射るような光

心の澱を捨てながら時々音楽話 特にヘヴィ・メタルとプログレの日々

不幸上手

2017年05月16日 | 覚書(詩)
あなたはあなたが好きですか?

誰かにそう聞かれた

はい好きです

直ぐにそう答えられたのは
だいぶ前

子供を育て始めてから

嫌いではない

に変わった
そしてそれは現在も続く

自分自身が好きでなければ
人を大事には出来ないのは自明の理

昔はその意味は漠然としていたが
今は はっきりとわかる

あなたが言った

僕のこと好き?
じゃあ誰かに僕のことを貶されたら嫌だよね
僕が好きな君の事を好きじゃなくて
おまけに君を貶す

僕が好きな君のことを好きじゃないなんて
僕は悲しい

僕を好きじゃないのと同じだよ
君の気持ちは嘘かもしれない
思い込みかもしれない
僕の好きな君自身を好きでないのなら
僕のことも好きでないのかもしれない


あなたの言う言葉に
ハッとした
あなたを悲しませている私

その私はあなたの声を聞いてるようで
聞いていなかった
心に響かなかったのは
私が遮断していたから

もう不幸上手はやめよう
幸せ上手にならないと
あなたが見えなくなる


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