この前、ある人に、
「やりたくない役ってありますか？」
と聞かれて、
普通「やりたい役」を聞かれるのに、
珍しいなぁと思いながら、
「そんなのありませんよ～。
何でもやらせていただければ」
・・・と、
言っときゃよかったんですけどね。
変なところで正直なものだから、
「そうですね～。お母さん役かな？」
なんてペロッと喋っちゃったりして。
その人が、たまたま演出家さんだったので、
（やばい、これでひとつ、役が減った
）と、あとですごく後悔したんですが、
でも、実はそうだったんです。
最近でこそ、変わった役が多くなりましたが、
以前は「普通のお母さん」ばっかり振られて、
一言で言って、
・・・飽きた
そして今回、普通のお母さん役。
ぶっ飛んでもいなければ、変でもない。
ところがね、
やってみると、心情的なところは、
ほぼ１００％理解できるんですね。
あ～、やっぱり「等身大」ってあるな～って、
思いなおしました。
コメディばかりやっていると、
ぶっ飛んだキャラが多くなるので、
普通の感情の上から、
いくつも盛らないとできないんですが、
シリアスなものなら、
かなりリアルな感情のままで演じられる。
当たり前のことを改めて気づきました。
ただね・・・、
それは、あくまでも心情であって、
表現じゃないワケで。
気持ちがわかったからって、
この母親を表現できるワケじゃない。
やりすぎたり、足りなかったり、
自分の立ち位置を求めて、
迷いまくっています。
それに比べて、
まわりのみんなは、すごい集中力で、
どんどん濃いシーンを作り上げていっちゃって。
おーい、ちょっと待ってよ～
まだ今日で４日目だよ！
オバサン、まったくついていけないよ～
だけど、ま、仕方ない。
これが私なんだから、じっくりトロトロやっていくさ。
そんなことを、とやかく言うようなメンバーじゃないし。
アセったり、悩んだりしながら、
でも、稽古場の心地よさに救われて、
オバサン、まだまだ頑張りまっせ！
ということで、今日の１枚
テーマは目力。
なんだけど・・・イマイチ意思の疎通ができてなかった
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ナイスコンプレックス N24
『キミが読む物語』
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