こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

【伝える】

2018-11-28 19:19:58 | 多言語活動
はじめまして。2018年5月。JR南武線武蔵中原徒歩15分新明神社で「こくご」を中心にした塾「こくごレストラン」を創業しました。塾では、思考・発表・文章にすることを軸とします。そして、ディベート・俳句・アクティブラーニング・ビブリオバトルなどを取り入れます。ブログは毎日発信しています。体験したこと、考えたことを文字で表現することは、「こくご」です。

11月無料体験
11月27日(火)
16:00~1年生2年生残席6名
17:00~2年生3年生残席6名
18:00~3年生残席6名
12月4日(火)
16:00~1年生、2年生残席6名
17:00~2年生、3年生残席6名
12月16日(火)
16:00~1年生、2年生残席6名
17:00~2年生、3年生残席6名
18:00~3年生以上残席6名
学年は設定してありますが、予約状況で対応できます。
ホームページからご連絡ください
こくごレストランホームページ
https://www.kokugoresutoran.com
申し込みはこちらからおねがいします。
紙芝居イベントでも申し込みできます。

こくご食堂、今日のお話は
【伝える】

昨日は、多言語の日でした。

今回は、メキシコに行ったリッカとCちゃんが、その時の話をしていました。そこで印象的な言葉がありました。Cちゃんは、スペイン語が堪能で、今回のメキシコホームステイでは、スペイン語オンリー。極力英語を使わないですごしました。リッカは、携帯電話の翻訳アプリ、英語、スペイン語、いろんなものを駆使して会話をしたそうです。翻訳アプリは万能ではないので、日本語から英語。英語からスペイン語。スペイン語から日本語。何度も翻訳し直すそうです。これにはびっくりしました。
「私は、言葉を話してきたのではありません。伝えてきたのです。」
カッコイイ言葉です。

Cちゃんと、リッカがメキシコホームステイの振り返りをしているときの言葉だったそうです。この「伝える」という言葉に、Cちゃんはとても感動したそうです。

その話を聞いていて、「伝える」という言葉、どこかで聞いたような気がしていました。帰宅してボーっとしているとき、ふいに思い出しました。

それは、去年アナウンサー教室に通っていたときのこと。原稿を読んでいる私達に、講師の方がいいました。
「アナンサーはニュースを読んでいると思っていますか?違います。【伝えている】のです。」

そして、もう一つ。今やっている朗読教室での先生の言葉。
「あなたは、読んでいますか?それではダメです。相手に「伝える」ようにしてください。」
例えば、
私は、海に行こうと思っているの。
という文章があるとします。朗読の先生は、文節に「ね」を入れて読んでみて、といいます。

私はネ、海にネ、行こうと思っているのヨ。

ここで、「ネ」や「ヨ」をいれることで、誰かに話しかけているような雰囲気になるのです。

自分以外の人とコミュニケーションをとるときは、「伝える」ことが大切です。それが、外国の方に「伝える」となると、言葉(言語)は重要になります。

日本語で「伝える」ことが難しいのに、外国語ではもっと大変です。でも、「伝える」気持ちを強くもっていると「伝わる」のです。

そして、どうすれば外国語を習得できるようになるのか?という話になりました。よく聞き、よく話すことが大切ですが、なかなか話す機会がありません。そこで、どこでも、だれにでもその言葉を使っていればいいのではないのか?ということで、今日から実践しようと思います。

何言っているの?という顔をされても、息子たちがいいことをしてくれたら
「スパシーバ」(ロシア語ありがとう)
「コマオ―」(韓国語ありがとう)
「グラシアス」(スペイン語ありがとう)
日常で使っていると自然と出るようになるかもしれない。いや、なるだろう。少なくとも、言葉にするのが恥ずかしいということはなくなります。

そして、言葉も文化も生きています。だから、外国に行った人の話を聞くことは、とても楽しい。そして語学学習のモチベーションがあります。その国の言葉を話したいという気持ちになることが、大切です。

昨日の話題にあがった韓国語の話を二つご紹介します。

Yちゃんは、伊勢佐木町にある韓国料理店に行きました。そこで、韓国語で話をしていました。マスクをした人がいたので、「風邪ひいているの?」という韓国語を使いました。すると「その表現は、年上に使うと失礼なのよ。」
と教えていただきました。韓国は儒教の教えがあるので、年齢が上に人には敬語を使わなければいけません。そして、同じ年でも生まれ月で、上下をつける場合もあるそうです。

そしてもう一つ。韓国の正装「チマチョゴリ」。日本人は、そう言います。しかし、韓国では「ハンボク」というそうです。「チマ」はスカートをさし、「チョゴリ」は上着のことです。韓国で「チマチョゴリ」では伝わらないそうです。


▲チマチョゴリ
ではなく
ハンボク


これも、語学学習意欲がモリモリ湧いてくる話です。もう一度韓国に行きたい。そして韓国語を話したいと強く思えるようになるのです。そして何より、世界の国々の文化に興味があるのです。流動して生きている、文化と言語。これを体感するには、その国にいくしかない。

Yちゃんが言っていました。
「私、外国にいったら、自分の言葉が、伝わるような気がしているので、怖くないです。」
私よりも多言語歴がながいYちゃんが言うのはわかります。しかし、私も漠然と同じような気持ちです。「話す」とはできなくても、「伝える」ことができるような気がします。しかし、『話すことができる』にことしたことはありません。ここでふんどしを締め直して、力を入れようとおもいます。



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