Con Gas, Sin Hielo

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「オズ はじまりの戦い」

2013年03月17日 22時31分05秒 | 映画(2013)
上々の滑り出し。


ディズニーという看板は決して安心保証ではない。

むしろ期待外れのことが多い記憶があるが、今回は素直におもしろかった。

「オズの魔法使い」の話をそれほど知らず、特段の思い入れがないというのが大きな要因かもしれないが、とにかく一つの作品としてバランスがいいと思った。

それは舞台設定、物語の展開、配役、3Dの映像や音楽、すべてに至る。

まず、不完全な主人公が様々な出会いに触発されて確実に成長していく太い幹がある。大事なのは「確実に」という点。「着実に」と言い換えてもいい。観ている側と歩調が合っているから感情移入がしやすい。

途中で出会う仲間たちは、印象深い個性を持ちながらも出過ぎることなく、しっかりと話に溶け込んでいる。「オズの魔法使い」でも脇役たちが物語の魅力を何倍にも膨れ上がらせる要素になっているが、本作もその系譜を受け継いだものと言えると思う。

物語の展開もおもしろい。オズの嘘がつき通せるかというスリル、魔女たちと不思議な国の関係を追う途中で訪れる意外な事実、絶対不利な状況で起死回生の一策を講じる爽快感。異なる側面を持つ事象が入り組みながら進むので飽きが来ない。

配役も豪華だ。すっかり主役の風格が板に付いたJ.フランコに加え、魔女たちを演じるのがM.ウィリアムスR.ワイズといった実力派である。

特にM.ウィリアムスは家族向け娯楽作品の印象がまったくなく、果たしてどんなものかと思ったが、R.ワイズやM.クニスといったキツめの美女の対照として、あのもっさり感が意外なほどよくハマった。

3Dもファンタジーの世界とは相性がいいようで、オープニングのクレジットからのわくわく感演出に一役買った。

更に言えば、今回は子供と吹き替え版を観たのだが、声優にいわゆる芸能人を使っていなかったのが良かった。終始落ち着いて話に集中することができた。

というわけで、総合的にこれといった欠点は見当たらない。本当のオズの話をもっと知りたくなったし、こちらはこちらで続篇でも同じレベルを期待したいと思う。

(85点)
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2 コメント

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高得点!! (mezzotint)
2013-03-21 18:52:13
クラムさん

今晩は☆彡
凄い高得点ですね。私は何故か最初からだめで、、、。
フランコ君目当てだけでした(笑)
どうもファンタジーは合わないような。
でもM・ウィリアムは本当にピタリとハマっていましたね。
優しくて美しい魔女がお似合いでした。
お嬢さんと共有出来る作品、何か羨ましいです♪
春休み向け、親子向け (クラム)
2013-03-23 03:46:59
mezzotintさん、こんばんは。

ファンタジーも、やたら作られて食傷気味の部分があるのですが、
今回はやっぱり配役がかなり効いていたかもしれません。
3Dも、いつもだとメガネが気になって疲れちゃうのですが、
いつも行っている映画館(TOHOシネマズ)じゃないところで
違うタイプのメガネだったのが良かったのかもと思っています。

子供との映画は、いつまで行けるか分かりませんが、
父親冥利に尽きるというか、とにかく楽しいです。
大量のポップコーンを買って甘やかしています。

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