日々想うコト ~DIARY~

美葉果の『ぼちぼち』日記です

思い出のゲーム音楽

2010年08月29日 | 家電&ゲーム
日曜のTV『 題名のない音楽会 』で

ゲーム音楽の特集をやってました。

昔から、人気のあるゲームの中から、馴染みのある曲を
オーケストラで楽しもう、というものです。


テノール歌手の錦織健さんや、指揮者で司会の佐渡裕さんも
昔のゲームの話に熱がこもっていて(みんな意外に詳しいんですネェ^^)
熱~く語ってらっしゃるのがとても印象的でした。


『ファイナルファンタジー』の作曲で有名な、
植松伸夫さんや、
『ドラゴンクエスト』の作曲者すぎやまこういちさん等、
豪華ゲスト陣が登場して、指揮棒を振ったりなど懐かしい曲をオーケストラで
聞くことができました。


特に

ファイナルファンタジーXの名曲
ザナルカンドにて』は
私や娘(次女)にとって、とても思い深い曲です。


この演奏が始まったとき

私も、昔の思い出が蘇ってきました。





次女は、小学校時代にひどい不登校だった事があり

教室に上がることができず

大半を学校内の特別に設けられた学習室で
過ごしました。


他の、何人かの学習組の子達は
時が経つに連れて徐々に自分のクラスへ
戻ることができるようになっても

うちの子だけは、何故か頑として受け付けず
私も何度か学校へ足を運ぶ機会が増え
こんな状態がいつまで続くんだろう・・と
失望感漂う中 


ある日 学習室児童指導の先生が

「ちょうどこの時間、空いているから・・」と

私と次女を
体育館に連れ出してくれたのです。


娘が、体育館のピアノを弾いてみたいと
言ったのだそう。


私は、その時


悲しい気持ちでいっぱいで


この時間 

他の子は、みんな普通に教室で授業を受けているのに
この子はこんなところで
ピアノなんか弾いていて本当にいいの??


この先、こんなんでこの子
大丈夫なの??  と泣きたい気持ちでした。


そんな私の気持ちも知らず・・だろうけれど

落ち着き払って静かに


娘が弾き始めた曲は


あのファイナルファンタジーXの

ザナルカンドにて』でした。




PS2のゲームは、その頃の次女(小学4年生前後)には
まだ難しくて、家でお姉ちゃんがゲームを楽しんでいるのを
横で見て楽しんでいた程度だったように思います。


ゲームらしからぬ、その美しいグラフィックと
バックに流れる音楽が次女にとっても魅力的であったらしく
そのゲームの攻略本の後ろの方に載っていた
楽譜を見つけ、ピアノで練習してたらしい。


練習途中は誰にも聞かれたくないらしく
家でも
普段はヘッドホンを付けて弾いていたので
私もどれだけ弾けるのかは、その時まで分かりませんでした。




暖かい日差しが差し込み

静かな体育館に響くピアノ


落ち着き払って気持ち良さそうに弾ききった次女。

私:『いつのまに、こんなに弾けるように・・?』




私の横にいて、一緒に演奏を聞いていた先生が


「○○ちゃん(次女)は、きっと大丈夫。

  乗り越えられるモノを持っているから。」





私は、その時 違う意味での涙でいっぱいに
なったことを思い出します。




※関連記事:『題名のない音楽会・ゲーム音楽SP』

●FINAL FANTAGY Xより『ザナルカンドにて』♪ピアノ曲
●オーケストラバージョン♪




現在、中学三年生の次女は、

将来 デジタル音響関係の仕事がしたいと
『音楽科』の高校を目指し 受験勉強に励んでいます。
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