恐怖のサスペンス劇場「東尋坊船酔い事件」

景勝地「東尋坊」に行く…


おそらく私に限らず
この地にこれば
「火曜サスペンス劇場」のオープニング曲が心に鳴り響く人が多いことでしょう！！

♪さあ眠りなさい～

といった岩崎宏美さんの唄と一緒にね…


あ、私は
山口岩男さん繋がりで
「真璃子」さんの「あなたの海になりたい」も
口ずさんじゃうんですけど



そんな昭和を感じさせる
福井県で超有名な景勝地
「東尋坊」へと…

「東尋坊」の名前の由来は
「平泉寺」のお寺の僧兵の中に、
極悪非道の振舞いで
近郷の民百姓を大変苦しめていた者がいて
その旗頭であったといわれる暴僧が「東尋坊」


東尋坊は「あや姫」という娘が大好きで…
その彼女をめぐる恋のライバルである恋敵
真柄覚念がいたそうな…

その真柄覚念は、
平泉寺の「東尋坊」を始め、僧兵数十人が東尋坊を訪れ酒盛りをしていたとき、
真柄覚念は「東尋坊」に絶壁の上で酒や肴をすすめ泥酔させ
隙を見て絶壁の海へ突き落としたとか

その後
49日間にわたって「東尋坊」の無念により、
海は大荒れとなり、それからこの地が東尋坊といわれるようになったとか…


これは近くの売店にいた「東尋坊」？？

極悪非道の振舞いで
近郷の民百姓を大変苦しめていた暴僧とは思えませんけど…笑






さてさて
この景勝地「東尋坊」には
怪しげな「ドラえもん」が待ち構えてた
売店の駐車場へと…




雨に濡れてタケコプターで跳ぼうとするも
飛べずに苦笑いを浮かべる
このドラえもんが哀愁を誘います…


ここからは
昭和の面影の残る商店街を歩いて
「東尋坊」の岩場へと



まるで…昭和の風景そのもの…と思える店舗と
ニューリアルしている店舗とが混在している
「東尋坊商店街」



この日は…
本格的な雨が降り注いでいて
観光客も少なめ…





な、なんと
この商店街の途中にある
観光案内所では
「とうじんぼうくん」になることができるよ？？？




さらに
この顔ハメパネルに
顔を出せば
「越前ガニ」になって、食べられる直前のスリルを味わうことができるよ？？？


と紹介する
怪しげなカニ…

「食べられる前に食べに行こう」


のキャッチフレーズが
イケてると思う







カニに食べられる発想は
さすがに（蟹）私にもなかったがに（蟹）





商店街を歩けば…
ここ方は弘法大師？？？
弘法大師は東尋坊まで足を運んだのかな…？？？

あるいは、この方も「東尋坊」？？？

よくわかんないけど





微動たりしない
梅宮辰夫さんも
店番？？？していました…




訪れたのは
11月の寒い、雨降る日
さすがに…この屋根に乗っかる
巨大ソフトクリームが目に入っても
誘惑されることは…ありませんでした…






下半身に目がいってしまうけど
「東尋坊」に化けた
たぬきでしょうか？？？





上手く化けた！！と思っているのでしょう
「「東尋坊」は、あっしや（あしや…私や）」…と言ってますねえ？？！！


がらんとした店内で待っている？？？
ミニオン？？？




映画『ミニオンズ フィーバー』のように
東尋坊も観光客でフィーバーすることを願って…
のことでしょうか…


そんなツッコミどころ満載の
商店街を歩いて、その突き当りが東尋坊の岩場…




あの「火曜サスペンス劇場」でみた世界観が広がる！広がる！！


ここで
被害者と加害者が待ち合わせ
事件が起きてたんですよね…

わざわざ、こんなところで待ち合わせしなくても？？

なんで…と思わなかったんかい！！！

 

と海みて、誰にでもなく、ツッコミを入れながら






まずは
「千畳敷」と呼ばれる岩場へと…





穏やか…とは言えない日本海の波…






そして岩場を一人占め






そう…この日は雨で足元よろしくないんですが
おかげで…観光客が少なくて
より…「火曜サスペンス劇場」の世界観が楽しめる！楽しめる！！


ここは心霊スポットでもあるので
写真のイメージは
岩場から覗く…心霊…？？？






むしろ…岩場から覗く
フナムシみたいな感じだけど…汗…


まあ、そんな感想は…「ムシ」して…

誰しもが撮りたがる写真
…「火曜サスペンス劇場」の世界観
断崖絶壁に立ち…



あ、雨がそこそこ降ってたんですけど
傘をさしてたら
風に煽られて転落してはいけないと思い…
小心者の私
ずぶぬれになってのこの写真…






そして真下を
覗き込む…





落ちたら…
一瞬にして…心霊になりそうな
この波しぶき…









足元が竦みながらも

足元を覗いて覗いて…











でも…
こうして
崖っぷちに立ちながらも
人生、振り返ってみると
こんな「崖っぷち」に立たされたこと
何度も…何度も…あったような…

まさに…
私の人生も
「火サス」のようなもの？？？


♪さあ眠りなさい　疲れきった体を投げ出して～

そんなふうに
仕事から帰るとヘトヘトになって
すぐに眠たくなっちゃうなんてことは…
何度も…何度も…苦笑



まさに
人生が…サスペンス劇場…？？？



そんなスリルとサスペンスが
この日、東尋坊でも待っていました…



岩場下から出発する
「東尋坊観光遊覧船」があるのよ…






せっかく来たから
乗ってみたいと思うじゃないですか…


岩礁にあるライオンの形をした「ライオン岩」とかみて
本当にライオンにみえる！みえる！！
なんて言って興奮したいと思ったんですよ…



30分…1500円


このとき
「え？？地域共通クーポン券使えないの？？？どうしようかな…」


と一瞬迷ったのが
「フナムシ」の知らせ…もとい…ムシの知らせ…でした…



このときは
折角、東尋坊にきたんだから
「観光遊覧船」乗りたいなという気持ちが勝ってしまったのです…


…1500円もするのに…たったの30分
せっかくなら1時間程クルーズで楽しませてくれればいいのに…

と思って

「観光遊覧船」に乗ったのですが…


これが地獄の30分になろうとは…



思いもよらなかった
この波…波…





要は…船がめちゃ揺れるのよ…
想像以上にぐらんぐらん…

船から撮った写真は
この2枚のみ…









あとは…ひたすら俯いて…うつむいて…




まさに
火曜サスペンス劇場（行ったのは土曜日ですけど）
「東尋坊船酔い事件」



吐いてしまうんじゃないかと思われる
恐怖とサスペンスの30分間


サスペンスドラマのロケ地で云々等の
愉快なナレーション…

そんなことなんてどーでもいい

今、私の体内に
事件は起きているじゃないか…


ライオン岩なんてどーでもいい…

はやく戻って…と思いながらも
船が揺れる！揺れる！！！
気持ち悪―！！！


30分ってこんなに長かったっけ？？？
…と思いながらも
船が揺れる！揺れる！！！
気持ち悪―！！！


黒いエチケット袋を握りしめて


遊覧船なのに…
遊覧船なのに…
遊覧船なのに…


せいぜい
某ネズミランドの
「カリブの海賊」的なイメージだったのに


ジェットコースター系もしくは…
遊園地の海賊船型の大型ブランコバイキングみたいやないか…


黒いエチケット袋とは「密」になることなく
無事下船…

いや…そうでもない
船から降りてもぐらんぐらんしてる…



一言
雨の日の遊覧船は「気をつけた方がいい…」



リアルサスペンス劇場が待っていて
これがリアルに気持ち悪い…


遊覧船の言葉に惑わされちゃいけない…
雨の日は
絶叫系ライドに乗るような気持ちで…乗船しなくちゃ！！


吐きそうで…吐きそうで…
なんとか吐かずに済んだ…


リアル「崖っぷち」体験をした
東尋坊観光…だったのでした…