望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

舞台の裏のウラ話 <お客様には見えない苦労編・その11>

2019-07-10 15:42:33 | 舞台・ウラ話

 

喋っては食べ、食べては喋り、

でも、台詞ははっきり、テンポは崩さず、

時間通りに食べ終わる!

 

好きな時間に好きなだけ食べる、というシーンなら、

さほど大変ではないんですが、

そんなシーンはまずありません。

 

食べながら台詞を喋ることに加えて、

 

この台詞までに、食べ終わる、

とか、

 

誰かがこの動きをした途端に、

全部食べ終わって「ごちそうさま」を言う、

とか。

 

「決まった時間内に食べきる」

という制約があるときが、

最も役者泣かせの消えものシーンになります。

 

 

そして、7、8年前。

それの典型のような芝居がありました。

 

時代劇で、シーンは、女郎屋の朝ごはん風景。

 

新米女郎が、とにかく底抜けに食べるという、

ま、言ってみれば、それを見せるだけの、

軽い、笑いを取るシーンでした。

 

なんですが、実際は、

メインの派手な立ち回りよりも、

神経を使ったんじゃないかと思います。

 

 

まず舞台上には朝食のセットが3人前。

ご飯、おかず、お汁にお茶。

当然、すべて本物です。

(そして当然、キャストたちが用意します)

これは用意する前の楽屋裏での写真。

(用意したときには、こっちもスタンバっていて写真は撮れない) 

 

このセットを、芝居中に下男が運んできて、

女郎たちの朝ごはんが始まり、

みんながっつり食べます。

 

そうまでしなくても、と思われるかもしれませんが、

その時の劇場が小さい小屋だったので、

食べるマネなんかじゃバレバレ。

 

一気にお客様に引かれちゃいます。

 

それに、芝居をしながら、喋りながら、

食べ続ける姿っていうのは、

やっぱりリアルだし、

役者の必死さも伝わって(笑)

嘘がないから面白いんですね~。

 

 

しかし、

このときはそれどころじゃなかった。

 

なぜならば・・・、

 

   <つづく>

 

 

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