望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

「見よ」ウラ話&ウラ写真(その13) 本物を使う

2018-03-27 23:20:55 | 舞台・ウラ話

なぜ、
本物の道具が入ると、作業が変わるのか、
というと、

たとえば、私は暗転で一度、
椅子の移動をする仕事がありました。

どこの暗転か、わかります?
って、わかるワケないですよね(笑)


暗転になったとき、小道具をハケ(片づけ)たり、
大道具を移動したりするのは、

・・・舞台監督さん、
ということも、もちろんありますが、

かえって、近くにいるキャストの方が、
無駄な時間を使わずに済むので、
基本は一番近いキャストが働きます。


ということで、

婦美が順吉にキスをされて大騒ぎになり、
みんなが窓から逃げるあのシーン。

みんなが逃げてしまった後、
談話室に入ってきた菅沼先生が、

ガランとした談話室をカンテラで照らして、
何事もなかったと、ホッとしたところで、

暗転・・・だったのですが、


この時点で、
窓から逃げるときに、踏み台がわりにした椅子が、
窓のそばに置きっぱなしになるんですね。

でも次の明転(暗転が明けたとき)では、
翌日のシーンになるので、
椅子は元に戻ってなきゃいけない。

で・・・、その場にいるのは菅沼だけ

ま、少々トロくても、別の人間が動くよりいいだろう、
ということで、私がやりました。


「はーい。この程度、いくら私でも楽勝でーす!」

って状態だったので。

だって、この仕事、

とりあえず道具のパイプ椅子だったときには、
ホントに楽勝だったんです。


    <つづく>






 ブログランキング参加中 
  人気ブログランキング
 よろしければ、クリックを!

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「見よ」ウラ話&ウラ写真(... | トップ | 「見よ」ウラ話&ウラ写真(... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

舞台・ウラ話」カテゴリの最新記事