阿見AC日記

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マラソン革命 

2012年03月20日 | 楠康夫 理事長
 特に北京オリンピック以降の記録の伸び方は、急激になっています。

 日本、欧米、南米関係の選手が、2時間6分~7分でモタモタしているうちに・・・

 あっという間に、ケニア、エチオピア勢が、2時間3分台に、2分、1分の争いとも・・・

 ケニアは6人のマラソン代表候補に絞られて、2時間3分台~5分の選手で争われると載っていました。

 私が現役時代、マラソンの記録はどこまで伸びるだろうと、そんな記事を読んだことがありますが・・

 5km14分30秒で走れば、マラソンは2時間2分10秒位

 5km14分00秒で走れば、マラソンは1時間58分を切るぐらいで走ると

 25年以上も前にデスよ。アメリカのアルベルト・サラザールが世界新記録2時間8分前半で走った頃だと思います。

 その後、すぐに北京マラソンで、日本人 児玉泰介選手、谷口浩美選手、伊藤国光選手が2時間7分台で3人、同時に走りました。

 凄かったですね。もちろん、瀬古さんや宗兄弟、喜多さん、中山選手など、皆、2時間5分は見ていたと思います。

 
 月刊陸上競技の記事の中から、世界の長距離界に多大な影響を与える レナト・カノバコーチの質問形式の記事から、

 従来の練習法論とあなたのコンセプトの違いはどこですか?の質問に

 『集中的に高いスピードで走る距離を伸ばすこと。ハード練習も大切だが、リカバリーそのものが練習と同じくらい大切なことだろうね。』


 深いですね~~~~

 身体能力、環境がそろっているところから言える理論の一つなのですね。

 んんんんん~~~


 最近のケニアの選手も、素質だけではなく、近代的な筋力トレーニングなども入れてきたり、5000m10000mの選手がマラソンに早めに転向してきている。

 そりゃ、速くなりますよね。


 じゃ~ 日本はどう戦うのですか?

 『集中的に高いスピードで走る距離を伸ばすこと。ハード練習も大切だが、リカバリーそのものが練習と同じくらい大切』

 私は、走り込んで身体を作るマラソン、月間総距離1200km~1500km 私は、1100kmしか踏めませんでしたが・・・

 その効果と反動と弊害は、自分の身体で覚えています。理論理屈もその時代の背景からきた理論だと・・・


 今、いろんなところで、走る距離のことで、日本人の練習量の多さを指摘する記事等を見ますが・・・

 私は、日本人はゆっくりじっくり身体を創ると言うことは大切だと思うし、民族的にも真面目で勤勉という日本流はできあがっていると思います。事実、ケニアからのマラソンのオリンピックメダリストは、日本で教えてもらった選手なのです。

 一番大切なことは、20歳を超えてマラソンの練習に入るまでに、長距離選手がどう身体を作ってくるのか、何をしてくることが大切なのではないかと思っています。

 じゃ~、どうするか?

 私も、その事を自分なりに研究して、12年経ちました。

 残念ながら、まだ、人に言えるほどの成果は出ていませんので、あえて書きませんが・・・

 理論理屈だけは、頭の中にできあがっています。

 ただ、それを、

 阿見アスリートクラブで、突き詰めていくのも、私の生き甲斐の一つです。

 

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