銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

内館牧子、朝青龍、細木和子(相撲の衰退)

2009-11-27 07:47:59 | Weblog

 09-11-26(木)の九州場所で、横綱・朝青龍が日馬富士に負けました。それを土俵下から見上げている白鵬。この三人の今日の主役がモンゴル出身者であるということはさておいて、朝青龍が負けたことによって、やっと盛り上がってきたみたいです。興業として収入面ではお祝いを申し上げたい。

 で、土俵上は熱が入っていましたが、つい、3,4日前の新聞では、九州場所に閑古鳥が鳴いているという報道がなされました。その原因ですが、不況の影響もあるでしょう。桟敷席を用意して取引先を招待する、会社が減ったのでしょう。それほど余裕がなくなった。だけど、テレビにチラッと映る会館内は、上のほうが空いているのです。つまり、一般席が埋まっていない。

 これは、相撲そのものの人気が落ちていることを示しています。私は二つ原因があると思っています。相撲の記事がスポーツ優先ではなくて、スター性・優先であって、それが、二代目、若乃花、貴乃花兄弟を、過剰に取材するころに頂点に達しました。それ以前の、栃・若、時代、柏・鵬時代よりも、はるかに、取材が過剰で、結婚とか、家族とかまで巻き込んでその報道がなされる。これは、一見すると派手でプラスのようですが、大いなるマイナスでした。

 横綱審議会というご意見番があるのですから、そこらあたりから、注意がマスコミに向かえばよかったと思います。この間サッカーで、押せ押せムードだった川崎フロンターレが、ひょいとした拍子で負けてしまって、選手たちがふてくされたのですが、その模様がテレビに写されたことがありました。その際、サッカー協会のチェアマンがそのことでしかったので、社長さんが謝罪をしたはずですね。

 対応がすばやいし、まともです。比較すると、あのころのマスコミの過熱報道がマイナスを生むというのは、私のように、一回も国技館へ行ったこともない人間にもわかるのですから、横綱審議委員会等の、当事者なら、当然推察ができるはずで、それを、マスコミに進言し、過剰報道を、抑えるべきだったと感じます。特に藤田憲子さんの、テレビ・カメラへの露出ほどマイナスだったものはありません。

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 しかし、もうひとつ大きなことがありました。それは、朝青龍を悪者にする動きです。ムーヴメントといってよいほど、彼は叩かれました。行動のいちいちが批判をされました。そして、いつの間にかヒール(プロレスで言うところの悪役らしい)という定義と冠が彼の頭に載ってしまったのです。

 これが、一般のファンを去らせたと、私は、考えます。相撲界の人間でも相当に頭のよい人とか、わかっている人は、この現象を忌むべきものだと思ったらしくて、舞の海が、朝青龍援護の文章を、どこかで発表をしていました。

 しかし、私にしてみれば、サッカー協会のチェアマンに当たる、横綱審議委員会の長は、何も発言をしません。事なかれ主義でした。そして、その傾向はどんどん、どんどん、進み、去年あたり、すさまじいことになっていました。

 これが、一般のファンを、多数離れさせた原因だと考えます。ガッツ・ポーズがいけないなどという、いじめに近いくさし、ばかりやっていては、朝青龍を強い人間、英雄として好きなファンたちは、矛盾に直面してしまい、嫌気が差してしまいます。だから、逃げたのです。横綱審議委員会というのは、名誉職なのかしら? 山田洋次監督なども、委員の一人のはずだったと思いますが、パフォーマンスの場として、そして、真実の人気を持つ、朝青龍の価値をどう考えておられて、どう評価をしておられるのでしょうか? 直接インタビューをしたいぐらいです。

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 さて、これから先は、例の私独特の論理の展開ですが、あたらずとも言えず遠からずでありましょう。この問題で、一番活発に動いているのが、内館牧子さんです。「朝青龍には、横綱としての品格がない」ということを繰り返し、マスコミのばで発言をしている人です。そして、横綱審議委員の一人でもあります。だから、他の横綱審議委員は、何も逆らわないのでしょう。

 私は彼女が週刊朝日に連載エッセイを持っていた(今も連載されているのだろうか? 知らないけれど)のを注目します。彼女が、例の植民地支配構造下の日本で、誰かから教唆をされたとまでは言いません。

 内館牧子さんにとっては、信念に基づいている発言でしょうし、他者から心理操作をされているなどとは、ご自分自身、夢にも思っておられないでしょう。

 だけど、結果として見えることがあります。それは、朝青龍のタニマチの有名人として細木和子さんが、いることです。この人が、愛国者のひとりです。番組を六チャンネルと八チャンネルに持っていたことがあって、しばしば見ましたが、発言が、この日本の将来を憂えるものが多かったのです。

 つまり、この日本にいてはいけない・・・(と植民地的、支配者側が思うであろう)・・・タイプの元気ものです。しかも過去に安岡生篤氏と交流があったといわれます。安岡生篤氏の著書など、私は読んだことがありません。でも、冠言葉としては、右翼の論客であったということを知っています。でね、細木和子女史の発言は筋金入りだと、みなされているだろうと、いうわけです。

 彼女は、現在の日本では、ホリエモン氏やみのもんた氏・・・(古くは角川春樹氏など多をも含むが)・・・などと同じく、つぶさなければいけないタイプの元気ものなのです。でも、この高度に微妙なる支配をしている、現在の宗主国・・・(真実の日本の支配者側)・・・は、簡単に尻尾を出すようなことはいたしません。

 超がつくほど、間接的で迂遠な道を通ります。偶発的な発言であったかもしれない内館牧子さんの「朝青龍には、品格がない」という発言が重みを持つように → 重みを持つように、 → 設定をしていくことは、大・マスコミにとっては、可能なことです。ニュースは操作をされています。ある一社が強く押すコメンテーターには、光が当たります。

 もちろん、繰り返しますが、内館牧子さんが、教唆を受けたり指導をされたりして、あの発言を繰り返しているとは思いません。だけど、彼女を主役にしたドキュメンタリー番組などがNHKで制作放送をされて、ともかく、大物扱いを受けていることは確かです。そして、大・週刊朝日に連載を持っているわけですから、インテリとして、プライドも高いでしょう。で、彼女は、ご自分のグループ内の知人を含めて、細木和子女史など大嫌いなはずでもあります。

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 ここで、ちょっと、わき道にそれますが、細木和子女史に関する私自身の感想を述べましょう。彼女は、水商売上がりだということを、しばしば匂わせてしまいます。特に言葉遣いで。また、安岡生篤氏の前夫人の一族から、遺産の件で「ずるいことした」といわれ続けているのも私は知っています。

 また、占いは、本で読む限り、乱暴で単純で、しかも個人的に相談をすれば高額のお金を取るらしくて、それは、いやらしい生き方でもあります。また、そこから得た高収入で、身を飾り立て、家も飾り立てていますが、購入した絵に、なんらの統一性が見られません。ただ、高いから買ったみたいだと思われ、思想も感性も感じられません。だから、もし一緒に暮らしたら、数日間で、私の方が逃げ出すタイプだと感じています。

 生活態度という意味では、西館牧子さんの方が自分には、合うというか、肯定しやすいタイプでしょう。

 それにもかかわらず、細木和子女史のストレートな発言の中にある、『この国の将来が本当に心配だ』という・・・・・心情は、とても尊いし、勇敢だ・・・・・と感じているのです。そのポイントで、彼女を結果としては、いじめる側になっている・・・・・西館牧子さんの朝青龍排斥風発言は、好みません。しかもその結果として、相撲界が沈滞しています。

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 長くなりました。が、ここで、一番大切なことは、この流れが、あに相撲協会だけに限らないということです。被・植民地国として、思想信条の自由が許されないときに、その国は衰退していくからです。しかもその元老統制と弾圧が、昔の特高時代とはまるで違った、やり方で行われていることに危機感を感じているわけです。

 私は日本という社会や国家が、急に悪くなっていったのは、小選挙区制をメルク・マールとして、あの時以来だと考えています。あの小選挙区制は、小沢一郎現民主党幹事長と、朝日新聞主導で行われました。

 今、事業仕分けという舞台で、図らずも、その拙速主義が、開示され、国民の目に見えました。このスピードで物事を決めてしまっては駄目なのです。それは日本が衰退に向かうことを確定し、

 ごく少数のマスコミセレブ・・・(それは、支配者側が、安心してその発言を許している、存在、・・・・・たとえば出版会で言えば、立花隆氏や、副島隆彦氏、テレビ界で言えばビートたけし氏や、高野孟氏)・・・だけが幸福で金持ちとなり、一般の人が、苦痛にあえぐ世界が、やってくるでしょう。いや、既にそうなっているかもしれません。

 ここで、踏みとどまって、民主党の拙速主義に対して、ノーといわなければなりません。そうしないと一般の人の苦痛はいや増すでしょう。
    2009年11月27日                 雨宮舜 

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