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トヨタ研究開発施設に公共性は

2010-01-09 | 都市計画・まちづくり
 トヨタ研究開発施設の説明会が、昨年12月急遽開催されました。希少種サシバ、ミゾゴイなどの発見、地主の事情などで、これまで改変面積を2回変更しました。さらに、環境アセス、COP10や世界経済危機を考慮してか、環境調査完了を2年延期しました。しかし、中山間地の振興を口実に、地主の同意・買収は先行し概ね完了しています。ミゾゴイの出現に対する野鳥の会などの運動もあり、問題をミゾゴイに絞りつつ着々と進められつつあります。なぜ特定1社のために愛知県の企業庁や豊田市は支援推進するのか、公共性があるのか疑問です。
 説明会ではミゾゴイの営巣は固定しない、数はもっと多いはず、もっと早く指摘すべきであるなどと、芹沢俊介氏は説明会で乱暴にもまとめで述べています。野鳥の会などとは話し合い、合意形成すべきであるとういうのが結論のようです。しかし、氏は「トヨタ自動車新研究開発施設環境アドバイザー会議」委員であり、県の自然環境保全技術検討会座長であり、有識者の提言について公正性に疑義があります。また、野鳥の調査で勝手に人の土地に入って欲しくないとか、地域振興で若者に希望が持てるという準備されたような発言もありました。地権者は既に企業庁に売買しているはずです。準備書では建築計画、施設計画が確定すればそれを含めた評価をするという回答でした。問題をミゾゴイだけに絞ろうという意図が窺えます。森林の改変でどれだけCO2が増大するのか、まだ計算されていません。今回の説明会は告知も不十分で、十分な討議時間もなく、質問の答弁もきちんとできませんでした。準備書に市長の意見書をつける時には、それぞれの市の主催で情報開示と資料提供で公聴会を開催すべきです。開発先に有りきの「アワスメント」にしてはなりません。
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1 コメント

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地域振興には程遠い (ノブ)
2010-01-12 21:07:47
 準備されたような発言「地域振興で若者に希望が持てる」は、しらけるね。
 トヨタは雇用しても、不安定な非正規雇用ばかり。
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