阿見AC日記

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陸上競技の振興普及

2011年09月25日 | 楠康夫 理事長
 サッカーは、Jリーグを中心として、普及活動も行いながら計画的な組織づくりをしています。

 最近は、なでしこジャパンで女の子の普及にも火がつきそうですね。

 野球は、プロ野球を中心として、日本の文化にとけ込むような形で甲子園があり、歴史がものがたった組織があります。

 世の中が、盛り上げてくれることも多いのですが・・・

 陸上競技は、どうしても専門性が強くなり、広く、浅く、大きく、普及と言うことになると弱いかと思います。

 世界陸上がせっかくあっても、メダルが室伏選手の金メダルだけでは、普及と言うことでは、他の競技の宣伝効果には、負けてしまうような気がします。

 また、陸上競技クラブの数においても、サッカー、野球などに比べると遙かに少ない。スポーツ少年団では、圧倒的に少ないのが現実のようです。

 私は、この阿見アスリートクラブを12年やっていますが、決して、陸上競技に国民が興味がないわけではないのです。結構いらっしゃるのですが、それを組織だって教えるところが少ないのではないかと思います。

 長距離、マラソン、駅伝、ジョギング、ウオーキングなどの興味は、多いのですが・・・

 陸上競技というと、専門性が高くなってしまっているのではないかと思います。

 せっかく、運動会でかけっこでヒーローになっても、その後、陸上競技を続けることはない。

 中学校に陸上部がない、そうしたら、陸上競技に携わる機会を失ってしまう。

 興味がなくなる。他の競技をやってしまう。

 やはり、優秀な人材を育てるためには、たくさんの人たちにまずは、経験してもらう、興味を持ってもらう、続けてもらう、その仕組みづくりが必要な感じが致します。

 私もそうでしたが、長距離を教えようとすると専門的な知識と経験が先に立ち、それを子供用に小さくして教えようとしてしまう気持ちが先に立ってしまうのです。

 NPOとは、クラブとは、広く、浅く、大きく、たくさんの人に知らせていく。たくさんの人数を集めて、ワイワイガヤガヤ、遊びのように教えていく。それが普及に繋がるのではないでしょうか・・・・

 クラブと共に歩んで12年、強化と普及のバランスが、だんだん、わかってきました。

 次年度からは、スポーツの振興普及にも更に力を入れていきたいと思います。

 

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