バルーサー家での滞在

2007-03-24 10:53:43 | Weblog
昨年末からお正月はインドのチェンナイ(マドラス)で過ごしました。
いつもでしたら踊りの先生(チャンドラシェーカー先生)のお宅で滞在させていただくのですが、年末は長女のチトラさん一家が泊まってられたので部屋が足りず、ムリダンガム(南インドの両面太鼓)の先生、バルーサーのお宅でお世話になっておりました。
バルーサーのお家は、とても清潔で電化製品もそろっていて、大阪の私の家とあまり違わないのですが、違っていたのは新しい一日の迎え方です。とっても信仰心が深いので、いい体験をたくさんさせて頂きました。
朝4時ごろバルーサーは起きて、庭の木に咲いている花をインド独特の金色の真鋳のお皿いっぱいに摘んで来ます。そのお花を奥さんが針と糸で花輪を編みます。その姿は、涙が出るほど清らかで美しかったです。(踊りの中のしぐさで、花を編むしぐさはよく出てくるのですが、動作を綺麗にするのではなく、そのときの信仰心、神に捧げる花、朝一番に美しく咲く花を、美しく編み、飾り、喜んでいただこうという、心をもっと感じながら表現しないといけない、と思いました。)そのあと、神棚、部屋を掃除、お風呂で身を清め
プージャ(神様の讃歌を唱え、お花、お香、水、炎などを捧げる。)をした後、朝ごはんを食べて、生活が始まります。インド舞踊を踊るのに大切なことをたくさん見せていただき、感じさせていただきました。
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