フレンチ・アメリカン日和

アメリカ在住、フランス人の夫を持つ日本人(女・30代)です。日々のことを綴っていきたいと思います。

Mahaloの本当の意味

2004-12-22 04:00:30 | 異文化あれこれ
クリスマスが近づいていて、それなりにうきうきはしているものの、一つしきりに残念なことがあります。というのは、クリスマスの直前の一週間を私とフランス人はハワイで過ごしたくて、土壇場まで色々と画策していたのであった。。。そもそも昔波乗りをしていたうちのフランス人は、毎年この時期にオアフで行われるサーフィン・コンテストを、どうしても観戦したくて仕方がないのです。加えて今年は、大学時代の友人のA子ちゃんがこの時期、一家でワイキキに滞在しているということもあり、私は是非「ハワイで再会ー!」なんてことを実現したかったのです。でも結局、私とうちのフランス人の仕事のスケジュールを色々とあわせてみたところ、年末までは2泊くらいしかスケジュールがひねり出せない。さすがにカリフォルニアからは片道4時間前後の「国内旅行」とはいえ、2泊でハワイなんて、そんな温泉旅行のようなスケジュールはきつすぎます。結局やむなく断念となりました。今ごろA子ちゃん一家は椰子の木の木陰で、マイタイなどすすりながら、眩しい日差しの下の海を眺めているのね。。。わぁぁぁー、バタバタバタ(と、ひとしきり暴れる)

ところで先日遊びにきた親戚の男の子は、そろそろ結婚3年目になろうとするのですが、先日奥さんと二人でマウイ島に行ってきたそうです。マウイはそれはそれは綺麗で感動したそうですが、運悪くレストランや飛行機で何度か納得のいかないサービスにあたってしまった。例えばレストランでは、チキンがひどく焦げていて、飲み物やサイド・ディッシュの注文を何度も間違えられた挙句に、料金は満額、チップまで請求され、頭にきたとのこと。飛行機では、ファーストクラスのお客さんから搭乗するのはいつものこととしても、乗務員が何を勘違いしたのか、「まずはファーストクラスのお客様からご搭乗頂き、シャンパンと軽い前菜でくつろいで頂きます。その次にビジネスクラスのお客様。同じくシャンパンの後、エコノミークラスの皆様をご案内致しますが、エコノミーの皆様は、お乗りになる際に、既にご搭乗済みのファーストクラス、ビジネス・クラスのお客様のお邪魔にならないように、お静かにお願い致します」みたいなことを言ったらしい。彼いわく、「それで最後にとってつけたように、みんな顔だけはにこやかに”Mahalo(ハワイの言葉でありがとう)!!”って言いさえすれば許されると思ってさ。オレは、真剣に"Mahalo"の意味は"Go ○uck yourself(大変下品な言葉ですが、まあ意味は「何でも勝手にさらしやがれ、こっちの知ったことか」みたいな感じですかね)"だと思ったね!だから勿論オレも同じように連発してやったんだ。ちゃんと文句を言った後に、大声で"Ma!!ha!!lo!!"ってね!!」と言ったので、皆で大笑いしました。

それ以来、旅行代理店やホテルのコマーシャルなどで、もっともらしく気取った「Mahalo」と言う言葉をきくにつけ、大笑いするようになってしまった私とうちのフランス人。返す返すも残念だなぁ、この新しい知識と共に、ハワイに行って実際に"Mahalo"の応酬を見聞きしたら、さぞおかしかっただろうに!!!

A子ちゃん、どうか私たちの分も素晴らしいバケーションをお過ごしください。

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