望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ウラ写真・劇場の日々・・・小道具

2011-05-21 10:38:34 | 舞台・ウラ話
 
楽屋の横に作られた小道具スペース


ちなみに、「いろはす」は誰かの忘れ物、ではなく、
何度か場面に登場する「お酒」です。


左手前にある金庫みたいな箱。
なんだろうと思って、開けてみてびっくり。
なんとピストルが入ってました。

斎藤一が一瞬だけ見せる小道具ですが、
けっこうリアルです(と言っても本物を見たことないけど)。



今回は比較的小道具は少なかったのですが、
その代わり、厄介だったのが、刀・・・。

男性は全員、大小を持ってますから、7人×2本。
倒れやすいし、倒れたら大きな音がする。

その上、箱などに一緒に入れると、探しにくい、出しにくい。

そこで、小道具係のかなやん(かなやたけゆき君)がひらめいて・・・。

これで一気に解決!


彼は、他にもいろいろと作ってくれて、
これは小判を作成中。


また、小道具のみならず、舞台のメンテナンスから掃除まで、
ホントによく働いてくれました。

こういう「縁の下の力持ち」タイプが、
小劇場の公演には不可欠なんです。
(別名・損なタイプとも言う・・(笑))
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ウラ写真・劇場の日々・・・小屋入り

2011-05-20 01:11:54 | 舞台・ウラ話
 
小屋入り・・・公演のために劇場に入ることを、こう呼んでいます。

たいがい本番の2日前。
その2日間で、
舞台のセットを作り、裏のセッティングをし、
照明や音響を合わせた最終稽古をし、
本番そのままにやってみるゲネプロをして、

<本番!>

となります。

下の写真は、
照明さんや音響さんと合わせるための「場当たり」。
いわゆる稽古ではなく、打ち合わせのようなものです。


照明さんの操作盤。
操作も難しそうですが、その前にやらねばならぬ、
どういう照明を作るかのプランニングが大仕事なのです。


しばらく出番のないキャストも見ています。
我々が照明の入った舞台を見られるのは、
このときだけなんですね。


そのキャストたちの足元にあるグジャグジャのもの。
テープ類や工具類など、まだまだ工事現場みたいなものです。



この汚さに驚かれたかもしれませんが、
このくらい小さな小屋だと、
どうしてもこんな感じになります。

小屋が大きくなるほど、整然としますが、
私ね、
実はこんなグジャグジャが嫌いじゃないんですよ 

みんなでバッタバタ働いて、
それから客席をきれいにして、
舞台を清めて、
さぁっ本番だ!っていう気分。

スタッフさん任せの公演じゃ味わえないものがあります。
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ウラ写真・スタジオの日々・・・休憩時間

2011-05-19 11:49:24 | 舞台・ウラ話

スタジオでの写真はこれがラスト。
稽古の合間の休憩時間です。


遊郭チームは裸足。対するお武家チームは当然、足袋。
稽古の時期はまだ寒くて、裸足はかわいそうでした。
ちなみに私も遊郭ですが、女将なので足袋。助かった~。
(トシをとると、裸足はこたえるのだ


みんな食事に行ったのか、
ガラーンとしたスタジオの中で、麻美ちゃん。
たぶん片付けてくれていたんだと・・・(食べてただけか??)


半次郎という大役に、すさまじい気合いで頑張っていた武市くん。
そりゃぁ。若くったって疲れるさ。



さて、このスタジオ稽古が終わると、いよいよ小屋入りです。

・・・って、

リアルタイムで、
このくらいのレポートがアップできるといいんですけどね。

公演中は、時間的にも、
ネタばれの問題でも難しいので、
遅ればせながら、今になってアップしています。

もう千秋楽から2週間も経っちゃったけど




・・・でも、アクセスして下さる方がいる、ということは、
きっと誰かが見て下さっていると信じて・・・、


まだまだ続けるぞーーーーっ 
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下北のスリーエフ、閉店・・・

2011-05-18 01:06:03 | 演劇・舞台・小劇場
 
夕方、スズナリに行く途中。

ちょっとした食べ物とコーヒーを買おうと、
いつものスリーエフに行ったのですが・・・。

入り口で思わず立ちすくみました。

ガラーンとした店内。
扉には張り紙。
「長い間、ご愛顧賜りましたが、20日(金)19時をもって閉店・・・」


  え・・・?


ほんの10日前まで、

毎日、ここでコーヒーを買って、
それを持って劇場に入ってました。

去年も。その前も。

なんとなく「劇」小公演と、
このスリーエフがセットのようになっていたのに・・・。



ここはコンビニなのに、ちゃんとしたコーヒーを置いていて、
それがなかなか美味しかった。

「今日は何にしよう」なんて、迷うのも楽しかった。


  それが、閉店・・・。


たかがコンビニなんですが、
公演の記憶とつながっているだけに、
かなりの寂しさを味わいました。



たかがコンビニなんだけどね。

たかがコンビニ、なんだけど。
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ウラ話・スタジオの日々・・・義援金

2011-05-17 14:17:49 | 舞台・ウラ話
 
公演中に集まった76,508円の義援金。

これのほとんどは、
公演を観に来て下さったお客さまからの浄財なのですが、
一部には、我々が出したものも入っています。

スタジオに置いていた、募金ボトル↓


この写真を見た限りでは、ただの募金ボトルですが、
実は、これ、ちょっと中身が違いまして・・・、

言っていれば、罰金?


ホワイトボードに、
本日の稽古予定が書かれているんですが、
その横の一連の文字、読めます?


――――――――――――――
◦義援金◦

集合に遅れる・・・500円
「女郎」と言ったら・・・10円
刀や道具を雑に扱う・・・50円
はじらい・・・10円
―――――――――――――――

つまり、集合に遅れたら、500円の募金、

といったように、ルール違反の罰金を募金にしちゃおう、
という計画だったんですね。


「女郎」と言ったら・・・10円って、
これ、わかりにくいんですが、

主宰が、
「女郎と言う言葉はよくない。
 女郎は遊女、女郎屋は遊郭と呼ぶことにしよう」
と、突然思いついて、こういうことに。

個人的には「女郎」という言葉が嫌いじゃないんですが、
品格を持ちたいということだったんでしょうね。

でも結局、言い出しっぺの主宰が、毎日のように「女郎」を連発。
主宰による、主宰のための募金みたいなものでした(笑)
(みんな、そのたびに鬼の首をとったみたいに喜んで・・・ほとんど子供?)


刀や道具を雑に扱うのは当然NG。
特に、刀は武士の魂でもあり、
これをぞんざいに扱うなど、考えられません。
(太平の世の時代は、錆びつかせたりしてたらしいけど)

日頃から刀を大切にしていないと、
そんな気持ちが、ちょっとした演技にも出て、
一気にそのキャラクターが変わってしまうことだってあるんです。

もちろん、
稽古で使う木刀も、雑に扱えば割れますし、
本番用の刀に至っては、壊されたら大変!(個々の所有物!)
という現実的な問題もあります。

ということで、
反した所を見られて、誰かに「チャリーン」と言われたら、
募金箱に50円をチャリーンと募金!

刀を落として「チャリーン!」
刀を雑に扱っても「チャリーン!」

だいたい、1回の稽古で、数回、
「チャリーン!」の声が上がります。


対して、女子の方は「はじらい」募金。

女性の恥じらいなんて、今となっては死語ですが、
時代劇では大きなポイントとなります。

で、稽古以外でも、稽古場に一歩足を踏み入れた途端から、
恥じらい、上品な所作を徹底することになりました。

いちおう、キャラは違えど、女子全員です。

なもので、
「あ、今の言葉遣いはなんだ? ほれ、チャリ-ン!」
「なんて格好で座ってるんだ。チャリーン!」



そのうちに、お豊役の羽衣堂あやちゃんが、
もうひとつ付け加えました。

「半次郎がお豊に敬語を使ったら・・・300円!」

幕末のバカップル、半次郎と遊女お豊は、
ベッタベタの2人でなくてはいけないんですが、

日常では、年下の半次郎役、武市悠資くんが、
先輩のあやちゃんに遠慮して遠慮して(笑)

刀と同じく、お芝居だけでベタついてても、
何かの拍子に日常が出ちゃうんですね。

なのに、武市くんがミョ~に紳士で、
演出で「おっぱいつかめ」とか言われても、
微妙にすき間をあけてたりする(笑)
(あ、もちろん、彼女の了解を得ての演出ですよ)


業を煮やしたあやちゃん、
その垣根を取っ払おうと、半次郎限定募金を設定!

その甲斐あって(?)本番では、
「まったくぅ」とお伝をイラつかせるバカップルになってくれました。




この稽古場での義援金、結局、いくらたまったのか、
詳しいことはわかりませんが、
見た限りでは、結構たまったような。


喜んでいいのか、どうなのか。
ま、人さまのために使ってもらえるのなら、
これもよしとしましょうか。
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ウラ写真・スタジオの日々・・・衣裳

2011-05-16 10:51:07 | 舞台・ウラ話

スタジオに入ると、俄然動きが激しくなるのが、
衣裳とか小道具といったたぐいのもの。

稽古場では「とりあえず」で何とかやり過ごして、
スタジオでまとめて決定&作成、
というやり方をしているカンパニーが多いんです。

というのも、稽古場は場所を転々としたりする上に、
まとまった時間は稽古に割いてしまう。
キャストも全員は集まりにくい。

ということで、

「じゃぁ、これはスタジオに入ってから」
「これもスタジオで」

みたいに、ぜーんぶスタジオに先送りして、

・・・そんなに全部できるか!

と思ったりもするんですが、


・・・これがねぇ、意外にできちゃうんですねぇ。

本番までに間に合わせなきゃ、という、
火事場の馬鹿力が出るんですね。

だから、ある意味、
スタジオに先送りは効率がよかったりします(笑)



しかし、それでも!

今回の衣裳は難航しました。


江戸の帯結びだったので、それができる帯でなくてはならない。

幕末⇒明治という時間の変遷がある。

それに加えて、いつものことなのですが、

並んだときの色の具合や、
そのキャラクターに合う衣裳、

といったことも極めて重要になります。


その上に何度か衣裳替えがあったりすると、
本当にパズルのような複雑な作業になります。

そんなことをやって、やっと決めた衣裳も、
背が高い場合は、手の長さが袖に合わず、
ツンツルテンでNGだったり。


劇団員の秋葉千鶴子さんを中心に、
すさまじい量の着物を出して、決めていくのですが、

決めた後でも、主宰が、
「うーーん。やっぱり、これ、やめよう」
なんてことも多く、
今回はギリギリまでずれ込みました。


それも着物って、着物、帯、帯上げ、帯締め、半襟、と、
すべてのコーディネイトが必要なので、まさにパズル。

ひとつ変えると、玉突き式に全部が変わっちゃうんです。

この下の3組の衣裳は、
お武家チームの最初と最後用(同じシーンだったので)。

決定して、写真を撮ったものの、
結局、その後に、半分近くがひっくり返りました 



そんなこんなで、スタジオの小部屋がひとつ、
ほとんど衣裳部屋の状態になっていました。




一方、こちら↓は、かぶり物を決めているところ。


ご本人たちはいたってマジメなのですが、
これで新撰組の隊士だと言われてもね~ 

みんな帯だけ締めているのは、
刀を差さねばならないため。

ま、子供のチャンバラごっこ、ですな(笑)


ちゃんと着た姿を垣間見ると、
何となくタイムスリップした雰囲気で、いいんですけどね。


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ウラ話・スタジオの日々・・・赤い妖怪の正体

2011-05-15 15:44:06 | 舞台・ウラ話
 
「稽古場の日々」から、微妙に言葉を変えての「スタジオの日々」。

本番の1週間ほど前から、スタジオで、
本番と同じセットを組んでの終日稽古になります。
ですから、このあたりは、いよいよ本番間近の日々なんですね。


・・・で、まずは、これの種明かしから。

以前、こちらでお見せした「赤い妖怪」(笑)



衣裳でもなく、「着る」モノでもないのに、

なぜ、体に羽織っているのか?

ウラ話にて、ぜ~んぶ、ご説明します・・・と書きました。


さて、


ご覧頂いた方、
この「赤」に記憶がおありでしょうか?

苦労の割に、一瞬だったからなぁ。
気がつかない方も多かっただろうなぁ。


最初に「ご用改め」が遊郭に踏み込んでくるシーン。

遊郭でお楽しみの真っ最中かと思いきや、
役人が去って、布団を開けてみると、なんと3人!

ご用改めの役人から、身を隠していたのだった、
という説明シーンです。


そう!
主宰がまとっているのは、
そのときに使っていた「掛け布団」なんですね。



なぜ、掛け布団を??? と思われるでしょうが、

・・・これは、暗転の段取りを相談中なんです。




暗転って、
明るくなったら別の人がいたり、別の場所に変わっていたり、

見ている方はそれが当たり前なんですが、

やっている方は、とにかくアナログな世界ですからね、
自分たちで移動させたり、自分たちが動いたりしなきゃならない。

それも真っ暗な中で、短時間に!


今回のお芝居はセットの移動がなくて、楽だったのですが、
その中で唯一、大物の移動がこれでした。

それも、

敷布団を敷く
  ↓
半次郎とお豊が寝る
  ↓
又右衛門の巨体がその上に覆いかぶさる
  ↓
3人の上に掛け布団をかぶせる

という、けっこう厄介な仕事があり、それに加えて最後に、

又右衛門の頭と、

 女の襦袢をかぶった半次郎の頭、

 お豊の片足(ナマ足!)、

   を、布団から出しておく

という完成形になったところで、パッとライトがつく、

・・・というか、つくまでに、ここまでになっておかなきゃいけなかったんですね。


でも最初は、明るいところでやっても、
なかなか「完成形」にならない!
舞台用に布団も小さく作っていますしね。

とはいえ、客席からも、布団の中は2人だと見えなきゃ、
あとの驚きにつながりません。

半次郎役の武市悠資くんと、お豊役の羽衣堂あやちゃんは、
体も小さいしスリムなので、問題はないのですが、
あとのおひと方が・・・(笑)


それの問題も含め、
1秒でも早く完成形に近付けるためにはどうするか、
いろいろな試行錯誤が続きます。

暗い中で、一瞬で敷布団を敷くには?
お豊の日本髪が崩れないようにするには?
狙った所に掛け布団をかぶせるには?

何度も何度もやって問題をつぶしていき、
最後に「掛け布団」の問題が残りました。


・・・そこで、

・・・この写真だったんですね。


半次郎が敷布団を敷き、お豊と共に先に寝転がる。

その上に、羽織った掛け布団もろとも、又右衛門様が、


 どーーーーん!!!


と、覆いかぶさる。


・・・稽古から本番まで、

   三人三様に大変だったようです(笑)


あのシーンは私も出ていて、
踏みこまれた役人にバレないように、
ハラハラしながら見ているんですが、

実は、役人役のかなやたけゆき君も、私も、
舞台に登場して布団を見た途端、

「ホッ、今日もうまくいってる」と、
そっと安堵したりしていました。



ちなみに・・・この布団、
スタジオでは何人かのお昼寝用になったりしてました(笑)

舞台用の道具を私用に使っちゃいけないんですが、
そこはまぁ、疲れてることだし・・・ね。



暗転の話は、一時延々と連載しました。
興味とお時間のある方は、このブログからどうぞ。
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ウラ写真・稽古場の日々・・・ペア

2011-05-14 02:55:55 | 舞台・ウラ話

今回の作品で登場した、ペアいろいろ。
写真の撮れた4組だけをご紹介。



西郷吉之助(流野精四郎さん)・いと(秋場千鶴子さん)・・・夫婦

この2人の薩摩弁の会話がなんともいい味わいで、
小津安二郎の映画のよう、という評も。



朋江(花風みらいちゃん)と八重(平野麻美ちゃん)・・・兄嫁と妹

初共演ながら、いつも一緒で大の仲良しになってました。
「ウチの相方」とか言ってたけど、漫才コンビじゃないからね(笑)



黒田又右衛門(佐藤伸之さん)と斎藤一(吉田匡孝さん)・・・宿敵

この2人のシーンは見ごたえがありました。
吉田さんはこういうクールな役がよく似合います。
普段はまるっきり違うんだけど。



お伝(私)とお袖(海老原利奈ちゃん)・・・親子

もうっ、かわいいんです、ウチの娘。ベタベタな母でした。
ところで、この写真、似てません?
ホントの親子って言ったら通りそうな。
普段はそんなに似てないんですが、稽古の成果か?(んなことないか・笑)
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ウラ写真・・・引き続き、稽古場の日々

2011-05-12 16:30:56 | 舞台・ウラ話
 
昨日は読み合わせの写真を出したので、
今日はその後の立ち稽古を。


とりあえずの代用品。

牧野新三郎(アルフさん)と朋江(みらいちゃん)、
2人が最初に登場するシーンです。

アルフさんが手に持っている旗みたいなもの、
何かわかります?

これ、提灯の代わりなんです。
たしか、ファイルを微妙なバランスで伸ばして使っていたような(笑)

でも小道具って、何でもいいから持っておかないと、
動きが変わっちゃうんですね。

代用品小道具の話は、
やはり去年の「劇」小公演のウラ話に書いているので、
よかったら、併せてお読みください。

しかし、この2人が初めて立ち稽古で登場したときには、
なんだか「ほ~~」っと見とれちゃいました。
美男美女の夫婦は、やっぱりサマになりますね。




人の稽古を見る。

自分のシーンも気になるものの、
人のシーンがどう作られていくか、
これも目が離せません。

ストーリーが二次元から三次元へ動き出すと、
また全然違うものが見えてくるからです。

台本を読みながら、自分でイメージを作っていたシーンが、
演出家のイメージで現実に現れます。

あ~、そういう作り方だったのね~。
あ~、そういう演出がなされるんだ~。
・・・これはエキサイティングです。

なんて、ちょっと立派なこと書いてますが、
要するに面白いんですね。
自分に関係ないし(笑)



演出!

もちろん、ずっと演出してこその稽古なんですが、
具体的に演出家が動いて見せることも、よくあります。

「ここで、こういう心理だから、こう動くだろ?」
「相手がこう来たら、どうリアクションする?」

というように、細やかに説明しながら、
納得させて、やってみせて、やらせてみせる。

特に若手に演出をつける場合は、これが繰り返されます。

こちらの主宰の佐藤さんは、絶対に怒鳴らないし、
まず怒ることもない、という、希有な演出家。

どんだけ我慢強いんだろうと感心しますが、
ホントはね、怒鳴り散らして役者を委縮させたら、いい芝居はできないんです。

だから、芝居を良くしようとしたら、委縮させちゃいけない。

でも、それでも、怒りたくなる気持ちもよーくわかる。

ほんに、佐藤さんの我慢強さは国宝級。
居心地いいワケなんですよね 
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さぁて、ウラ話の前にウラ写真を出しますか!(その1・稽古場の日々)

2011-05-11 12:19:46 | 舞台・ウラ話
 
その前にひと言、ご報告でございます

「人斬りの恋」の公演中、ご協力をお願いしておりました義援金。
DVDの売り上げの一部も加えて、

合計、76,508円 

となりました!

オフィスパラノイアより、日本赤十字社に振り込んだ由、
先日、報告がありました。

ありがとうございました!!

皆さまのご協力、
関係者一同、心より御礼申し上げます。


まずは取り急ぎ、ご報告のみにて。


・・・なのですが、これに関しても、
もっといろいろと書きたいことがあるんです。

それに他にも、オモシロ話も書いていきたいのですが、


いかんせん、時間がないっ!


ということで、しばらくは、
なーんとなく、写真でお茶を濁します。

舞台裏の好きな方には興味を持って頂けるかな?

あ・・・、でも、

「ウラ写真」って、変な誤解受けます?

大丈夫ですよね?

なにせ健全きわまりないオバサンのため、
かえって何も考えずにヘンな言葉を使うらしく、
たま~に誤解を招いたりするものですから。

でもこの言葉で行っちゃいましょう!


今回は、時間をさかのぼって、
稽古スタートの頃から千秋楽に至るまで、
何回かに分けて、ゆっくりとご覧頂きます。



台本の読み合わせ。

台本が出来上がっているところまで、
何回も読んで、「何か」をつかんでいきます。

ホントに「何か」をつかもうと、
ひたすら手探りを続ける時期です。

このときは、まだ役が決定していなくて、
盲目の静かな姉、朋江と、独立心旺盛な強い義妹、八重の役を、
花風みらいちゃんと平野麻美ちゃんが交代で読んだりしていました。

今から考えると、あの2人が逆の役なんて、
もう考えられませんけどね。

ちなみに、吉田さんが椅子に腰かけているのは、
袴がしわくちゃになるため。

2人の力関係を表しているワケではありません。
念のため・・・。



演出助手、頑張ってます。

「将門」に引き続き、演出助手をしてくれた海老原利奈ちゃん。
今回はキャストでもあり、猛烈な忙しさでした。

この写真も、たぶん自分の役の話ではなく、
人へのダメ出しを書きとっているところだと思います。

顔がピンボケなのは、それだけ忙しい証拠!
(と、言い訳しておく)

でも、小さな体でパワー全開。
頑張ってくれました。

最初の登場の設定年齢が10才!
それも「色っぽい子供」と言われ、頭を抱えていたっけ(笑)



毎度おなじみ、殺陣稽古。

芝居の稽古と並行して、殺陣の稽古も始まります。

まだ木刀でやってますね。

木刀は、鞘に納めたり、鞘から抜いたりしなくていいから、
すごく楽なんだそうです。

そう、普通に時代劇でやってる、納刀・抜刀って、
カッコよくやろうとすると、ものすごく難しいんです。

ちょっとマネして「とえっ」っと刀を抜こうとしたら、
手が届かなくて抜けませんでした 

無理やり抜いちゃったら最後、なっかなか鞘に納まらないし 

手の長さだと思ってたら、どうも技術の問題のようです。ははは 
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