新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

中国に占拠されつつある嵐山…しかし…ここは…間違いなく風情のある京都だった…常寂光寺に行く!

2019-10-08 06:50:37 | 歴史史跡
私は…国語の教員である…



…ので…
まあ…
学生時代から国語の成績は…
それなりによかった訳で…


和歌

小倉百人一首についても

4分の3は…暗誦できてたというか…
いや
3分の2ほどかな…
いや
5分の3ほどかな…
いや
2分の1…
いや3分の1…4分の1…
ホントのことを言うと
5分の1ほどは
和歌を
憶えていたほど


慣れ親しんでいた???
小倉百人一首…





その百人一首を
藤原定家が編纂していた場所が…
小倉山の小倉山荘
でして…



それが…まあ諸説イロイロあるにせよ
その小倉山荘は
常寂光寺の仁王門北側から二尊院の南側にあったのではないかと伝えられているのよ!!




…となれば…

興味津々…


小倉百人一首の中で


「小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ」


と謳われた
嵐山は小倉山…



ワビサビの感じられる
世界観に浸りたいと…思って


この和歌で謳われている
「モミジ」の季節ではなかったけど…

貞信公忠平さまが
謳った世界に浸りたいと


京都らしい…
趣のある世界観に浸ってみたいと
思って…行ってきました!!


常寂光寺





常寂光寺は

御察知のとおり

京都は
嵐山にあります…



嵐山は…
天龍寺も
渡月橋も
トロッコ列車も
中国人に占拠されていました
けど…



ここ常寂光寺は
多少の中国人観光客はいるものの…
占拠されてる感じはなく


京都らしい…
わびさびが実感できる…


嵐山が…中国っぽくなっていない…笑
なかなか落ち着いた雰囲気のあるお寺でございました!


山門をくぐって
拝観料を払い…






進むと待ち構えるのは

かやぶき屋根の
仁王門…










おお、怒ってますなあ…







こちらも怒ってますなあ…




いや…怒っているというよりも
口の中から…ピンポン玉が飛び出しそうな
顔してますなあ…笑





ちなみに仁王門像は運慶の作品だとか…


さてさて
仁王門をくぐると
ゲゲッと思うほどの
急な石段…






でも石段の横をぎっしりと覆いつくす
「苔」が…めちゃめちゃ…いい雰囲気を醸し出してまして…







私は「苔」ないように…
私は「苔」ないように…
私は「苔」ないように…



そう…こけないように…笑

こけ…は…あるんだけどね!!



石段を登り切って
振り返ると…
その景観のすばらしさに…
それは…もう…感動モノ!!







さてさて
本堂にて…合掌!!










なんでも
この本堂…

小早川秀秋の助力を得て桃山城客殿を
移築して…本堂にしたものだとか…



関ヶ原の合戦では
「うらぎり」の代名詞がついた
小早川秀秋…



私は
「おにぎり」を食べたな…
具の中身は「鮭」だと思ってたら
「ウメボシ」だったな…
具に「裏切られたな」…???
そんなどーでもいいことを思いながら???
合掌…



本堂の左手には



妙見堂










この中に
妙見菩薩さまがいらっしゃるようで…









梵鐘…







さらに本堂の右側には


まるで…緑に包まれた
まるで…緑の「苔」と同化しているようにみえる…



庫裡










その手前にあった石碑の傷が気になる!気になる!!







さてさて
この
常寂光寺は小倉山の中腹にありまして…




さらに…ぐんぐん…登ります!登ります!!



開山堂…







歌仙祠






そして



多宝塔


















ここから見える
眺望が…めちゃ素敵で…
嵯峨野の景色が一望


もう…紅葉の頃には…
間違いなく…

「小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ」


と謳いたくなるほど
素晴らしいんだろうな…と









その後は
かぐや姫のいそうな「竹林」を散策してると






滝がありまして…








滝の上の方をよくみると…

おお…
ここにいたのが…


妙見さま…





ピースサインが
かわいらしい…笑


まるで
写真を撮られることを意識しているかのように…笑




「忍ばれん ものとはなしに 小倉山 軒端の松ぞ なれて久しき」



片想いの「恋歌」を


この地で藤原定家が詠んだことから


軒端寺の異名をももつ

常寂光寺


和歌の意味は

あの人に思い慕われることもないまま、小倉山の
軒端で…ずうっとひとり待ち続けているのよ…



「あみん」の「待つわ」の世界ですなあ…




「忍ばれん ものとはなしに 小倉山 軒端の松ぞ なれて久しき」

の藤原定家の和歌に見習って




ここは…最後に



ド少納言??も謳わずにはいられない…


「肉離れん 杖がなしでは まっくらやみ  松葉杖に なって久しき」



和歌の意味は…

肉離れになって
杖がなくては…もう心が真っ暗…
松葉杖生活は長く続いたことだなあ…


平安時代に
ド少納言??がいたら…
小倉百人一首に
名を連ねることができてたかも???


…ね???…












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