本日、快晴。

映画中心雑記。後ろ向きなポジティブが売りです。

劇団☆新感線『鋼鉄番長』【舞台】

2010年10月15日 | 【舞台】
公式サイト
http://www.ko-tetsu.jp/

劇団☆新感線、初観劇です。

公式サイトで知ったのですが、
新感線作品は以下の分類があるんですって。
1)いのうえ歌舞伎シリーズ
2)新感線Rシリーズ
3)ネタものシリーズ →→→今回はコレ。

最近、観劇と言えば真っ先に声をかける仲良しの同僚と共に、参戦。
(あたしはオタクだけど彼女のは博学。この差は何。でも趣味は結構合うのです。)

実は二人とも新感線は敬遠していて。
興味はあれども、
・古参ファンが多く、新参者が行っていいものか。
・そもそも、チケット取れないんじゃね??
・チケット代が他より若干高めでお財布に厳しい。
等々の理由から、なかなかチケットを取るに至らなかったんですが、
今回運よくあたしが先行抽選でGETし、
しかも2階席最前列のど真ん中!!ということで勇気を出して行った訳です。


いやびっくりしたねー。面白すぎて。

さすが大阪出身劇団。笑いに対しての貪欲さが半端なし。
3分に1回位のペースで小ネタを挟みこんでくるわ、
1回ウケたら、何回も重ねて笑いを取りにくるわ、
全てをやり切っている感が、本当に気持ち良かったです。
似てるかどうかは分かりませんが、
劇団ピスタチオを思い出しました。

そして、
特筆すべきは、スケールのでかさ。

多分ね、やろうとしていることは小劇場の劇団とあまり変わらないんだけど、
それを実現させてしまう役者のポテンシャルと演出力。
そして、財力(笑)。
チケット代高いのも頷けます。だってお金かかってるもん。
でも、それもやり切ってるから、全然嫌味じゃなくって。
この舞台になら、払っても全然後悔しないというか。
そう感じさせてしまう実力ですよね。本当にあっぱれという感じでした。


あたしは今回、
例のごとく池田成志氏目当てにチケットを取ったのですが、
池田氏と古田新太氏を舞台で見るのは2回目で。
彼らはまぁ、安定感のある演技で素晴らしいことは言うまでもないんですが。
新感線の劇団員のポテンシャルは彼らだけが浮かないくらい、
相当レベルが高いなと。
まぁもちろんキャリアならば上記2人と同格だし、
映像には彼らよりもばんばん出てる人達だしね。(高田さんとか生で観れて感動。)
伝わるのは、劇団員全員でエンターテインメントに徹してる姿勢。
全員が同じ方向を向いてる感じがしたなー。素晴らしき一体感。
(ちなみに池田氏は劇団員ではない。でも客演10回目って、もう劇団員でしょw)

ゲスト出演の坂井真紀と田辺誠一は、新感線は初めてではないのに、
ネタものシリーズにしっかりと溶け込んでいて、非常に面白かったです。
(でも準劇団員、とどこかに書かれてたなー。)
2人とも個人的に結構好きなのでラッキー、と思ってゆるく見てたら、
結構きわどいことを言わされ、やらされ、大爆笑を取っていました。
コメディもこなせる役者さんは素敵です。


あと個人的には、メインテーマ曲「鋼鉄番長」を、
THE冠が歌っていたのに驚愕。
物販でCD売ってるしーーー!!!
何という隙間産業。てか、THE冠、分かる人いるのか。



という訳で、かなりあっという間の3時間でした。
(途中休憩20分あり。トイレの行列がすごかったっす。)


劇団って、本当にそれぞれのカラーが濃いなぁとあらためて実感。
大きな劇団になればなるほど、それは顕著で、
来月またサンシャインに行く予定のキャラメルボックスとはだいぶ違いました。

演劇を始めた高校生の頃は
このノリについていけなかったかもしれないけど、
今となってはこっちのカラーが好きかな。
でもきっと、各劇団の良さが個性として表れている劇団こそ、
長く続いていくんでしょうね。

新感線の人気の理由を知りました。知れて良かったです。
今度はRシリーズとか見に行きたいけど…
チケットが取れるだろうか(汗)。

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