人気アイドルグループ・AKB48の総合プロデューサー、秋元康氏が6日、自身が原案・プロデュースを務める『横山剣大座長公演』(東京・浅草公会堂)の公開ゲネプロ前に会見を行い、AKB48グループの人事について言及した。
先月28日の東京・日本武道館公演で、HKT48の指原莉乃(20)が同劇場支配人に抜てきされたことについて「スタッフにほとんど任せているので」と前置きした上で「指原がすごくHKTをまとめているので『劇場支配人はどうですか』と言われて面白いんじゃないのと」仰天人事の裏側を明かした。AKB48と姉妹グループの兼任メンバーについても「スケジュール的に厳しい」とのスタッフの声があったとし、北原里英(SKE兼)や、横山由依(NMB兼)らの兼任を解除したことにも触れた。
また、今月3日に河西智美(21)がグループを巣立ち、今後も板野友美(21)、秋元才加(24)、松原夏海(22)ら卒業が相次ぐことについては「本人たちの意志です。総選挙も立候補制にしたので、どうしようかなって卒業する人も出てくると思いますし。AKBに何年いていいとか、いちゃだめとか何もないので、自分がこれだと思ったときに卒業する人も出てくるのでは」と見解を述べた。
会見に同席していたAKB48の永尾まりや(19)をチラリと見た秋元氏は「この舞台が終わったら、“私も卒業する”って言うかも」と指摘。永尾は「まだまだ頑張ります!」と慌てつつ「まだ(卒業生に)教わりたいと思うこともあるけど、夢に向かって卒業されるということで、いつか私もそういうふうに卒業できたら」と話した。
同公演は秋元氏が「大ファン」というクレイジーケンバンドの横山剣が“大座長”を務め、一幕は演劇『~風狂剣無頼帳~「赤いマイクのあんちくしょう」』、二幕はクレイジーケンバンドのライブで構成。当初「芝居は絶対嫌だ」とごねた横山を「いつもの剣さんでいい。演じる役を楽しんでください」と説得したという秋元氏は「次はシェークスピアかな」と期待を寄せた。会見には原案・演出を担当したラサール石井も登壇した。