千曲川の流れのように

年金生活者の徒然

自販機から

2009-03-07 | Weblog
 廃棄されている自動販売機なのか.修理中の中古なのかははっきりしないが、今の日本の状況が良く現れている.ところで、日本ほど無防備な自動販売機はないと言う.ATMがショベルカーで破壊されるなど、今までに無い乱暴な事件がここ数年の出来事だ.守ろうとすると、それを乗り越えてくる輩がいる.田舎では鍵を閉めないのが常識だった.ところが、最近はそうでもない.TDLでは、ゴミを捨てる人はいないと言われているが、最近はそうでもないらしい.散歩の途中の壁に「ここにゴミを捨てるな」と張り紙がある.よく観察してみると、捨てやすい環境になっている場合が多い.こうした関係性は、人と人の関係も同じだと感じている.監視してはいけないのだ.この辺がまだまだ理解されていない.

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
使い捨て文化の怖さ (兼子厚之)
2009-03-16 01:06:42
久しぶりです。お元気ですか。時々、観ています。随分、デシカメが上手になりましたね。草木や動物、など自然にとどまらず人の営みを対称に広げているのも観察行動の広がりと深まりを感じています。
おそらく廃棄された自販機と思われますが、物質の廃棄とともに、ロボット化された売り手という人の廃棄を連想させますね。
モノを大切にしないとともに人を大切にしない日本の文化を感じます。大量に日雇い派遣を捨てる企業の営みを連想しました。人が余り、人を蔑ろにする傾向は、98年のリストラの最盛期に始りました。当時、三つの過剰が言われました。負債と資産の過剰、そして人の過剰でした。モノと人が同列に置かれました。それ以来、人を蔑ろにする時代が鮮明となったと思います。
利潤追求という限りない欲望の犠牲に人が置かれる殺伐とした風景です。そんな、風景を連想しました。考えさせられる風景ですね。ありがとうございます。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。