新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

豊田市「CITY CAFE」で…「ACOUSTIC ROCKS 2018 夏」…山口岩男さんのライブ…前篇!

2018-10-11 06:46:52 | ライブ
「ACOUSTIC ROCKS 2018 夏」


山口岩男さんと
高橋研さんとの
ジョイントライブ2日目は

豊田市「CITY CAFE」



まずは…山口岩男さんのライブレポから


自己紹介のあと
まずは挨拶代わりのMC

「豊田市には、何度も遊びに来たんですけど、こんなふうに演奏するのは初めてでってことで、今回は、大先輩である高橋研さんとジョイントさせてもらって、昨夜は稲沢、土砂降りの雨の中…名古屋に泊まって、車で行ったんです!途中何か所か冠水してるような中を行きまして、それでも、みなさんにきていただいて、昨日は場が濃い(笑)っていうか、夜のライブで、もうででったら、けっこう出来上がったる感じで、「イエーイ」みたいな感じだったんですけど、今日は、時間帯的にも、ケーキにお茶みたいな…笑…
僕はもともとはシンガーソングライターとしてデビューしたんですけど、それからウクレレの道に行って、そこそこ有名なんですよ…笑…ウクレレでは、2008年に、NHKの当時の教育TVでウクレレの番組をもってたりして、それで、ずっとウクレレをやってたんですけど、それからハワイアン・スラック・キー・ギターっていうオープンチューニング、コードを押さえなくてもコードになる…」


ここで…ちょいと奏でて…


「…ハワイっぽいでしょう?これ、普通のギターのチューニングとは全然違うんです…ハワイの人が考えたんです…特に、中部地方の人、ウクレレが凄い盛んなんで、みなさん,演奏している人、多くいらっしゃると思うんですけど…今、僕はハワイアン・スラック・キー・ギターをメインでやってるんですけど、今日は、ハワイアン・スラック・キー・ギターとウクレレと僕のシンガーソングライターとしての歌も含めてたっぷりお楽しみいただきたいと思います…」


(客席拍手喝采!)


「高橋研さんとのジョイントライブ、まずは僕からやらせていただきます…最後まで、ゆっくりとお楽しみください…まずは、ハワイアン・スラック・キー・ギターで、みなさんをハワイにお連れしたいと思います…」



岩男さんの奏でるインスト曲に心底癒される…

ハワイに行ったことなんてないのに
岩男さんの新譜「ハワイアン・リラクシング・ミュージック~楽園の風と波を感じて~」のジャケットのイラストを眺めながら…
岩男さんのハワイアン・スラック・キー・ギターの演奏に耳を傾けてたら…
あたかもそこで、バカンスしてるような気分に…



「ハワイアン・スラック・キー・ギターって言う言葉、初めて聞いた方??えっ、ほぼ全員??
歴史は、ウクレレがハワイに入ってきたのが1880年くらい、ポルトガルから…ウクレレってハワイの楽器っていうイメージがあるけど、もともとはヨーロッパから入ってきたんです…宣教師と一緒に…ギターがハワイに入ってきたのは、1830年代…やっぱりポルトガルから…だからウクレレより50年くらい早いんですよね…で、ハワイにギターは入ったけれども、今と違って、教則本もなければネットもないですから…チューニングの仕方がわからなくて、その人たちが帰ったあとは…ハワイの人は弦を緩めて気持ちよく弾けるようにしたのが、スラック・キー・ギター…普通のギターは、何も押さえないときれいに響かないんだけど…スラック・キー・ギターは、オープンチューニングと言って、何も押さえなくてもきれいに…今から200年近く前のハワイの人は、こうやってギターをおぼえました…それまでは、太平洋の真ん中の島で、楽器なんてないしね…そういうヨーロッパから、この楽器が入ってきて、オープンチューニングというのは、指1本で全部押さえなくてもコードになるから…」



…とそう語りながら


ギターを奏で…


懐かしいハワイアンソングを1小節歌って


「…これをそのうち、もっと楽にしようって、これを膝においてやったのが、スティル・ギター…だからスティル・ギターよりも、こっちが先なんですね…ハワイアン・スラック・キー・ギターは、実はアメリカの黒人の方も同じようなことをしてたんですね…弦を緩めて…ハワイの人は、ハワイアン・スラック・キー・ギターでしたけど…アメリカ南部の黒人は…」



ここで…どっぷりとディープなディープなブルースを
数小節奏でて…

(もう…突然の「ブルースマン岩男??」にお客さん、拍手喝采!!)



「これ、面白いでしょう??同じチューニングで、たまたまハワイとアメリカ南部の人たちは、どっちも同じようなギターを与えられて、簡単に弾こうと思って、チューニングを替え
ハワイの人たちは…」


ここで、ハワイアンを奏でる岩男さん!


「アメリカミシシッピー州では…」


またまた突然の「ブルースマン岩男??」登場!!
ディープなブルースを奏で…



「同じチューニングなんです…みなさんもこのハワイアン・スラック・キー・ギターのチューニングの曲は、たくさん聴いているんです…このチューニングを使って、ヒット曲をたくさん出している世界的なロックバンド、ローリング・ストーンズ…黒人の音楽をやりたかったロンドンの若者であるキース・リチャーズは、半分以上、このチューニングで…」



ここで岩男さん


ストーンズの
「Brown Sugar 」を1小節奏で

「「Start Me Up」って曲知ってる??これ、トランプ大統領が演説のとき使ったの!この曲を!!すると、ミック・ジャガーから「俺たちの曲を勝手に使うな!」って!
そしたら、トランプ大統領が「金払ったなら、いいだろう!」って…そのトランプ大統領が使った
…」




「Start Me Up」を演奏しながら
まさに絶叫!!絶叫!!
シャウトする岩男さん!!




めちゃめちゃかっこいい!!

瞬時に甦るのは
ストーンズを観に東京ドームに行ったときのこと…




はい!実は…私…
もともと中学生のときに1番ハマったのが
RCサクセションと…このストーンズなのよ!!!




さらには…
このストーンズの流れから
小ネタ??を披露…笑


…といっても岩男さん

落語家ではないので
噺で落とすんじゃなくて

ミュージシャンなので
このギターを使って演奏で…


「ストーンズの「Honky Tonk Women」って曲があります…これが…」


「Honky Tonk Women」を演奏してたかと思えば
自然に…違和感なく…いつのまにかハワイアンに!!
…驚!笑!!


客席大爆笑!!!



もう…自在に
お客さんを和ました後は


ハワイアンメドレー




まずは


「クウイポ・オナオナ」

から…




演奏から伝わる音の旅…

癒される音色…旋律…

先ほど感じた「ハワイ」へ一瞬にして連れてってくれる…


「…この曲、今まで何度もやってきましたけど「待ってました!」って言った人、誰もいません…笑」


…と笑わして


定番のハワイアンソング

「Kaimana Hila」へと


3曲メドレーにした…


ハワイアン・スラック・キー・ギター・メドレー



自然発生した手拍子にのせられて

気分はハワイ!ハワイ!!

…に行った気分!気分!!


まあ…私は…ハワイに行ったことないから
私がイメージで浮かんでくる風景は…
八丈島、小笠原諸島の風景なんですけど…
でも…それらの島も地元の方の方言が強烈で
日本語とは思えなかったから…笑
ハワイにいてる感覚とかなり近い気がする…笑



「ハワイ島には、百種類以上のチューニングがあるらしいけど、普通のギターのこの6弦、「ミ」なんですけど、今「レ」まで下がってる…さらに「ド」まで下げます…これが、ハワイ島に伝わる
チューニング…」



そのチューニングで…
1小節奏で…

「…ほら、まるでスティル・ギターでしょう!!
ちょっと、昼の憩いの歌声喫茶みたいな感じがするけど…みなさんに1曲歌ってもらおうかな…ハワイアン・スラック・キー・ギター、日本でやってる人はまだまだ少なくて、特に、中部地方ではまだ聞いたことがない…僕の住んでいる神奈川県では、海沿いでやってる人、少しはいるんですけど、まだまだ全国的には…
歴史は古いんですけど、あんまりいろんな曲が弾けないんで…これ、普及しなかったんですけど…最近凄くサーファーの間では流行っていて、ハワイアンに惹かれる人はそこそこ増えているんですけど、ハワイアン以外では、スラック・キー・ギターやってる人はほとんどいないので、この曲を…」



「浜辺の歌」


歌詞の中の「明日」は「あした」ではなくて「あけがた」のこと…

…なんて岩男さん、この歌の解説を入れながら…



まるで、そうだな


海辺で火を囲んだ
キャンプファイヤーをしているかの様相…笑

1番からインストで…

ただ…私…この曲の歌詞を知らないので…汗
ほぼ、岩男さんのインストの演奏に癒されたまま
口パクで終わってしまいましたけど…汗…



「サザンオールスターズの関口和之さん、関口さんのサザン以外の…趣味でウクレレのバンドをやるときのメンバーで、10年近く入ってるんですけど…その関口さんの番組に呼んでいただいて「日本一自由なミュージシャン」って紹介していただいたんですよ!
シンガーソングライターから始まって、その後、ギタリスト、いろんなミュージシャンのサポートをやったり、そしてウクレレにたまたまはまって、本当にいろんなことやってきたんですけど…ここからはウクレレコーナー…新譜「ハワイアン・リラクシング・ミュージック~楽園の風と波を感じて~」キングレコードから…AKBと同じキングレコードからウクレレのアルバムが発売となりました…その中から…」



「Blue Hawaii」





さっきから
ここが…車の街…トヨタだってことを忘れてる感じ…
店をでれば…南国のビーチが広がってるんじゃないかと思えるほど…
正直、ライブ前、外を歩いたら蒸し暑かったのに
この爽やかさ…この爽快感!!

耳だけでなく
目でも楽しませてくれる岩男さん…

曲の後半の鮮やかな指の動きに拍手喝采!!!


そして…


「On a Little Bamboo Bridge」


ご機嫌な曲に
手拍子自然発生
その手拍子にのせられて
岩男さんの奏でる指の動きと言ったら
…もう…圧巻の一言で…
またまた指先に見惚れちゃう!!!


「今日は、全然ハワイっぽい格好じゃないんですけど…ウクレレコーナーでした…」

(お客さん、拍手喝采!)


…で、ギターに戻って、チューニングをなおしながら



「普通のチューニングに戻しました…普通のチューニングは、何も押さえないと音が汚いでしょう…でも、このチューニングは、いろんな曲が弾ける…」



…と言いながら

「禁じられた遊び」


…を奏でる岩男さん!!!



「この曲、ご存知です???はい、なんですか?この曲??」



お客さんが…普通に

「禁じられた遊び」



…と答えると


岩男さん


「違うんだな!違うのよ!!「これは、映画「禁じられた遊び」のテーマ曲「愛のロマンス」」という曲なんですね!!はい、みなさん、気をつけてくださいね…」


…と笑いを誘って


「100パーセント、みんながそう答える「禁じられた遊び」の映画「愛のロマンス」って曲なんですけど…笑

普通のチューニングのギターって、もともとはクラシックからきてるから、なんでも弾けるんだけど、覚えるのが難しいのよ…なので、ハワイの人や黒人の人は、勝手に緩めてやったんですけど、ここからは、普通のチューニング…シンガーモードに入っていくんですけど、僕は平成元年、シンガーソングライターとしてデビューし、その前、正確には、1986年、アニメの歌を歌って、この世界に入ったのです…誰も知らないよね…でも、アニメの世界って深くて、凄いマニアがいたりするじゃない…僕の誰も知らないだろうアニメの曲を、年に2,3回くらい、「本当ですか??」っていう人がたまにいるんだよね…他の人は誰も知らないのに…「強殖装甲ガイバー」というアニメです…あ、今日、誰もいらっしゃいませんでしたね…たまにそういうと…涙ぐみながら「あのアニメ大好きでした…15回くらい観ました…映画館で…」とかいう人もいる…」



…と語って歌うは


「強殖装甲ガイバー」






♪地球の平和を守るため
仲間の自由を守るため
俺は未来を捨てたのさ~





渾身の力で熱唱!!

まるで、地球の平和を守るかのように…笑



会場内大盛り上がり!!!拍手喝采!!!




…といったところで
今回のブログは長くなっているので…次回に続く…次回をお楽しみに!!