銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

秋葉原で、数学者(外人)を、助けようとする

2009-10-10 23:06:33 | Weblog
 その喫茶店は、いわゆるメード喫茶というものではありません。オープン・テラスもある、健全なものです。が、スタッフはそのとき一人しかいなくて、かわいいお嬢さんです。メイドのような帽子はかぶっていないが、かわいくて上品です。

 ただし、どうも、そこにいる外人とうまくコミュニケーションが取れていません。秋葉原の電気店にいる男の子は、英語とか、中国語、フランス語、スペイン語、etcができる人が配置されています。しかし、彼女は、長く勤めるわけでもないので、覚悟が足りないのでしょう。

~~~~~~~~~~~~~~

 その外人を見ると、自信がなさそうなおとなしい人です。私は、この人を助けてあげるべきだと直感をしました。それは、まず、海外でたくさん助けてもらった思い出があるからです。ともかく、お返しをしたいと思っています。

 ここで、挿入ですが、ものすごく自信ありげな外人、というのにもいっぱい出会っています。たとえば、東横線の切符売り場で、大声で独り言を言いながら切符を買っている、恰幅のよい外人がいました。普通なら『変な人』に堕してしまうところですが、彼は小型のテープレコーダーを左手に持っていて、

 フランス語で何かを吹き込んでいます。私はフランス語はしゃべることはできないが、それが、フランス語であることぐらいは単語でわかりますので、『あ、フランス人なのだ。多分、物書きなのだ』と推察しました。

 テレビ関係者なら一人では歩かないでしょう。でも、準備段階のプロデューサーかもしれません。着ているものの質が非常によかったので。
 今、NHKで、海外の都市を、カメラを頭に載せた人が写しながら、日本語の質問を一切、録音しないで、ナレーションで済ます番組がありますが、あれも、先行していく、プロデューサーが下調べを十分にするそうですからね。

 で、そちらは服も上等で自信に満ちている人ですから助けは何も要りません。でも、秋葉原の青年の方は木綿の、パーカーで、寒そうだったし、上品で静か過ぎる青年で、女の子がまばゆ過ぎるのか、質問さえ、はっきりとは、できないほどだったのです。彼の質問は、この喫茶店が朝、何時に始まり、夜何時に終わるかでした。で、それは、応答が終わったのですが、彼は「今は注文をしない」というのです。

~~~~~~~~~~~

 そこで、私は誤解をしてしまいました。つまり、『彼は貧乏なのだ』と。これは彼を軽蔑して言っているわけではなくて、物価が違うのです。日本の物価高についていかれる外人は、日本での仕事上の駐在員です。これは、土地柄に適応した、給料がでるので、大丈夫ですが、母国で稼いで貯金をして、それで、日本で、何かを勉強しようとしている人にとっては、この落差は大変なのです。

 でね、私は彼にネットカフェの利用法と、どういうブランドが安心で、使いやすいかを教えてあげようとしました。

 彼は、まだ、到着して一ヶ月で、しかも三年ほど滞在する予定だそうです。仕事は研究員で、専門は数学とのこと。『これは、お金を倹約しなければならないだろう』と、私はますます、思いました。で、彼にネットカフェというシステムを、教えてあげようと思ったのです。

 彼は、今、秋葉原は、相当調査しぬいたらしくて、隣の駅の「御徒町に住みたい」と、言います。私は、ますます、『まだ、何にも知らないのだ』と心配になります。山手線沿線、は、賃貸料が高いし、御徒町に貸しマンションがあるとも、思えません。それは、上野と銀座の間であり、商業都市中の商業都市ですから・・・・・7万円前後で借りられるアパートなど絶対にないはずなのです。

 彼はアメリカ人とのことですが、アメリカなら、単身者用なら、500ドルが相場らしいですから・・・・・

 ここの読者の皆さんは、ネットカフェなど知らないと思いますが、私は自分のパソコンに変調をきたしたた、2007年からものすごいレベルで、あちこちの、ネットカフェを使い、あらゆることに熟知いたしました。この変調ですが、日々、違うワームが入れられて、しかも、調べぬいたが、ウィルスではありませんでした。

 だから、意図的、故意的なもので、自分でも防衛できますが、防衛や回復に、時間がかかるので、そういうワームが入れられていないパソコンを使うほうが、仕事の能率が上がるからです。

 ネットカフェは、普通の喫茶店より、休息には役立ちます。二時間800円ですが、まったく、自由な姿勢で、誰にも見咎められることなく、個室で、雑誌を読みながら無料のドリンクを飲むわけで、上等なネットカフェに出入りしているのは、ほとんどが、サラリーマンです。昔なら居酒屋で、疲労回復を図ったであろう、若手ビジネスマンが、ここで、疲労回復を、図っているのだと感じています。

 もちろん、安いラヴホテルとして使う若いカップルにも出会います。そういうお店をこの若い数学者に紹介するつもりはありません。品のよいところを紹介するつもりでした。

  ここで、大変申し訳ありませんが、文章が長くなったので、ここで、いったん切らせていただきます。結論まで入れないで、申し訳ございません。続きは明日にアップロードをいたしましょう。ただ、この日、山手線内で、目の前15センチぐらいの近さに貼り付けたジャパンタイムズを、熱心に読んでいるインドの人を見かけたときから、『お、今日は数学に縁があるかも』と思ったのは正しかったもようです。

     2009年10月10日、  雨宮 舜(川崎 千恵子)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする