銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

一流は、スポーツでも哲学に通じる、・・・・・杉山愛

2010-06-13 09:43:50 | Weblog
 本日、2010-6-13のNHK『ようこそ、先輩』は、杉山愛さんでした。

よい意味で裏切られて、そして、結論としては、『やはり、一流の人が到達する地点は哲学だ』です。

 杉山愛さんは、テニス選手としてはベテランです。ギネスから連続、出場記録(グランドスラムに、63?、回)を認定されているそうです。

 しかし、普通の人間として言えば、まだ、お若い女性です。試合中よりも、普段のお顔===特に母校に後輩を訪ねた、この番組内での===はきれいですね。緊張感が取れているから、清潔な美貌が、こちらにしみじみと伝わってきます。

 さて、湘南白百合が彼女の母校です。
 生徒たちは、制服姿の間は、大人びて見え、『あれ、今日の母校は中学かしら?』と一瞬思いますが、運動着に着替えると、やはり、小学生であることのあどけなさが伝わってきます。

 さて、驚かされたのは、一日目に杉山愛さんが生徒たちに与えた課題です。

 後で、正確な意味がわかれば、ほっとする課題ですが、最初は、本当にあれっと、いぶかしく思いました。それは、生徒を四グループに分けて、サーブの成功度を、グループ間で競わせる、試みだったからです。

 よく、お笑い系の番組で、サドンデスで、ゴールを目指す企画がありますが、ああいう狙いかしら?と思っていたのに、それは、過程にしか過ぎず、

 まず、生徒たちに失敗に経験をさせる、たくらみがあったのです。この際のたくらみとは悪いイメージでは捉えないでください。よいイメージで、深謀遠慮というべきでしょう。

 子供たちに四時間ほど、サーブの練習をさせた後で、「グループ間競争です」と、教えて、目標を設定させます。子供たちは無邪気に、90%の成功率を目標としますが、実際には10%程度でした。

 そこに、勝負(または、パフォーマンス)の難しさがあります。予定していた、または、想像していたほどにうまくいかないのはなぜか・・・・・

 それを、子供たちに考えさせるために、この企画は行われたのでした。

 これは、あらゆる分野に通底する真実です。どうしたら、本当によい成果が、あがるかは、慣れてこないと、わかりません。つまり、人に結果を問う仕事の場合、一種の身を捨てる精神を獲得するということが必要なのです。というか、自意識を捨て去る、ことが、大切です。

 それを、とても、わかりやすく、子供たちに伝えていらっしゃいました。

 教えることはそれだけでしたが、非常に重いことだったと思います。子供たちは、こと、サーブを成功させるというポイントに関しては、わかったと思います。

 ところで、菅総理大臣が宮崎県を慰問されたみたいで、そういう行動と姿には、国民は、ほっとしますね。では、今日は短いお話でしたが、これで、失礼をさせていただきます。

     2010-6-13               雨宮 舜
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