望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

舞台の裏のウラ話 <お客様には見えない苦労編・その12>

2019-07-11 21:40:28 | 舞台・ウラ話

 

芝居をしながら、喋りながら、食べ続ける姿は、

嘘がないから面白い。

・・・とはいえ、

このときはそれどころじゃなかったのです。

 

  なぜならば・・・、

 

会話の中に「おかわり」 という台詞が入っている!

 

それも3回!

 

つまり、3回、おかわりをする。

 

つまり・・・、短いシーンの間に、

台詞を喋りながら、

3膳のご飯を食べ尽くさねばならない!

 

それも、台詞を出すタイミングは絶対に外せないので、

「おかわり」の台詞までに、ご飯の完食が絶対条件。

 

それを、かける3、で3回。

 

大食い女郎役の若手の役者さん、

毎日、昼と夜との2回、飲み込むように3膳めし。

これは苦行だったようです。

 

でも、それは本番の話。

本番に至るまでには、稽古中にもっともっと食べ続け、

何度も何度も繰り返して稽古して、

やっと出来上がった結果でした。

 

もう1人のお喋りな女郎役の子は、

ご飯は1膳だけで済みましたが、

なにせ、お喋りという設定なので、

台詞が多いこと多いこと。

それも超早口のマシンガントーク!

 

その間に食べるのも、かなり大変そうでした。

喋りながらも、アリといえばアリですが、

 

ご飯粒って、口から飛び出しやすいから、

これはこれで怖いんですよね。

 

リアルったって、あまりにキタナイと、

お客様が不快になるでしょうし、

 

飛びだしたご飯粒が、衣裳や床につくと、

そのあとがもう・・・考えただけでゾッとします。

 

 

よく我々は「尺」という言葉を使うんですが、

 

この台詞からこの台詞の間に食べ尽くさねば、

「おかわり」と言えないという、

決められた尺がある、となれば、

 

解決法は、ただひとつ。

軽くよそえばいいのです。

 

なんですが、

これがまた、よそう方にも、事情がありまして・・・。

 

 

   <つづく>

 

 

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