ひさびさの枯葉のれん

もう何年も前に枯葉でのれんを作ったことがあります。
のれんと言ったって、葉っぱを糸で繋げて廊下の入り口に吊るすだけ。
そのときは何の葉っぱだったのか忘れてしまいました。
先月河口湖に行ったとき、
黄色に色づくみごとな枯葉を見て何枚かもらってきました。
そこは湖畔に立つ富士ビューホテルの前庭で、
古いホテルの多い河口湖の中でも一段と古風なホテルですが、
日本のクラシックホテルの草分け的存在の格式高いホテルです。
河口湖にあるホテルは古いと言っても、建物が妙に古いというだけですが、
こちらのホテルは正真正銘のクラシックホテル。
箱根の富士屋ホテルや箱根ホテルの系列です。
ただしいまでは昔ながらのクラシックホテルはなくなってしまい、
建物の様相はかなり変わっていました。
それは現代の耐震構造基準に合わなかったからなんだとか。



富士ビューホテルは前庭からは富士山が望め、
後ろ庭は河口湖に面しているという、とても贅沢な立地です。
前庭は緑豊かでとても贅沢な造りになっています。
懐かしさもあって河口湖に行くと必ず立ち寄ってみます。
ついでに言うと、ここの食堂のビーフカレーの味も格別。
そんなわけで、つい１か月前に立ち寄ったとき、
大きな葉が印象的な黄色い紅葉を失敬してきたというわけ。
プラタナスのように大きな葉っぱ、これは何という樹なのか、
さんざん調べた結果、「ダンコウバイ」という樹だということが判りました。
来年もダンコウバイの葉を摘むことができますように。

タンコウバイ