如月(きさらぎ)、梅一輪。

2014-02-01 19:34:35 | Weblog
我が家の梅(枝垂れ梅)が一輪開きました。

1月中旬頃から日中の気温が15℃前後になる日が続いて
梅のつぼみもぐんぐん大きくなっていきましたが
今朝第一号が開花。

気がついてみたら今日から2月。旧暦だと2月は如月(きさらぎ)。
「如月」は俳句で言えば「春の季語」。
ふと庭で一輪の梅を眺めながら春の訪れを感じていました。

「如月」は、寒さで着物を更に重ねて着ることから「着更着(きさらぎ)」
気候が陽気になる季節で「季更来(きさらぎ)」、
草木が生えはじめる月で「生更木(きさらぎ)」、
草木の芽が張り出す月で「草木張り月(くさきはりづき)」が転じたとする諸説あり。


そういえば先週、ちょっと美術館のようなところで
静かに絵画を眺めて過ごす(心に栄養補給する)時間が欲しいなぁ...と
これまたふと頭に浮かび、
金曜の夜にどこかで絵画展やってないかと検索してみたら
上野の国立西洋美術館で「モネ展」が開催されているのを発見。



(彼の大御所にちょっと失礼だけど)
モネかぁ...

中学・高校まで(絵画の勉強を本格的にする前まで)はマネ・モネなど印象派と言われる画家たちは
好きだった(ルノアール含めて油彩模写もよくした)けど、高校から大学へと
本格的に絵画を勉強していくうちに
セザンヌ、ゴッホ、安井曾太郎、ピカソ、マチス、モディリアーニらに魅せられ
見た目綺麗な画風の印象派(当時の彼らの革新的画法があってこそ次代の画家たちが排出されたわけ
で敬意をはらいつつ)に物足りなさを感じ関心が薄れちゃったんです。
(そんな過去もあり)

イマイチやなぁ...

でも、国内ではモネ・コレクションを誇る国立西洋美術館とポーラ美術館の共同企画で
マネからピカソまで2美術館所蔵の秀作や関連資料も展示という記事を見かけ
結局足を運びました。

行ってみたら気候も良かったためすごい人。

(何十年ぶりだろう?美術館入口左手にあった「考える人」の像が移動していたり、
その前に植えられている白梅が数輪開花してたりと...)

館内は老若男女(どちらかというと女性の方が多く)で大変混雑。
デート中の2人もいっぱいいて、アマルがジッと絵を観ている横やら前やら後ろでベタベタ
2人の世界にいるもんだからなかなか前へ進んでくれなかったり

いくつかの秀作はあったけど
なかでもアマルが秀作だなぁと思ったのは以下の2枚
(あくまでアマルの好みなんで聞き流してイヤ見過ごしてください

「睡蓮」青空とそこに浮かぶ白い雲が睡蓮の浮かぶ水面に映り描かれている様

もう画面が劣化して水面に描かれている空・雲がうっすらとしか見て取れなくなってるけど。
これは素晴らしい!

そしてピカソ。海辺の聖母。

この構図、線、色調、奥深さ、世界観。まいります。

いずれもポーラ美術館所蔵。

芸術の秋でなく、芸術の早春でした。

 

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