以前お話をした通り、日経新聞の私の履歴書、野依博士の、子どもたちへの提言、特に親や学校の先生へも向けた提言には惹かれました。
(で、ちょっとパリ物を休んで、・・・・・しかし弁解めきますが、・・・・・四時間前にパリ物も一本新しいものを、乗せては、おりますので、パリ物をお楽しみになさっておられる方には、それを、ご覧頂きたく・・・・・)
その続きとして、同じコラムで連載が始まった、岡井隆氏(これは、外部から簡単に紹介される場合は、医者にして、前衛歌人となるそうですが)を読み始めたのですが、第一回目から、『なんと、きちんとまとまっている文章だろう、やはり、書き手としてのプロだなあ。特に短歌という、文字制限のある詩形式に熟達したひとだから』・・・・と感心しました。
それから、一週間ぐらいは丁寧に読みました。ちょうど、私の五冊目の本の印刷が始まった頃で、そうなると、私は自分の労働が必要なくなるからです。
でね。毎回、毎回、仰っていることに感心しました。原文は(日経をご自宅で取っておられない方でも)、会社とか、図書館で簡単に読めますので、ここでは、繰り返しません。
ただ、私が特に、感心したことが、四点ぐらいあって、
* 人生で、挫折もあり、短歌制作を、休んだ時期もあること。・・・・・そして、そのことを、今では、肯定をなさっておられること。
* これは、文中ではあまり、しっかりと、言及をなさっておられないが、医者をきちんと続けられたこと。勤務医としてだが、それでも、それは、日本社会の中では、収入の多い方で、それは、芸術と二束の草鞋を履く立場としては、垂涎の的と言ってよいほどの恵まれた立場であること。
短歌は、さして大仰な道具が要らず、歩きながらでも創作が出来るので、両立が可能だったと、私は思いますが。
* 信仰を持っておられること、短歌を制作するそのベースに信仰があること。
* 旧仮名遣いを復活して、現在は使用をなさっておられること。それは、一種の挫折と言うか、歌人としての、数年間の休息の後であると言うこと。
この最後の部分こそ、私がもっとも、感銘を受けたところです。
私は今、文章をパソコンで書くのですが、漢字を多用するのが好きです。その漢字を多用するという点が、少しでも、旧かな遣いへ戻りたいという潜在意識の現われなのでしょう。
ただ、私は岡井さんより、相当、若い。だから、日常的には、新仮名遣いで育っているし、友人、知人もそうですから、いまさら、旧仮名遣いへ戻しても、それが、通用しないと思います。
そして、パソコンは(今のところはマイクロソフトのワード、2000、2003 2007を混在して使っております)それで、長い文章を入力すると、ほとんどがひらがなで出てきますし、
ちょっと、難しめの熟語は出てこず、下の、IMEパッドで、手書きをしてその後入力するとなります。それは残念ですね。 では、
2008年10月19日これを書く。 川崎 千恵子
(で、ちょっとパリ物を休んで、・・・・・しかし弁解めきますが、・・・・・四時間前にパリ物も一本新しいものを、乗せては、おりますので、パリ物をお楽しみになさっておられる方には、それを、ご覧頂きたく・・・・・)
その続きとして、同じコラムで連載が始まった、岡井隆氏(これは、外部から簡単に紹介される場合は、医者にして、前衛歌人となるそうですが)を読み始めたのですが、第一回目から、『なんと、きちんとまとまっている文章だろう、やはり、書き手としてのプロだなあ。特に短歌という、文字制限のある詩形式に熟達したひとだから』・・・・と感心しました。
それから、一週間ぐらいは丁寧に読みました。ちょうど、私の五冊目の本の印刷が始まった頃で、そうなると、私は自分の労働が必要なくなるからです。
でね。毎回、毎回、仰っていることに感心しました。原文は(日経をご自宅で取っておられない方でも)、会社とか、図書館で簡単に読めますので、ここでは、繰り返しません。
ただ、私が特に、感心したことが、四点ぐらいあって、
* 人生で、挫折もあり、短歌制作を、休んだ時期もあること。・・・・・そして、そのことを、今では、肯定をなさっておられること。
* これは、文中ではあまり、しっかりと、言及をなさっておられないが、医者をきちんと続けられたこと。勤務医としてだが、それでも、それは、日本社会の中では、収入の多い方で、それは、芸術と二束の草鞋を履く立場としては、垂涎の的と言ってよいほどの恵まれた立場であること。
短歌は、さして大仰な道具が要らず、歩きながらでも創作が出来るので、両立が可能だったと、私は思いますが。
* 信仰を持っておられること、短歌を制作するそのベースに信仰があること。
* 旧仮名遣いを復活して、現在は使用をなさっておられること。それは、一種の挫折と言うか、歌人としての、数年間の休息の後であると言うこと。
この最後の部分こそ、私がもっとも、感銘を受けたところです。
私は今、文章をパソコンで書くのですが、漢字を多用するのが好きです。その漢字を多用するという点が、少しでも、旧かな遣いへ戻りたいという潜在意識の現われなのでしょう。
ただ、私は岡井さんより、相当、若い。だから、日常的には、新仮名遣いで育っているし、友人、知人もそうですから、いまさら、旧仮名遣いへ戻しても、それが、通用しないと思います。
そして、パソコンは(今のところはマイクロソフトのワード、2000、2003 2007を混在して使っております)それで、長い文章を入力すると、ほとんどがひらがなで出てきますし、
ちょっと、難しめの熟語は出てこず、下の、IMEパッドで、手書きをしてその後入力するとなります。それは残念ですね。 では、
2008年10月19日これを書く。 川崎 千恵子