あみたろう徒然小箱

お気に入りのモノに囲まれ、
顔のつぶれたキジ猫と暮らせば、あぁ、極楽、極楽♪

「痛い生活-その後」〔6〕 つかの間の感激

2016-11-07 | 痛い生活 脊柱管狭窄症&変形性股関節症
◎ウォーキングタイムの木の実
 ムラサキシキブの実は小粋な紫
 シロシキブは目立たないけれど可憐
 ナンテンは年末年始のめでたさを彩る
 桜の古木に例年通りツタが這う

結局、神経根へのブロック注射を2回やりました。
2回目のとき、医師は「今度はちょっと痛いかもしれませんよ」と。
確かに2回目は痛くて、その瞬間「あ~っ」と私。
でも注射には特別強い私のことですから、我慢できないことはありません。
「もう少し(針を)遠ざけましょう」
なんとまぁ、先生の巧みなブロック注射術! 
様子を見ながら近づけたり遠ざけたり。
しかし残念ながら、ブロック注射の効果も数日でなくなってしまいました。

高周波熱凝固という方法で痛みを感じている神経を焼き、
しばらく痛みを感じなくさせない方法があります」と担当医。
しばらく痛みを感じ続けていると、痛みを感じる神経が発達してしまうのだそうです。
その神経を高周波で焼いて凝固させ、痛みを感じなくさせるのだとか。
この治療はどの病院でもできるわけではありませんが、
脊椎・関節に特化したこの病院では可能です。
しかしそれを選択するのはあくまで私の意思次第。
「や、やります、やります」
この痛みと歩行の不自由さを改善する方法が他にないのなら、やる以外ない。

数日後、高周波熱凝固治療をしました。
これは一日入院しなくてはなりませんが、順調に快復すれば夕方に退院できます。
しかし入院ともなると、諸々の検査や質問、細かな入院説明があり、
午前9:00に入らねばなりません。
私のように遠くからラッシュを避けて行くのはたいへん。

当日は病室で点滴をしていざ本番、医師は画像を見ながら電極針を進めていきます。
高周波を当てている時間はたったの1分ほどで、痛みはほとんどありません。
ぶじ順調に快復し、午後3:00には退院、入院という割には簡単に済みました。

翌日からの私、なんとすっかり快適になっています。
こんなに痛みや痺れを気にしないで歩けたのは1年半ぶりでしょうか。
「ウ、ウレシイ!」 大感激。
治療後検診は19日後に予約をとり、
その日は腰痛になって以来初めて一人で品川まで出かけました。
電車に乗る遠出はいつも相方の同伴だったのが、ようやく独り立ち。
あぁ、感慨深いなぁ~。
診察で「先生、すご~く調子がいいです」と答え、気分軽やかに帰路につきました。
一人で外出する嬉しさに浸りつつ、タクシーと山手線を乗り継いで東京駅へ。

しかししかし、ここからがいけなかった!
ひさしぶりで一人で買い物する楽しさをたっぷり堪能してしまいました。
この日東京駅のデパートをグルグル回ってもちっとも痛くなかったんですもん。
なのに翌日から、歩くと痺れ痛みが出て長く歩けなくなってしまいました。
一時的なものだろう、しばらく様子を見ようっと。
1週間、2週間・・・状態はまったく変わりません。
痛みを気にせず歩ける快適さを喜んだのもつかの間、また逆戻り。

2週間後、診察に行くと医師は、
「原因の箇所が特定できたのですから、
また高周波治療をするか、あるいはその箇所を手術するかでしょう。
脊柱管狭窄症の手術と違って、神経根の手術は簡単ですよ」
内視鏡手術なので、手術による痛みや辛さはないとはいえ・・・・。
う~ん、またまた入院生活が始まるのかぁ。
もっともっと酷い人もいるのに、私は何という贅沢と思うけれど、
よいしょと気張らないと、まな板の上に乗れません。

往生際の悪い私は、もう一度高周波治療をすることにしました。
それは明日に迫っています。
さてはて、どうなりますか・・・・。