母と映画「東京タワー」を見に行きました。
原作本を読み、去年暮れのスペシャルドラマを見て
今年始めの連続ドラマも見た私。。。
正直、もういいだろうって感じだったんだけど
この作品を大きなスクリーンで見たらどうなんだろうって
思って見に行きました。。。
ドラマの東京タワーと比べて見てはいけません。
これが見終わった後に感じたことでしたね。
つい先日終わったドラマの余韻を引きずって見た人は
物足りなさ&違和感を感じるかもです。
どこにでもある家族の物語。
冒頭でオダギリジョーのナレーションにもあるけど
この作品は、どこにでもある家族の小さなお話なんです。
だから見る側がふと自分と重ね合う瞬間がいくつもあって
自然と涙がこぼれてしまうのよね
オカンが抗がん剤治療で苦しんでいるのを辛くて見て
いられないボク(オダギリジョー)に自分がいつしか
感情移入をして、涙が止まらなかった
樹木希林さんの演技はやっぱりすごいね。
この人は作品の内容の良し悪しに関係なく
存在だけで何かやらかしてくれそうな期待感をこっちが
持ってしまう(笑)オトンが来ると聞いた時の照れた芝居が
可愛かったなぁ。。。
ボクがオカンの手を引き横断歩道を渡るシーン。。。
一瞬「無音」になってその画面に気持ちが集中した瞬間
こみあげてきましたね
この時の映像が公式HPのTOPの画像になっているけれど
納得です。小さい頃は逆だった。。。
オカンがボクの手を引いて守ってたけど
時を経て、ボクがオカンの手を引いて守ってる。
オカンの安心した微笑みが印象的でした。
ラスト、オカンが死んだら開けることと書かれていた箱。
その箱の中身と、オカンの手紙に涙・涙でしたね
ホント、オーソドックスなお話しなんだけど
そんな当たり前な親子の関係が今、失われているような気がして。
だから余計にぐっとくるのかも。。。
樹木希林さん、スペシャルドラマではマー君の
アパートの管理人役で、ちょっとだけ出てましたね。
今回は小泉今日子さんが、その役でしたけど。。。
見終わった後、母上がオダギリジョーのスタイルがいい!って
言ってて「あんなピンクの服着てもおかしくない」って(笑)
確かに。。。あんなピンクの服着る人もなかなかいないし。
スペシャルドラマ→連続ドラマ→映画と見てきて
あえてどれが一番好きかと聞かれたら。。。連続ドラマかな。
映画で違和感があったのが、オカンの若い頃と、マー君の中高生時代。
内田也哉子に母の温もりをあまり感じられなくて。。
演技も今ひとつ。。。
マー君の中高生時代を演じた、花より男子のつくしの弟役の彼(笑)
変声期がないまま高校卒業までやって、いきなりオダギリジョーに
バトンタッチでしょ?いつ声変わりしたんだ。。。みたいな(苦笑)
細かすぎる?だって、気になっちゃって。
彼女役の松たかこ。
どうしてもオダギリジョーと合わなくて(苦笑)
オトン役の小林薫さん。。。スマートでカッコ良過ぎなのです。
私の中でのオトンのイメージは、もっと酒乱でどんくさいの。
で。。。ボクも田舎から上京してきて、垢抜けない感じの人の方が
もっと入り込めたかも。オダギリジョーは小林薫と同じくスマートで
カッコ良過ぎちゃって。あっ、だから親子なのかな?なんちゃって
自分の中で、東京タワーのイメージが出来上がり過ぎてる。
許して。。。
福山雅治の主題歌「東京にもあったんだ」この間、Mステで聞いた時
今ひとつピンとこなかったんだけど、今日聞いて見てこの歌は
映画館で聞いた方が音が広がるな~って思った。
でも、劇中で流れるのではなく終わった後の真っ暗な画面のエンドロールで
流れるのね。。。
ごめんね、ありがとう。。。
きっと親が亡くなった後、出る言葉なんだろうなぁ。。。
記念にパンフレット買ってきたよ
たまには、こんな何でもない小さな物語を見るのも
いいのでは?
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