B級スポット好きな私…
どこか…地方に行けば…
寄ってみたい…と思うのが
「~博物館」「~民俗資料館」なるハコモノ…
別にさほど
その郷土の歴史や民俗に興味があるわけではないけど…
なにか…
オモシロイ展示はないかと…
なにか
ツッコミどころ満載の展示はないかと…
みつければ
必ずといってもいいほど
寄ってみたくなっちゃう…いやいや、わざわざ、そこだけを目指して出向くこともある…私…
で今回、紹介するのが…
蟹江町歴史民俗資料館
いやあ、外観からして私の好みの昭和臭漂うこのハコモノ…
期待感が膨らみますなあ…
でも、門が閉ざされていて
一瞬、入り口が閉ざされてる…休館日か…あるいは、永遠にクローズされちゃってるのかと思いましたが
蟹江町産業文化会館から入るようです…
その蟹江町産業文化会館には
ゾウらしきモニュメント
これは、日光大橋に飾られていた象の飾り柱だゾ~
さっそく脳内は、期待感が膨らみ過ぎて、小学生並み…苦笑
蟹江町産業文化会館内のこの通路の奥が…蟹江町歴史民俗資料館…ここ、私の大好きな無料!無料!!タダで楽しめちゃう施設なのに
こういった地方の歴史民俗資料館にありがちな光景
誰もいないの???
蟹江町のみなさん、どこに行っちゃったの??
どこかに、えーっと、どこかには、いると思うけど…笑
その蟹江町歴史民俗資料館に繋がる通路の手前…
要は蟹江町産業文化会館内のスペースには
昭和初期のものっぽい自転車と
小型舟
この写真の舟は展示されてる舟より、ウンと大きそう…
さて、狭い通路を通って、別館の蟹江町歴史民俗資料館へと
これが、蟹江町歴史民俗資料館の主な展示品の案内
蟹江の出土品の展示
もう…この案内の解説板から…ショーケースの曇り具合い、汚れ具合いから、昭和を感じますな…
出土した土器にドキドキ…(小学生か!!)
展示室の手前のスペースには
駕籠
篝火
むしろ織機
その外、館外には「不木碑」
なにかわからないのでググってみました…
大正末期から昭和初期の探偵小説(後の推理小説・ミステリー小説)の世界で活躍した作家の一人に小酒井不木さんがいてて、この方は、愛知県海東郡新蟹江村(現海部郡蟹江町)の出身であるとのこと…
なんでも小酒井不木さんに大いに影響を受けたのが、江戸川乱歩さんらしくて…
江戸川乱歩が小酒井不木さんの33回忌に八事霊園にある不木の墓の隣に建てたのが…これから紹介する「不木碑」
この「不木碑」をご遺族のかたから寄贈していただき、この地に移設したそうな
江戸川乱歩の字体だそうで…
さて、館内に戻って
小酒井不木さんの展示室…「小酒井不木資料室」へと
医学博士 探偵小説家 俳人
そのプロフィールの解説パネル
そんな小酒井不木さんの少年時代
♪夏が過ぎ 風あざみ 誰のあこがれに さまよう 青空に残された 私の心は夏模様~のような「少年時代」ではありません!
頭脳明晰だったよう…
青年時代
♪卒業までの半年で答えを出すと言うけれど~
あ、それは「青春時代」でしたね!
「小酒井不木」の俳諧が展示…けして、夜中にあてもなくウロウロしてたのではありません!!…って、それ、徘徊やないか!
愛用の文箱
「闘病術」「闘病問答」などの作品
医学者・結核患者としての体験から「闘病術」を出版…患者の立場に立った著作物として当時の大ベストセラーとなったそうな…
他にもミステリー書物と思われる発行本がずらーと
一度、この「犯罪ロマンス」という作品…図書館で借りたいぞ…
♪はんざーい!!好きでよかった~
歌詞が危険すぎる!!
それ、ウルフルズの「ハンザイ」やなくて『バンザイ 〜好きでよかった〜』やないか
♪あなたお願いよ 席を立たないで 息がかかるほど そばにいてほしい あなたが 好きなんです~
それ岩崎宏美さんの「ロマンス」ね!あたらめて、筒美京平さんに哀悼…
「小酒井不木」さんモデルの肖像画
不木直筆書「子不語」
風邪による発熱から肺炎を併発し病状が悪化、昭和4年4月1日逝去
「小酒井不木」さん終焉直後のスケッチ
さらにはデスマスクも
亡くなるときまで、デッサンとデスマスクを依頼しておくなんて…「小酒井不木」さんの表現者としての果てしないパワーを痛感いたしました…
さて、1階のもう一つの展示室には
歴史民俗資料館らしく…昔のグッズの数々が…
強いて言えば、昔の暮らしがより伝わるよう、昭和のB級スポットにはありがちな等身大人形をおいてほしかった…
これは「B級スポットマニア」ならではの視点…笑
その中で、目に留まったのが
「かむり風呂」
なんでもお湯を沸かす燃料を減らし経済的に済ませるため、お湯を少しだけ沸かし、竹籠を頭からすっぽりとかぶり蒸し風呂と湯の併用をしたお風呂だそうな
蟹江の郷土食、米粥のできるまで…
を…写真パネルで紹介してあるも、このセピア色にやけた写真から漂ってくる哀愁…
さてさて、ここには御覧のようにTVがおいてあり
小酒井不木さん原作のショートムービーがただでみれちゃう!!
これらの作品「トリック劇場版シリーズ」さらには、お亡くなりになったセンチメンタル・シティ・ロマンスの中野督夫さんとも交流のあった堤幸彦監督の協力だよ!!
ここで、この作品をみました…
「死体蝋燭」
ある嵐の晩、和尚と小坊主の法信は寺の本堂から怪しい物音を聞く…暗闇のなか、蝋燭の灯りだけを頼りに見回りをする2人…すると、怯える法信に対して和尚の口から蝋燭に隠された衝撃の事実が告げられる…短編ながらもさすがミステリー!!意外な展開がオモシロかったよ!!
他にもショートムービー「安死術」「網膜現像」が、ここにこれば、ただでみられちゃう!!
各映画の繋ぎには、このミステリー女子が、蟹江町の観光案内をしてくれるよ…
この映像…たしかに、ええねっ!…笑
続いては2階の展示室へと
展示室の手前のスペースには
収穫のたびに資料館に寄贈されてる稲穂…
年ごとの気候がわかるとあるけど…みただけではよくわからないから、誰かにきこう(気候)…もとい…きこう(訊こう)(笑)
まずは、江戸時代などの昔の農具
中学校社会歴史のテストでできそうな
「万石通し」
これまた中学校社会歴史のテストでできそうな
唐箕
これまた中学校社会歴史のテストでできそうな
千歯こぎ
この辺の農業は、水害防止のため、「堀田」という土を堀り上げて作った田をつくり、用水路を農舟で行き来していたんですね
他にも木製大型農具がいっぱい展示されていて
「わらうちき」
けして、農作業しながら、このちきゅう(地球)で大爆笑してた訳ではありません!
「わらうちき」…「笑うちき(ゅう)」…汗
うしのくら
「モー、真っ暗…」と言ってる訳ではありません!
縄ない機
縄がない訳ではなくて…縄はあるんです…これで縄を作るんです
足踏み脱穀機
人生、足踏みしている状態から脱却できる機会を失っている私
この「足踏み脱却機」があれば…
あ…これ「足踏み脱穀機」ですけど
この巨大な牛耕機
この写真がなくちゃ、これをみせられても、なにがなんだかわかりませんよね
足踏み水車
人生、明日踏みして、同じところをぐるぐるぐる…
なんだか、哀愁漂う、大型農機です
台唐
これ、私知りませんでした…初めてみたかも…
海辺に落ちていてな…それ「カイガラ」やないか!
続いては、歴史のコーナー
徳川家康や羽柴秀吉(豊臣秀吉)が、蟹江城を取り合った「蟹江合戦」
1584年に起こった尾張国南西部における羽柴秀吉(豊臣秀吉)陣営と織田信雄・徳川家康陣営の間で行われた戦い(主に籠城戦だった)の解説パネルと、それらに関わる展示品の数々…
この蟹江の戦いに関わった武将たちのパネル
家康と秀吉とが対峙した蟹江合戦
この絵を見た限りでも、家康が圧勝しそうな…秀吉からは負のオーラが…笑
蟹江城合戦は、秀吉が合戦で家康に勝つ最後の機会であったのに…
織田信雄と滝川一益
滝川一益は
顔面蒼白…表情を失っていますなあ
同じく九鬼嘉隆も顔面蒼白…表情を失っていますなあ…
そろそろ、これらの解説パネル、交換時期どころか、それを越えて焼けちゃって劣化してますがな
金覆輪黒漆布袋鞍
祭礼用に使われたとのことで、これはピッカピカ
萌黄糸縅胴丸
軍扇
矢と鉄砲
大砲…おおデカい…デカい…
思わずディズニー映画「白雪姫」の挿入歌を歌いたくなりますな
♪タイホー タイホー~ってね…あ、あれは「ハイ・ホー」か!!
蟹江版ガンマンの決闘…見出しがなかなか、いいですなあ
続いては、郷土食のコーナー
茶がゆ
ふなみそ
ボラ雑炊
いやあ、ボラって水っぽくて、釣れても海に返していたな…と…そんなことを思いつつ
蟹江のすし
いなまんじゅう…といっても、まんじゅうではありません!
イナのはらわたと中骨をとったところに、しいたけ、ぎんあん、ゆずをつめるそうな…
一度たべてみたいな…いなまんじゅう
いいな…いいな…いいなまんじゅう
蟹江は…川や海の近くですので
漁業
シジミ掻き漁
なんか人形がレゴっぽい!!レゴとは関係はないんだろうけど…
人と比べてみれば…シジミが巨大だなってシミジミと思う…
ウナギ掻き漁
ウナギはばてそうな掻き…もとい…夏季に食べるに限る???
打瀬網漁
菊地亜美でも鈴木亜美でもなく…「うたせあみ」
そしてツツ漁
ツツなく…もとい…そつなく…この漁をこなしていたことでしょう…ツツなくといっても…ツツはあるんですけど…
再度1階に降りて蟹江町産業文化会館に戻れば…そこにも展示室が
機織コーナー
蟹江町の産業…機織り機がずらーっと
尾張の桟留機
江戸時代にはなかった縞模様が織れる機織り機
縞模様で儲けようと、「よこしま」な気持ちでつくられたのかも???
蟹江町の祭りの代表
須成祭
須成地区にある冨吉建速神社(とみよしたけはやじんじゃ)・八剱社(はっけんしゃ)両社の祭礼として行われる川祭で使用されたものと、その写真
私が生まれる前の伊勢湾台風…
水郷の利を活かして造られる醸造業も栄えてきたようで…
けして、蟹江町民が呑み助という訳ではありません!
そんな蟹江町…蟹江温泉の懐かしき看板
蟹江町の文化人
佐藤高越さん
蟹江町に在住していた時もあって
「迎え虎」「送り虎」などの絵を描いていた人物
けして、阪神タイガースファンだったという訳ではありません!明治生まれの方なので…それにしても阪神タイガース
ARE ARE…私が生きているうちに、優勝できました!!…
宇佐美江中さん
昭和後期~平成時代の日本画家
盆踊りでしょうか…楽しそうに踊ってますなあ…
といったところで、常設展の紹介も尾張ダンス…もとい…終わりざんす…笑
さてさて、最後に紹介する
特別展会場は
「来て!見て!!かにカニ2022」
蟹江町だけに「カニ」といった
このブログのオヤジギャグに通じるところもあるような展示
おそらく企画スタッフが私と同世代かも…オヤジギャグを言いたくて言いたくてたまらないのでしょう???
この展示のメインと思われる
デザインマンホール鉄蓋
一瞬、カニが、汚水で水遊びしてると思ったガニ
まずは、カニを形どった生活雑貨の数々…
灰皿…確かに灰皿
ゼンマイで動くおもちゃ
使いにくそうなボールペン…
この発想はストレート…ハサミ…
皿、茶わん…いっぱいあるガニ
カニカニ温泉定規セット
蟹江町とは関係のない兵庫県豊岡市「城崎温泉」のグッズ
マグネット…金属にくっつくカニ
パズル…簡単そうに思われるカニ
絵本「かにのしょうばい」
新美南吉ですな
カニが商売するとなれば…このハサミ…そう床屋さんですね…そんな童話
きっと、はさみでチョッキン!チョッキン!するごとに、貯金がたまったに違いない???…そんな話ではないと思われるけど…
王道、さるかに合戦
ひょっとしたら蟹江城合戦を基に、この話が作られていたのかも??…あ、これ、単純に私の妄想ですけど…
もう…ずらーとカニ…果てしなくカニ…どこカニ…といわず…そこら辺いっぱいに…カニ
蟹江祭りの祭具にも「カニ」
蟹江北中学校の校章にもカニ
カニのことわざがずらーと…
ほとんどのことわざを知らなかったガニ…
「蟹の横這い」…人生で一度も、このことわざを使ったことがないなあ…知らなかったなあ
「蟹の手曲がり」
人生で一度も、このことわざを使ったことがなく知らなかったなんて、ホント私「蟹の手曲がり」だったんだな
「蟹の念仏」
このブログも「蟹の念仏」のように、くどい??
「蟹の死ばさみ」
「万馬券よ!当たれ!」と願う私は、「蟹の死ばさみ」かも??
「蟹の子は爪白」
…人生で一度も、このことわざを使ったことがないなあ…知らなかったなあ…今度、このことわざ、娘が知ってるかどうかきいてみよっと!
知らなかったら「蟹の子は爪白」だな??
「蟹を食うともがに食うな」
えらをえらんで、食べないようにします…
「蟹の爪をもがれたよう」
初めてきいたことわざですが、人生、ここまで生きてきて、そう思うことは多々あったような…
「後這う蟹が餅拾う」…このことわざのようであってほしいものだ…
私は「後這う蟹がモチ疲労」のような人生のような気が…汗
屋台店の蟹のよう…
大きいかには美味しくないのね???
火事と蟹は横に這う…たしかに…
「葦間の蟹で横と出る」
私、ここまで、ひねくれてないけど…
蟹の高這いは大雨になる…
へー!知らんかった…知らんかった…
「動く蟹は穴に入らず」
私は、穴に入りたいと思ったことは多々…
そして蟹江町民憲章もカニ
蟹江町観光協会推しの
丸くないけど「かに丸くん」と
蟹江町に忍者伝説もないけど
カニンジャ「ちょき丸」
もう、このオヤジギャグに「かんにんじゃ!(堪忍じゃ!)
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