ボストン現地レポート 教育に関連した話題を現地から

アメリカのサマーキャンプ、サマースクールの短期留学専門のコーディネーターが、現地の情報を様々な角度からお届けします。

アメリカのサマーキャンプ参加後のご感想

2014年09月30日 | アメリカのサマーキャンプ
ボストンでは、日に日に秋が深まっています。今年の9月から、アメリカ東海岸・ニューイングランド地域にありますボーディングスクールで、高校留学をスタートした生徒さんたちも、学校での生活に慣れてきた頃です。

本日も、今年、日本からサマープログラムに参加された生徒さん、保護者の方から寄せられましたご感想をご紹介いたします。この生徒さんは、インターナショナルスクールに通う14歳の生徒さんです。昨年に引き続き、同じサマーキャンプに4週間参加しました。今年も、キャンプ地からファックスでお手紙を送ってくれました。「今年のキャンプはとても早かったです。色々なことが起きて、時間や日付を忘れるくらい早く終わりそうです。」と、伝えてくれました。

質問:このサマーキャンプに参加して、一番印象的だったこと。楽しかったこと、困ったこと。なんでも。
答:去年と違ったActivitiesやStaffなどがいて、今年は違った夏が過ごせました。カヤックやマウンテンバイキングなど楽しいActivitiesもあったのですが、それよりも去年出会ったcamper達や新しく出会った仲間達と一ヶ月の共同生活でおしゃべりしているだけでも、とても楽しかったです。思い出深い夏になりました。

質問:このプログラムへ参加する前後で、何か自分の中で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。
答:去年は、周りに教えてもらったり助けてもらうことが多かったのですが、今年は積極的に中心的な存在になって新しいお友達などを助けてあげることが出来たかな、と思っています。コミュニケーションをとる事を大切にし、それが自信につながりました。

質問:来年もアメリカでのサマープログラムに参加したいと思いますか? その理由は?
答:来年もぜひアメリカでのサマープログラムに参加したいです。ですが、来年はサマースクールなど、勉強を中心としたアカデミックなプログラムに参加し、また違った友達たちに出会いたいです。

質問:今年参加したプログラムに、何かリクエストはありますか?
答:特に無いです。

(保護者)
質問:お子さんからお聞きになられたプログラムの話の中で、特に印象的であったことをお知らせ下さい。
答:2度目の参加である今年は、昨年チャレンジできなかったプログラムに挑戦したいと考えていたようです。その中でも、自然と触れ合い、自ら行動するプログラムである”カヤック”と”マウンテンバイキング”がとても楽しかった、と言っていました。

質問:お子さんをサマーキャンプに参加させてみて、プラスになったこと。また、その他お気付きになったことがありましたら、お知らせ下さい。
答:昨年初めて参加した際に知り合った友人たちと、この1年間、SNSなどを通じ連絡を取り合っていたようです。娘にとってこのキャンプでのテーマがあるとするならば、1度目は「出会い」。2度目の今夏は「再会」となったことと思います。キャンプ地に到着した際、再会を誓い合っていたお友達やキャンプスタッフたちが、ビッグハグで迎えてくれたそうです。その時の気持は、経験した娘のみが感じられる貴重なものとなったはずと思います。昨年も一緒に参加していた友人たちとは、再会を喜んだだけでなく、お互いの今後の学校選びや進路のことなど、アメリカでも日本でも同じ年齢の子が持つ悩みについて、語り合ったそうです。期間中は自信を持って過ごしていたようで、初めて参加するお友達をサポートする余裕もあったようです。
毎日のアクティビティの写真では、どの写真も真ん中で隣の友人と両肩を組んで写っている姿を見て、おとなしくてあまり積極的に行動するタイプでなかった娘が、少し大胆に、勇気を持って自ら意識している姿が見られました。また、英語のコミュニケーションを含めて問題なく、できていたようで、それを聞いて頼もしく、かつ嬉しく思いました。これらが、全て今回のキャンプに参加したことによる成長の証だったような気がしています。

質問:何か、プログラムに対してご要望(改善できる点)がありましたら、お知らせ下さい。
答:昨年感じたこと等は、改善や工夫いただきましたので、特にありません。

質問:コーディネーションを担当致しました、American Summer Opportunitiesについて、ご意見をお寄せ下さい。
答:2年目の参加は、送り出した私たちのほうにも余裕ができ、また全面的に信頼しお任せしていました。昨年より、4週間という時間がとても早く過ぎたように思えます。今年も事故もなく、充実したキャンプを送ることができ、貴重な体験をすることができました。ありがとうございました。

昨年、初めてサマーキャンプに参加されたときは、アート関連のアクティビティを主に選択していた生徒さんでしたが、今年はカヤックやマウンテンバイキングにも挑戦して、雄大な自然の中での冒険も満喫してくれたようで、とても嬉しく思います。そして、1年目に周りのキャンパーやスタッフから優しくされた自分自身の体験をもとに、今年は初めて参加してきた仲間に対して、先輩として自然にケアできたことも、素晴らしい貴重な体験だったことでしょう。他人に優しくしたり、自信を持って率先して行動したり、これまでの生活を変えてみることは、人から言われてできるものではありません。自らの体験を通してこそ、できるものです。この生徒さんのサマーキャンプ体験は、4週間という短期間ですが、継続して参加されることで、留学を通して得ることのできる、一番大切なことを確実に学んでくれているようです。

2年継続して参加したサマーキャンプは、この生徒さんにとっては、第2の故郷のような大切な場所になったことでしょう。本当は、来年も同じサマーキャンプに参加したい、という気持も強いと思いますが、今度はサマースクールにチャレンジしてみたいという前向きな気持があるようです。これも、キャンプで同年代の女の子たちと、今後の進路についておしゃべりをしたりしたことが、良い刺激になっているのでは、と思います。来年の夏、また新しいステップに向かって、コーディネーターとしてお手伝いできたら光栄に思います。

最新の画像もっと見る