あまがさき山仕事体験隊のブログ

「山仕事の体験をしませんか!」のキャッチフレーズの森林ボランティア団体。現在、猪名川町、宝塚など4か所で活動中です。

山仕事ボランティアの特別活動

2018-12-14 12:35:14 | その他

12月11日の火曜日です。

かねてから依頼があった個人のお家の庭木の処理に取り組みました。
 
地区の民生委員さんから社協のボランティア担当を通じて依頼があったのです。
隣家とのほんのわずかな隙間で大きくなった一本の杉の仲間です。
持ち主は一人住まいの女性高齢者のお宅で、業者に見てもらったのですが、高額な費用は出せないと。
 
ベテランのメンバーで下見をしたのですが、これは足場も組まないとダメだから専門の業者の仕事だなと判断して。
 
でも、木登りのとても上手なメンバーにも見てもらわないとと、私は3度目の下見でしたね。
そのロッククライミングをされるメンバーの樋口さんは、やりましょうと。
 
それで、途中から参加した人も含めて6名のメンバーで朝の9時半から取り組みました。
 
こんな木です。

 

3階の部屋からの写真です。

 

こりゃ無理だなあと判断した時の様子。

 

さあ、この日の作業がスタートです。

 

隣家の庇も古いものなので上には登れませんので、はしごと木に登っての作業です。

 

先ずは枝の処理からです

 

下でも役割を決めて。

 

作業がだいぶ進んできましたね。

 

葉はごみ袋に入れて。

 

ほぼ枝葉が無くなりました。

 

担当の民生委員さんも大活躍。

すごい人ですね。

ゴミ袋を自宅に保管して下さって。

枝も運んでくださって。

 

幹は上から順番に玉切りして下に下ろして。

 

電動のチェーンソーでの作業です。

切ったものが落下して建物を傷めないように、とても慎重な作業です。

樋口さんの凄技を見せて貰いました。

 

生木は重いですね。

 

同じような作業を繰り返して、終了です。

 

隣の庇に落ちている枯れ葉もきれいにして。

 

切り株です。

庭での腰かけになりますね。

 

作業の終了は午後5時。
里山での作業だと、あっという間に倒す作業が終了となるのですが。
もう暗くなってきて、雨もパラパラと。
雨が降らずに、とてもラッキーな天候でしたね。
 
最後に、お家の方や民生員さんなども交えての記念撮影。
社協の職員の方達も応援に来てくれて、私たちの作業を感動しながら見守ってくれました。
私たちにとっても、普段の作業を見てもらうことは先ず無いことなので、この日の喜んでいただいた作業、丸一日かかりましたが、大満足でしたね。
ピントがぼけている写真ですが、この方がいいかもね。


ナラ枯れ対策の研修会

2016-11-18 12:27:42 | その他

1週間も前の記事になりますが、なかなかアップできなくて。

 
11月10日(木)に県の三田庁舎にて、阪神農林振興事務所主宰でナラ枯れ対策研修会がありました。
阪神間の森林ボランティア団体、各市町担当者向けでした。
 
去年から私たちの活動地でもナラ枯れの兆候があったのですが、今年はどんどん拡大してしまっています。
 
各ボランティア団体からは代表1名との制限となる様子でした。
 
でもナラ枯れ対策は大変だとの認識で、期待は半分でした。

 

最初に、「ナラ枯れの仕組みについて」というテーマで、里山・森林課の村上主任OHPで解説。

とてもよく分かる内容でした。

病原菌は糸状菌(カビ)の1種です。

このカビがカシノナガキクイムシの体の一部に取り込まれて、病巣が拡大するのです。

 

あっという間に、コナラなどは枯れ死。

水分が吸い上げられなくなるのです。

その後、小枝が落ち始め、続いて大枝、そして倒木となり、とても危険。

そして、猛毒のカエンタケの発生にも。

 

被害はこの阪神間にもあっという間に拡大していますが、以前は但馬地域の日本海側だけでしたが、兵庫県の東部地域を南下。

でも、いったんは終息した時代もあつたとのことです。

 

いろんな対処法も紹介されましたが、とても厄介なものです。

 

研修会の最初に資料を頂きましたが、このOHPの資料、とてもいい内容ですので、休憩時間に「プリントしたものが欲しい」と知り合いとなっている下郷課長補佐にお願いしましたところ、著作権のこともあるのでと笑いながら村上主任に話してくれました。
希望者を募るとほとんどの参加者が希望して、帰りまでに用意するとのこと。
お願いしてみるものですね。
 
研修会後半は、サンケイ化学㈱とアース製薬㈱による商品紹介と庭園での実演でした。
 
○サンケイ化学㈱
[ウッドキングDASH]
ドリルで穴をあけて、殺菌剤を注入して病気予防。

 

[カシナガコール]
誘引剤でキクイムシを集めて処理。
 
○アース製薬㈱
[カシナガホイホイ等]
粘着シートをナラの木に貼りつけます。

 

[カシナガブロック]
粘着剤を吹き付けて。

 

いろんな対処法を紹介していただきました。

県の方でも助成金を用意されています。

 

でも、もう少し検討してみないといけませんが、こういった処置をすることは大変な労力も要ります。

参加された皆さんはどう感じたでしょうか。

 

私たちの会のメンバーの中では、自然に収まるのを待つしかないのではという声も。

 

もう少し頂いた資料とこの研修会の内容を検討してみないといけませんね。

この後、高原ロッジでの活動があって、概略をメンバーに説明したのですが。

勉強して取り組んでみようという声は上がらなかったですね。

その時、あちこちにカシナガが入り込んでいる兆候が。

根元にフラス(木屑と虫糞)がいっぱいです。

 


宝塚自然の家についての新聞記事

2016-02-27 06:34:54 | その他
今朝の朝日新聞に宝塚自然の家についての記事がありました。
 
この3月で施設が休所になるということで、数年にわたってここでの山の手入れをしている私たちも戸惑って、急遽他の活動場所の検討をしていました。
宝塚市に意見と提案の形で手紙を出したところ、社会教育課から連絡があり、「休所中も山の手入れは是非していただきたい。これまで連絡せずに申し訳ない」とのお話にホッとしているところです。
その経緯を今日の甲山神呪寺での活動時に、メンバーの皆さんに説明しようと思っているところです。
 
現在施設を管理している団体の皆さんはとてもいい方達で、いろんなことに取り組んでおられたのにと、とても残念に思っています。
 
宝塚市は、社会教育施設としてふさわしい活動が不十分だと結論付けたようですが、私たちは部外者ですが、この結論は腑に落ちませんね。
 
私たちの「あまがさき山仕事体験隊」のメンバーの大半は尼崎市民で、尼崎にはこんな豊かな自然環境に恵まれた施設はありません。
 
尼崎は臨海部に「21世紀の森」と銘打って新たな森づくりに取り組んでいますが、とんでもないことだと思います。
 
市域にこだわらず、阪神間エリアで物事を考えると、この宝塚自然の家は尼崎市民にとってもとても貴重な施設です。
何も社会教育施設にこだわらなくても、阪神間の市民が豊かな自然の中でのいろんな体験ができる施設であれば十分です。
必要なら、尼崎市などの利用者が多くなる周辺都市から経費負担をしてもらえればいいと思います。
山を持たない尼崎市や伊丹市を始め、阪神間諸都市はもっと広域的な視野で、手入れがされず放置されている里山をどうするかを考えるべきだと思っています。
 
その意味で、貴重な臨海部の土地に、新たに森を作り出そうという発想はとても理解できないものです。
わざわざ臨海部まで行かなくても、北方面に向かえば、ほとんど同じ時間でたくさんの自然に恵まれた場所に行けます。
 
例えば、図書館利用に関してはずっと以前から、阪神間の市民はどこの図書館も利用できるようなシステムになっています。
ちなみに、私は西宮と伊丹の図書館利用カードも持っています。
 
さて、宝塚自然の家での私たちの山の手入れは引き続きできるようになりましたが、果たしてどんな施設に作り変えるのでしょうかね。
現地で活動していて、その必要性はあまり感じないのですが。
ただ、もっと広域的に宝塚自然の家の魅力をアピールし、自然保護のいろんな団体の協力を求めて、さらに魅力ある施設になることを目指すことは必要だと考えていますが。
 
果して、市のどなたがそんな判断をされているのでしょうかね。
たぶん、現地に行くこともなく、施設のことをあまり知らない方達なんでしょうね。
 
今朝の新聞記事の担当記者さんも同じような思いだと感じました。
 
 

 

 

活動の候補地へ

2016-02-09 11:13:15 | その他

昨日の月曜日、「宝塚自然の家」の休所期間中の活動地として、見学に来て下さいとの連絡が三宅さんから入り入り急遽行動。

 
場所は「宝塚自然の家」から少し北へ足を延ばした三田北部エリアの民有林。
 
三宅さんの車の後に付いて、木器(こうずき)を過ぎて。
酒井というところです。
ここの里山風景も最高ですね。
 
猪名川町の大野山、三田の小柿、永沢寺、そして木器など、知っている土地、みんな距離はとても近いのですが、道は山があってつながっていないのです。
 
4年前に西宮から引っ越してきたという山林所有者佐藤さんのお家。

 

裏山にこんな風にヒノキの人工林。

土砂崩れの恐れがあるとのことでした。

本来植林はすべきでないと言われていたがけ地にいつの時か所有者が植林して、使い物にならない危険なヒノキ林になってしまったと。

 

この場所ではすでに作業を始めて8か月を過ぎたところ。

私たちの尼隊(あまがさき山仕事体験隊)のメンバーもお二人(桑原、三宅)が常時関わってあと3名ほどのメンバーも時々参加しているようです。

 

本当に家が近い状況。

この状態での伐採はなかなか技術が要ります。


 

ここのメンバーの作業内容を見学させてもらいました。

こんな道具があるんだ。初めて見ました。

 

太いヒノキの玉切りを運び出すのは大変です。

 

いろんな道具の工夫もすごいものです。

あちこちで活躍している桑原さん(一応わが尼隊のメンバー)の技術はすごいものですね。

 

竹を利用して運び出しの滑りやすいベースにして。

そして、ヒノキをのせる土台の道具はスキー板を使った手作り。

すごい技ですね。

このあたりまでは電動ウインチで運び出してです。

 

さて、こんな作業、凄腕の何人かはできても、わが隊の大半のメンバーには不可能なようです。

他に散策路の整備もやってもらいたいとの佐藤さんのお話ですが。

さて、さて、可能でしょうかね。

第3土曜日の活動地は他に求めて、この月曜日の活動に、有志だけ参加させてもらうという手立ても良さそうです。

 

よく相談させてもらいましょう。

 

私は午後からは用事があって、大急ぎで美味しい昼食を頂きました。

とろろかけの信州そばにかき揚げの天ぷらをのせて。

すごいご馳走でしたね。

とても素敵な佐藤さんご夫妻、惹かれますね。


猛暑で3週連続で活動中止

2015-08-15 15:03:52 | その他

今日の土曜日も山仕事が中止に。

これで3週連続だ。
 
今日は何とか活動できそうだと思っていましたが、私はひどい腰痛。
相談して、お盆でもあるし、やはりまだ暑いしと、はやばやと中止にしてもらいました。
 
今日はのんびり腰をかばって過ごしています。
前回年末に同様のひどい腰のトラブルでしたが、その時は血小板がなぜか人並みに復活。
今回もそんなことを期待、というわけにはいきませんかね。 
 
写真は先月の第3週目の「宝塚自然の家」の元気マツの様子です。

文責:辰己