横浜の司法書士安西雅史のブログ

2011-01-23湘南国際マラソンで初のフルマラソンに挑戦しました。

サラ金の利息

2007-10-07 | 業務日誌


明け方頃、結構揺れていましたね。
神奈川県西部が震源地で、戸塚区は震度3とのことですが、寝ていてもすぐに気づくほどの大きい揺れだったと思います。


日付が変わっちゃった・・

三連休最初の土曜日

午前

計算書が郵送で届く。
この業者は、どちらかと言うと最近の評判は悪くなく、過払い案件に関しての対応もスムーズで、10年以上の前の履歴も一回で全てを開示する。
ところで、最近では、一部大手のサラ金が上限利息を18%まで下げたようだが、以前は大体27%から29%辺りで利息を取っていた。

さて、利息に関してこんな話をご存じだろうか・・・

例えば、ある人に200万円の借金があったと仮定し、これを毎月4万5,000円ずつ返済していくとする。
200万の借入先の利息を、以下の3つに場合分けしてみて、その人が完済するまで何年かかるかってお話~

①銀行金利1.80%の場合

②利息制限法の上限金利内である18.00%の場合

③サラ金の金利28.00%の場合


して、計算してみると・・・・


①では、約4年かかる。

②では、約6年かかる。


では、③だと、どれくらいかかるだろうか?
(このはなし、初めて聞いたって人はちょっと考えてからスクロールしてみて下さいな。)
















答えは、一生かけて払い続けても完済しない。
つまり、このケースで毎月4万5000円を支払っても、利息分だけしか払っていないことになるので、一向に元本が減らず、その結果、何十年と払い続けても200万の借金はなくならないのである。

サラ金の恐ろしいビジネスモデルが良く理解できる話である

因みに、この話は、クレジットサラ金問題について、最前線で活躍されている有名な弁護士さんの論文に掲載されていた内容である。


午後
来客
受託した債務整理の依頼で、先月、最後一つだけ残った信販会社との和解が成立したので、その終了報告&契約書類の返却。
最後暫し雑談をして、その帰り際に、もう二度とサラ金には手を出しませんよ・・・と言って事務所を後にした姿が印象的だった。。





さて、明日から溜まった前半戦の24でも見ますか・・・