もう昨日の夜になりますが、ゴチバトルを見た後、(途中から)『花より男子 劇場版』がテレビ放映されているのをダラッと観ていました。
するとラスト近くで、小栗旬くん演じる花沢類くんが、気になるセリフを口走っていました。
《花に嵐のたとえもあるぞ。さよならだけが人生だ。》
私が知っているのは“花に嵐のたとえもあるさ”なのですが、どちらにしろ、これは私の記憶では、井上靖氏が漢詩を意訳したものではなかったかと思います。
(シンさんの指摘で、井伏鱒二氏の訳だということがわかりました大変失礼しました詳しいことはコメント欄をご覧ください)
でも、たぶんこれは結びの二行で、おそらくあと二行くらいはあるのではないかと思ってしまうのですが。
全部をご存知の方、いらっしゃるでしょうか。考え出すと気になります。
(もとの漢詩の方も、出来たら知りたいですが、題名が分からない)
よく引用されるだけあって、ちょっと意味深な、しみじみとくる言葉ですよね。
けれど、これを呟いた類くんの真意は……?
そっちもちょっと、気になります。
私も、訳された詩しか記憶してませんが[E:coldsweats01](井伏鱒二氏の訳、と読んだ記憶も…[E:coldsweats02])
コノサカヅキヲ ウケテクレ
ドウゾ ナミナミツイデクレ
ハナニアラシノ タトエモアルゾ
サヨナラダケガ ジンセイダ
…読んだ時に、全て片仮名書きだった記憶があったので、こう書いてみましたが…細部の表現も、ちょっと自信ありませんけどね[E:coldsweats01]
話はガラッと変わりますが[E:coldsweats01]
植木等さん主演映画「ニッポン無責任時代」で、後半に植木さんの台詞に、こんなのありました。
「人生、至る所青山ありだ[E:wink]」
オリジナルの漢詩の意味に忠実なら、こんなにニヒリスティックな台詞はありませんけど…多分、違うんだろうなぁ[E:coldsweats02]、と…
于 武陵の「勧酒」だとの事で、ウチに帰って、亡父の蔵書を探し、「漢詩名句辞典」を当たりましたら…ビンゴ[E:sign03]
勧君 金屈梔(←正しくは、この字からきへんを除いた字です)
満酌 不須辞
花發 多風雨
人生 足別離
(きみにすすむ きんくつし/まんしゃく じするをもちいず/はなひらけば ふううおおし/じんせい べつりたる)
ふ~[E:coldsweats02]
読みにくくてごめんなさい[E:sweat01]
ちなみに、やはり日本語訳は井伏 鱒二さんとの事です。
やっぱり記憶違いもあったので、また、書いてみます[E:coldsweats01]
コノサカヅキヲ受ケテクレドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトヘモアルゾ
サヨナラダケガ人生ダ
やはり片仮名書きで紹介されていたので、そのまま書き写しましたが…[E:coldsweats01]
ちなみに、「ニッポン無責任時代」で引用されていた漢詩も探してみたら…
そんなにニヒリスティックな詩じゃなかったので、赤面…[E:coldsweats01]
やはり、記憶と思い込み頼りで書いちゃいけませんね[E:coldsweats01]
失礼致しました…[E:sweat01]
私の記憶違いでした。
最初のコメント見た時はっとしました。
基本映像記憶なので、字面を見て、“シンさんの指摘の方が合っている”と、瞬間的に思いました[E:coldsweats01]
お教え下さり、ありがとうございます!
記憶と思い込みで書いてはいけないのは私の方ですね[E:wobbly]
でも、このブログ、大半いいかげんな記憶をたよりに書いていることが多いのです[E:think]
中学生ぐらいまでに出会ったものって、メモとか取ってなくて、正確に辿れないのですね[E:bearing]
また間違いあったら、どうぞ遠慮なくご指摘くださいませ[E:happy02]
ほんとうにありがとうございました[E:happy01]