あのとき、こうしておけばよかった、こうだったらよかったのに・・・、という「タラれば」はいくらでも言えるでしょうが、その時のタイミングで適切な判断をすることは難しいもの。
ビジネスにおいては、刻々と変化する状況から的確な気づきを得て、適切に行動できることが大切です。
知財に関して言えば、的確な気づきを得るためには、最低限の知財の知識は必要です。
知識がないばかりに、大事な自社技術を他社に流出させてしまったり、知らないうちに他社権利に抵触したりする事態に陥りかねません。
その知識は、教科書等からもある程度得られますが、実践で得たものこそ活きてきます。
まずは、社内に、知財を尊重する意識、自社技術を権利化する意識を醸成すること、そして、自社権利を創出する努力を継続することが重要です。
訓練と同じで、ここぞというときに適切な行動がとれるかどうかは、日ごろの努力の積み重ねでしかないと思います。