買い集めて読んだりなんかして、

 (今度南フランスへ行こう、南フランスへ行こう・・・)

 と、ことある事にやっていると、まあ自然に行けるようになってくるんだよ。

それは、いわば『求心力』だね。それに次にニューヨークへ行ってみたい思ったら、

いつかニューヨークへ行こう、ニューヨークへ行こうと絶えず求心していれば、

そのうちきっとニューヨークへ行けるようになっちゃう。

 だから旅行のみならず、やっぱり求心力というのは大事なものだね。

僕の場合、何かこうしたいと思ったら絶えずそのことを思っていれば、

何かにつけてそのことを目指して、無意識のうちに少しずつ段取りを

進めていくからね、だから自然にそうなるということになるんだよ。

【旅行】・・NO1(*^_^*)

2021年10月01日 | 人生哲学(信仰)
【旅行】・・NO1(*^_^*)

 旅が嫌いだという人はあんまりいないと思うけど、僕はねぇ、

どちらかというと億劫なんだよ、

旅へ出るのは。どちらかと云えば、家でゴロゴロしている方がいいわけなんです。

 観光シーズンにはまず旅へ出ないね。旅に出て心身を休めるんだったら、

観光シーズンに行ったら何にもならないわけだ。絶対に休まらないからね。


 だからシーズンオフを狙って、昔は行ったものですよ。

 京都だったら3月になったら途端にね。シーズンに入る直前に行くとか。

伊豆の方だったら2月の閑散期に行くとかするわけですよ。

 京都なんか12月が一番いいんです、空いていて。みんな親切にしてくれる、

暇だから、どこへ行っても。

旅館でも、予約なんかしなくたって、向こうへ着いて駅から電話掛ければ必ず
空いてるんだよ。

だから行き当たりばったりで、自由自在に、今日京都だから、ちょっと

明日岡山の方へ行ってみようと

思って、すぐその晩電話しても泊まられるものね。

 僕には2月と12月、それと梅雨時の6月、これが旅をするには一番いい

時期ということになる。

梅雨時に北海道へ行ったら梅雨なんかないからね。


【新婚旅行】・・(*^_^*)no2

2021年09月14日 | 人生哲学(信仰)
 落ち着いて水いらずがいいの

だから、結局、新婚旅行の場合は、あちこち転々と飛んで歩かない方がいい。

 別府へ来て、湯布院へ来て、熊本へ泊まって、長崎へ行ってというのは、やっぱり落ち着かない

でしょう。

 それでもそういうふうにする人が多いのは、前にも話したように、今や結婚というのは人生の

最大のハイライトになっているから、この機会に出来るだけ回ってしまおうという気があるから、

それをやるわけだよ。

 でも、今回はあまり飛び歩かずに、のんびり過ごそう、いつかは長崎へ行こう、鹿児島へ

行こうということで、その為には夫婦で努力して金も貯めてということになれば、

いずれまた行けるわけ。

 だから新婚旅行の場合は、先ず1ヵ所か2ヵ所。そうすれば宿の人も顔なじみになっていい

サービスしてくれるし、落ち着くということですよ。そういうことが何も分からないで、

ただもう駆けずり回って、毎朝早起きして、お土産の荷物でフーフー云って、すっかりくたびれて

帰ってくる…これでは思い出にもならないのじゃないの。 


【池波正太郎著】発刊)>

【新婚旅行】・・(*^_^*)

2021年09月13日 | 人生哲学(信仰)


 【新婚旅行】・・(*^_^*)

 新婚旅行というのは水入らずがいいわけですよ。

あんまり人がいなくてガヤガヤいなくて、二人っきりというのが一番いい。

ということになれば、観光シーズンをはずすべきだろう。

 だから、結婚式は春に挙げても、何も結婚式のすぐ後に行かなくたっていいんだよ。

ホテル結婚式をしたら、その ホテルで一晩くらい泊まることだけにしておいて、

それでもって、春に結婚式をしたら6月梅雨時に東北の方へ行くとか、

冬だったら志摩の方へ行くようにしてさ、それが一番目的にかなっているわけで

しょう。結婚式で緊張して疲れている、すぐそこで、何も行くことはないんだよ。


(結婚式の時期が集中していますからね。そこで新婚旅行の行き先も宮崎とか、

メッカみたいなところがあって、そこへ一番混んでいる時に行くから

「水いらず」どころではなくなるわけです。)


 そうでしょう。かえって食堂なんか新婚ばかりだろう。女同士が、

あっちよりこっちの服装の方がよかったとか、向こうはダイヤモンド

着けているとかやるわけだ。何にもならないよ、これでは。

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『豆茶飯』

2021年09月02日 | 人生哲学(信仰)

『豆茶飯』

 「すまぬな、弥七、腹ぐあいはどうだ?」

 「晩飯も食わずに飛んでまいりました」

 「そうだろうと思ってな、豆茶飯不二楼の板場へあつらておいたぞ」

 「豆茶飯・・・?」 

 「これ、弥七。女房が武蔵屋という四谷界隈でそれと知られた料理屋をやっているというのに何もしらぬとは、どうしたことだ。今日はな、おはるの父親が、そら豆うまいのを持って来てくれてな。こいつをちょいと炒りつけ、水に浸けて皮をむいたのを茶飯へ炊き込む。これが豆茶飯だよ。」

 「へへぇ。それは美味そうでございますね、先生」

 「一緒にやろう。やりながら、さて、相談だ。弥七、ちょと、おもしろいことになってきたぞ」

 
      【剣客商売:『陽炎の男』中「兎と熊」より】

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【豆茶飯】の作り方

●材料・・そら豆・昆布・米・醤油

 そら豆を剥いて軽く炒り、すぐ冷や水に入れ皮を取る。
 昆布を敷いた米に、水の10分の1の量の醤油を加えて炊き、炊き上がる少し前にそら豆を加える。そのままかき混ぜずに炊きあげて5分間蒸らす。

(料理指導=近藤文夫)


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